自然と共に未来をつくる ヴェレダ「クレイドルキャンパス」
自然と共に未来をつくる ヴェレダ「クレイドルキャンパス」

けれど、この場所は少し違います。敷地には果樹やハーブ、花畑が広がり、さまざまな植物や生きものが暮らしています。
自然の庭のようなこの場所は、ヴェレダの理念である「人と自然の調和」をかたちにした施設。 物流の拠点でありながら、自然と共にある新しい物流センターです。

クレイドル(Cradle)という言葉は、日本語では「ゆりかご」という意味があります。この名前には、資源を使い捨てにせず、次の循環へつなげていくという考えが込められています。
「Cradle to Cradle(ゆりかごからゆりかごへ)」という思想は、廃棄物を出すことなく、すべての資源を新たな次のものづくりの材料として循環させていくという、ヴェレダが大切にしている考え方です。また「キャンパス」という言葉には、自然・人・資源が循環する未来の働く場所を表しているのです。

クレイドルキャンパスの敷地は約72,000㎡。東京ドーム約1.5個分の広さがあります。そのうち建物が占めているのは約20%ほどで、残りの多くは自然のための空間として残されています。
敷地には果樹や草地、野生植物、ハーブ、花畑など多様な植物が広がり、生きものが暮らせる環境が整えられています。物流施設でありながら、約50,000㎡もの土地が自然のために使われているのです。土地を最大限に使うのではなく、自然との共存を最優先に空間をつくる。この設計にもヴェレダの考え方が表れています。
この取り組みはドイツ国内外からも高く評価されています。
2024年のIconic Awardsでは「Innovative Architecture部門」で最高賞の「Best of Best」を受賞。さらにPolis Awardでは、環境への取り組みが評価され「Ecological Effectiveness部門」を受賞しました。
これらの受賞は、クレイドルキャンパスが未来に向けた建築のひとつのモデルとして注目されていることを示しています。

クレイドルキャンパスでは、建物のつくり方そのものにも環境への配慮が取り入れられています。
建設工事では約18,000㎥の土が掘り出されましたが、そのうち約3,000㎥の土は廃棄するのではなく、建物の壁として再利用されています。土は湿度を調整する働きがあるため、エネルギーを多く使う空調設備に頼らず、自然の力で快適な室内環境を保つことができます。
また、高さ約30メートルの大型倉庫の構造には、ドイツ産の木材が使用されています。使用された木材は約5,800㎥。トウヒやモミなどの天然木を使うことで、建設時の二酸化炭素排出を大きく減らすことができ、約2,600トンのCO₂削減につながりました。
さらに、施設のエネルギーにも自然の力が活用されています。屋根や外壁には約3,700枚の太陽光パネルが設置され、年間約130万kWhの電力を生み出しています。地下の地熱エネルギーも建物の冷暖房に利用されており、太陽光と地熱を組み合わせることで、化石燃料に頼らない運営を実現しています。
建設に使う素材からエネルギーの使い方まで。クレイドルキャンパスには、資源を無駄にせず自然と共に働くための工夫が取り入れられています。

EU加盟国では、2030年までにプラスチック包装の再生材利用率を70%以上にすることが義務づけられています。こうした流れを受け、ヴェレダではすでに取り組んでいる容器のサステナブル化を、今後さらに強化していく予定です。
ヴェレダは創業以来、「人と自然の調和」を大切にしてきました。その考え方は、製品づくりだけでなく、働く場所や物流のあり方にも広がっています。
クレイドルキャンパスは、資源を循環させながら経済活動を行う、新しい未来のモデルのひとつ。自然と共に生きるというヴェレダの思想は、こうした取り組みの中にも息づいています。
お時間がある際には、自然と共生しながら、環境に配慮して届けられた製品であることに思いを馳せていただけたら幸いです。ヴェレダは、製品を通じて、お客様の心と身体だけでなく、地球全体への優しさを届け続けていきます。









