Life seasons
ライフステージとその時期の肌に必要なこと
変化しつづける世界

あまりにも当たり前すぎて気づかないことですが、私たちを取り巻く自然界はつねに一定のリズムをもって変化し前進している状態にあります。自然のサイクルで季節が変化するように、私たちの体も一定のリズムで変化しています。ヴェレダでは、人は7年ごとに体を完成させていくと考えており、7年ごとに全身の細胞が再生され、7年ごとに魂の深い成長の節目がくると考えています。
肉体の成長から精神の芽生えまで
アントロポゾフィー(人智学)は人の一生を7年サイクルでとらえ、その節目ごとに相応しい人間性の変化が出現すると考えます。7年周期の最初の3期(0歳から21歳まで)では、体は乳児期から成人期へと成長します。体の成長過程が完了した次の3期(21歳から42歳まで)では、精神や魂の成長期を迎えます。私は何者なのか?何のために生きているのか?私が得意とすること、私の才能とはなんだろう? などといった自問自答を繰り返す時期です。42歳から63歳までは、いわゆる“ハイヤーセルフ(高次元の自己/高次の自我)”といわれる精神性の高みへと近づいていく時期です。この段階になるとそれまで以上に、人のためになるよう知識や経験を活かしてサポートし導く立場になっていきます。
こうした変化は必ずしも自然発生的に起こるものでも、順風満帆な状態で起こるものでもありません。成長過程として混乱や危機を伴うこともあります。でも大丈夫。こうした大きな変化を意識的に受けとめていければ、人生の新しい方向性を示すビッグチャンスになるからです。
ヴェレダでは、歳をとるということを自然なことと考えています。加齢をストップさせたり若さを取り戻すようなアプローチには賛成しません。それよりも内面からの美しさをサポートすることで、お客様にどのライフステージにおいても心地よく健やかでいてほしいというのが私たちの願いです。内側からの輝きを提供することは、私たちにとって最重要課題なのです。
起伏の激しい時期
21歳から28歳の肌に必要なこと
青年期は人生が最も華やかに輝いているときです。外界からさまざまな影響を受けながら、自我は確立され、人生は変化していきます。冒険したいという好奇心と安定したいという欲求との間で揺れ動くのがこのライフステージです。たえまない変化にさらされる時期ですから、影響は肌にも出現し、肌が乾燥や敏感になったり、肌が汚れやすく炎症を起こしがちだったりトラブルも多いでしょう。

アイリスは生物学上、バランスをとることに長けている植物です。湿地を好んで生息する一方で、過酷な干ばつ期でも生きながらえるという優れた水分調整特質を根茎がもつためです。アイリスは若年層向けのスキンケア配合成分としてぴったりで、うるおいを与えて肌バランスを正常に保つ働きをしてくれます。
人生の満開期
28歳から42歳の肌に必要なこと
30歳に近づくにつれて、人生には深淵な意味があることに気付きます。経験とは数だけでなく、質と経験がもたらす影響力こそが大事。仕事、家族、趣味、友情―― 多くの課題が一気におしよせる時期です。感情面では、若気の旺盛心と大人の平静心の間をいったりきたりします。肌も同様の変化を迎え、若く弾力のある肌にも表情ジワが目立ちはじめ、ストレスにも弱くなりつつある肌変化に気付きます。

こうしたライフステージの肌には、美しいワイルドローズが最適です。ワイルドローズは肌が必要とするバランス力と回復力を補ってくれます。優しく強い花であるローズは、相反する性質のものを融合したり、揺らぎを落ち着かせる力をもっているからです。モスカータバラ種子油は、揺らぎがちな肌を立て直しうるおいを守ります。ワイルドローズには強い肌を育むという性質もあるので、シワができやすくなった肌にもおすすめです。
多方面にわたって充実する時期
42歳から56歳の肌に必要なこと
年齢を重ねるにつれて、ますます経験は豊富になります。秩序ある生活が確立されて世界に深くしっかりと根を下ろすようになります。物事は流れるように進んでいき、自分らしさやカリスマ性といった個性が構築されます。未来に目を向けることが多かった人生の前半期とは反対に、このステージでは過去を重要なものとして認識しはじめます。といっても、このステージは人生の行き止まりというわけではなく、人生の新たな方向性が出現する発展の時期といえます。

ざくろはこうした人生の複雑なバランス状態を、見事なまでに反映する植物です。ざくろはふつうの植物のように各部位が順番に成長するのではなく、複数の部位が同時発生的に成長していくという特性があります。どの成長段階においても過去と未来が共存するという点で、ざくろの成分はこの時期の肌に最適なのです。肌水分は失われやすく乾燥し弾力も衰えてくるこの時期の肌変化に、ざくろはしっかり寄り添います。肌の回復をサポートし、細胞の再生を活性化して肌を元気にしてくれます。
新たな可能性と挑戦の時期
56歳以上の肌に必要なこと
家庭や仕事を中心とした生活に没頭し、日々の生活で精いっぱいだった日常もやっと落ち着きます。そうすると、生活により知的でスピリチュアルな何かを求めはじめます。自分のための時間の余裕もでき、「これをしなきゃ」から「これをしたい」「これができる」という考え方が中心になってきます。成熟期を迎えた女性たちはかつての日常から自分を切り離し、目の前に現れた新たなチャンスをつかむのです。そして確たる個性をもつひとりの人間として、経験と直感をたよりに今までとは違う新たな人生をスタートさせます。

月見草は夜になると花を咲かせるという点で、植物界における成長リズムの常識からまったく解放された自由な植物です。月見草はマチュアな女性の肌を健やかに保ち、新しい自我の誕生を応援して個性を解き放つサポートをします。また、月見草は乾燥やごわつき、シワといった悩みにも応える植物です。肌の再生と活性を高め、肌バリアを強化し揺らぎのない美しい肌へと導きます。