まばゆい花をしたカレンドラは、ケガや炎症に効く万能選手

毎年６月になると、農園ではカレンドラが咲きはじめます。１ヘクタールの土地に何百何千も明るいオレンジの花が咲きほこる光景は、見惚れてしまうほどの美しさです。約３トンの花が手摘みで収穫され、１４トンの葉や茎も一緒に収穫されます。収穫されたカレンドラはチンキ剤やハーブエキスとして３０ものヴェレダの製品に使用されます。

目がくらむほど美しい農園

カレンドラは、肌をすこやかに保つ植物の中でも最も万能で効果の高いハーブのひとつです。肌に有効な栄養成分が多く含まれており、カロチノイド、フラボノイド、トリテルペンサポニンなどは創傷治癒にも重宝します。カレンドラの抽出エキスには、けがをした皮膚の再生促進作用があり、歯肉炎や風邪に対する抗炎症作用もあります。

高品質を支える手摘み収穫

ヴェレダの自社農園ではバイオダイナミック栽培を行っていますが、この農法の基本的概念には“循環型”という考え方があります。有機栽培の残留物は100％再生可能で、土壌の生命力は守られます。合成肥料や殺虫剤をもちろん不使用のため、栽培には多くの手間がかかります。たとえばカレンドラの栽培時には、土を定期的に混ぜ返しほぐすことで植物が栄養をより吸収しやすくなるひと手間をかけています。花の収穫も手作業です。農家の人たちが手摘みをしながら品質チェックも行うことで、高品質にもつながっています。収穫された花は農場のすぐ隣にある処理工場へただちに持ちこまれるため、新鮮さも保証されています。 こうして製造された太陽のような花をしたカレンドラは、肌にやさしい重要な成分として私たちのナチュラルコスメに配合されます。