クレンジングと洗顔の順番はどっちが先?スキンケア方法で順番は変わる?

きれいな肌を保つためには、正しい順番でクレンジングと洗顔をすることが重要です。しかし、スキンケアのタイミングやアイテムによってお手入れ方法が異なることがあるため、迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。

今回は、クレンジングと洗顔の順番について紹介します。基本の順番をチェックしたうえで、スキンケアのタイミングやアイテムごとにおすすめの順番を見ていきましょう。

クレンジングと洗顔の順番はどっちが先?

まずは基本的なクレンジングと洗顔の順番を押さえておきましょう。また、スキンケアのタイミングによってお手入れ方法が変わる場合もあります。朝や帰宅後すぐにスキンケアを行う際の順番も紹介します。

クレンジングが先で洗顔があとが基本


クレンジングと洗顔は、先にクレンジング、次に洗顔という順番が基本です。

一般的なスキンケアの順番は次の通りです。


  1. 1.クレンジング

  2. 2.洗顔

  3. 3.化粧水

  4. 4.美容液

  5. 5.乳液・クリーム


クレンジングと洗顔で汚れを落とし、そのあと保湿をするのがスキンケアの流れです。メイクをしない男性の場合も、ベタつきが気になる場合は洗顔の前にメンズ用のクレンジング剤を使うとよいでしょう。

洗顔前にクレンジングでメイクや日焼け止め、毛穴に詰まった皮脂など油性の汚れを落とします。次に、クレンジングでは落としきれなかった汗やホコリといった水性の汚れ、流しきれていないクレンジング剤を落とし、汚れをきれいにします。

クレンジングと洗顔は、落とす汚れの種類が異なるため、順番を間違えると本来の効果を得ることができません。クレンジングのあとに洗顔をする基本の流れを覚えておきましょう。

スキンケアのタイミングで順番が変わる場合も


基本的にはクレンジングのあとに洗顔を行いますが、スキンケアのタイミングによっては順番が異なる場合もあります。帰宅後と朝のスキンケアについて、それぞれ順番を確認しましょう。

帰宅後のスキンケア


帰宅してすぐにメイクを落とす場合は、クレンジングのあとに保湿を行いましょう。

  1. 1.クレンジング

  2. 2.保湿

  3. 3.入浴

  4. 4.洗顔

  5. 5.保湿



帰宅してすぐにクレンジングすると、メイク汚れによる肌のダメージを最小限に抑えられます。しかし、クレンジング後はそのままにすると肌が乾燥してしまうため、保湿ケアが必要です。化粧水やオイルなどで簡単に保湿を行い、水分の蒸発を防ぎましょう。

先にクレンジングと保湿を行った場合も、洗顔のあとに再度保湿します。クレンジング後の保湿は簡単で構いませんが、洗顔後の保湿は化粧水から乳液・クリームまで丁寧に行うことが大切です。

朝のスキンケア


朝のスキンケアはクレンジングが不要なため、洗顔⇒保湿の順番で行います。

就寝中に出る皮脂や汗を洗顔料で落とし、そのあと化粧水や乳液などで保湿するのが基本の流れです。朝の肌はあまり汚れていないように見えても、皮脂など水洗いだけでは落としにくい汚れが付いているため、洗顔料を使ってきれいにします。

最近では「朝クレンジング」も話題になっています。皮脂が多い脂性肌の人は、洗顔料だけでは皮脂汚れが落とせないことがあるため、朝クレンジングが有効です。しかし、肌が乾燥しやすくなるなどデメリットもあるため、自分の肌質に合わせて取り入れるかどうか決めましょう。

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スキンケア方法によってクレンジングと洗顔の順番は変わる?

