Social sustainability
持続可能を目的とした社会的取り組み
ヴェレダは、私たちが働く場所にも、製品の製造にかかわる人々にも、責任をもつ企業です。社会的責任を追求することは、個人と組織の成長・ビジネス・社会によい影響をもたらします。社会に目を向ける企業として、私たちは従業員・サプライヤー・取引先の皆様に健康と安全、個人の成長を提供することが大切だと考えています。こうした姿勢は、社会水準を守り、適正な賃金、長期契約の確保につながっています。
倫理的な活動
2011年10月、ヴェレダはUEBT(生物原料の流通に関する倫理組合)の正会員になりました。非営利組織であるUEBTでは、天然資源の持続可能な調達などの明確なグローバル基準を定めています。会員になったことで、ヴェレダは倫理的なビジネスの実践の原則を再確認し、原料調達においてUEBT基準を採用することに着手しました。UEBTは環境保全、生物多様性の持続可能な利用、サプライチェーンに関わるすべての取引先との公正な報酬関係などに、価値をおいています。こうしたことは、ヴェレダが長年守ってきた原則と一致するものです。
たとえ最低賃金での合意が可能でも、ヴェレダは全取引先に対して適正な基本報酬を保証しています。UEBTによる3年監査は、全サプライヤーの段階的な統合を規定しています。私たちはお互いが安定したビジネス計画を立てられるよう、サプライヤーと長期契約を結ぶことを目指しています。こうすることで取引先にはフェアトレードの認証が授与され、より手広い製品取引が可能になります。
コミュニティ、パートナー、株主
ヴェレダは、世界各国で地域コミュニティや地元団体と良好な関係を維持しています。ヴェレダがパートナーシップを結ぶ企業において、従業員たちは定期的に訓練を受け、適正な報酬が支払われています。たとえば、ざくろシリーズに使用される、高品質なアルガンオイルを生産するモロッコの協同組合もそのうちのひとつです。また、多くのスキンケアラインに配合されるセサミオイルを生産するメキシコの家族経営会社や、アーモンドオイルを生産するスペインの協同組合なども同様です。植物原料の物流環境やサービス全体の状況変化に素早く対応できるよう、サプライヤーや株主とは密に関わりながら業務を行っています。
プロフェッショナルな開発とワークライフ・バランス

ヴェレダで考える社会的持続可能性は、自社社員への責任も含まれています。私たちは、会社とは仕事業務を土台とした人間の成長の場だと捉えています。健全かつプロフェッショナルな協力関係を確保するためにも、マネージャー職にある社員の社会的能力は必須です。2013年に始まった「Management in Focus」プログラムは、遵守義務のあるマネージメント基準の導入と、マネージャーの支援を目的に設立されました。マネージャー職にある全社員が、2016年までに当プログラムを終了予定です。
ヴェレダは1900人の社員すべての成長を大切に考えています。仕事と家庭のライフバランスを保つための豊富なサポートサービスを用意しています。その一部としてドイツやフランスには、自社経営のデイケアセンターもあります。
新たな才能の育成

ヴェレダは、実習生や若手の才能をサポートすることも大切にしています。職業訓練や大学との協力を通じて、新たなスキルがもたらされる機会も多くあります。デメター認証を受けた農場や国際的なトレーニングカフェ、アントロポゾフィー(人智学)のワークショップなどやトレーニングの現場に、多くの実習生が参加しています2013年からドイツでは会社設立や製品発売までの行程を学ぶ場として、実習生による「ジュニア・カンパニー」の運営も始まっています。ここでつくられたヴェレダの石けんは、すでにドイツで販売されています。
日本では受け付けておりません。