スキンケアアイテムには、さまざまな種類があり、スキンケアの方法によって適切な順番が異なります。ここでは、ダブル洗顔不要クレンジングやポイントリムーバーを使う場合など、アイテムやスキンケア方法ごとの順番を確認しましょう。

ダブル洗顔不要のクレンジングを使う場合


ダブル洗顔不要のクレンジング剤を使用する場合は、ダブル洗顔不要のクレンジング剤⇒保湿の順番になります。

通常のクレンジング剤はメイクや皮脂など油性の汚れを落とすために使用します。一方で、洗顔料は水性の汚れを落とすために使用するため、役割が異なります。ダブル洗顔不要のクレンジング剤は水性の汚れも落とせるため、洗顔を行う必要がなく、肌への負担を軽減する効果があります。

クレンジングしたあとは、洗い残しがないようによくすすぎ、保湿ケアをしましょう。

ポイントメイクリムーバーを使用する場合


ポイントメイクリムーバーを使用する場合は、ポイントメイクリムーバー⇒全体のクレンジング⇒洗顔の順番で使用します。

ポイントメイクリムーバーは、目元や唇など落ちにくいポイントメイクを落とすのに効果的なアイテムです。顔全体に使えるクレンジングに比べて洗浄力が強いため、ゴシゴシと何度も擦らなくても濃いメイクを落とせます。

まずは、ポイントメイクリムーバーでアイメイクやリップをきれいに落とし、そのあとクレンジング剤で顔全体のメイクを洗い流しましょう。

クレンジングを2種類使用する場合


クレンジング剤には、さまざまな種類があり、肌質によって適したものがあります。混合肌であれば、テカリが目立つTゾーンはオイルタイプを、乾燥してつっぱるUゾーンにはクリームタイプのクレンジングがおすすめです。

顔全体のクレンジングはTゾーン⇒Uゾーンの順番が基本となるため、2種類以上使用する場合は、オイルクレンジング⇒クリームタイプのクレンジング⇒洗顔の順番になります。

スチーマーを使用する場合


スチーマーは毛穴を緩める効果があるため、スチーマー⇒クレンジング⇒洗顔の順番で使用しましょう。

スチーマーで水蒸気をあびることによって水分が角層まで浸透し、肌が柔らかくなります。ふっくらとして柔らかくなった肌は毛穴が開き、メイク汚れが落ちやすくなるため、クレンジング前に使うと効果的です。

蒸気をあてて汚れが落ちやすい肌の状態をつくり、軽く水気を拭き取ったあと、クレンジング、洗顔、保湿を行います。

ピーリングジェルを使用する場合


ピーリングジェルを使う場合は、クレンジング⇒洗顔⇒ピーリングジェル⇒保湿の順番で使用します。洗顔で皮脂や汚れを洗い流し、肌を清潔にしてから使いましょう。

ピーリングジェルは、古くなった角質をオフして肌を整え、化粧ノリをよくしてくれるアイテムです。夜のスキンケアで使用し、寝ている間の皮脂分泌を適切な状態に保つことによって、肌のトリートメント効果が期待できます。

パックを使用する場合


シートパックは化粧水のあとに使用すると有効です。クレンジング⇒洗顔⇒化粧水⇒シートパック⇒美容液⇒乳液・クリームの順番でスキンケアを行います。

化粧水のあとに使うことで、化粧水の成分を閉じ込め、シートマスクの美容成分を肌に浸透させます。効果を最大限に引き出すためにも、正しい順番で使用しましょう。

洗い流すタイプは洗顔後に使用します。洗顔後に水気を軽く拭き取り、シートパックをしたあとに再度洗い流し、化粧水などの保湿ケアに移る流れです。

クレンジングと洗顔の順番まとめ

クレンジングと洗顔は、クレンジングが先、洗顔をあとにするのが基本です。

ただし、朝のクレンジングでは洗顔と保湿のみ、帰宅直後のクレンジングでは簡単に保湿を行うなど、タイミングによって適したお手入れの方法が異なります。また、スチーマーやピーリングジェルなど、スペシャルケアを行う場合にもお手入れの順番に注意しましょう。

きれいな肌を保つため、自分の生活スタイルや肌の状態に合わせて、最適な方法を選択しましょう。