顔のリンパマッサージのやり方とは?悩み別にやり方を解説

自宅で手軽に行える顔のリンパマッサージ。簡単なのに、その効果は絶大です。ぜひ、毎日のお手入れに取り入れてみては? 悩み別に、やり方を解説します。

顔のリンパマッサージの効果とは

ボディだけでなく、顔にも張りめぐらされているリンパ。顔のリンパマッサージをすると、「リンパの流れがよくなる」「血流がよくなる」「顔筋のコリがほぐれる」といったことから、うれしい美容効果が期待できます。

血色の改善

リンパマッサージをすると、リンパだけでなく血液の流れもよくなり、皮膚の末梢までしっかり血液がめぐるので、血色がアップ。くすみがとれて、肌がパッと明るく輝きます。

シワ・たるみ・むくみの改善

老廃物や余分な水分がたまると、顔がむくんでしまい、むくみの重さによって皮膚などが伸びてたるんでしまいます。また、たるみが進行すると、たるみが原因で生じる“ほうれい線”などのシワも刻まれやすくなります。これを防ぐために、こまめにリンパマッサージを行って、メンテナンスしましょう。

顔のゆがみの改善

むくみや顔筋のコリなどによって、顔にゆがみが生じることがあります。リンパマッサージでむくみのもととなる老廃物や余分な水分を流し、顔筋のコリをほぐすことで、ゆがみの改善効果が期待できます。

悩み別!顔のリンパマッサージ

悩み別に、リンパマッサージの方法をご紹介します。気になるものから、毎日のお手入れに取り入れてみましょう。

簡単!ほうれい線のケア

頬から下の表情筋がやわらかくなり、深く入ってしまうほうれい線を予防します。また、口角もキュッと上がりやすくなります。

[やり方]
①小鼻の横から外側に向かって少しずつ位置をずらしながら、親指で頬骨を押し上げていきます。痛気持ちいいくらいの力加減で行いましょう。押し上げながら息を吐いて、脱力します。外側まで来たら、もう一度小鼻の横からくり返しましょう。

②ほうれい線を親指と人差し指で横向きにはさんで、リズミカルにつまみ上げていきます。シワの凹みを持ち上げるようなイメージで何度かくり返し、しっかり刺激を与えましょう。

③中指の腹をほうれい線の上に当て、プッシュしながらシワを伸ばすように外側に押し広げていきます。口角から小鼻に向かって少しずつ位置をずらし、プッシュしながら息を吐いて脱力しましょう。小鼻の下まで来たら、もう一度口角からくり返します。

④手のひらで、額・目の上・頬・フェイスラインをやさしく包み込んでプレスし、顔の緊張をリリースしましょう。二度行い、深呼吸したら終了です。

簡単!エイジングケア(額のシワや目元のたるみ)

額のシワや目元のたるみが気になる人におすすめのマッサージです。額の筋肉がやわらかくなり、表情も明るくなります。

[やり方]
①額に指の腹を当て、下から上に小さな円を描きながら筋肉をほぐしていきます。シワを伸ばすようなイメージで少し力を入れ、額の中央から外側に向かって少しずつ位置をずらしていきます。外側まで来たら、もう一度中央からくり返しましょう。自然な呼吸を忘れずに、リラックスして行います。

②額の中央からこめかみに向かって、指の腹でやさしくなでおろします。老廃物を流すように行いましょう。最後にひと呼吸、吸って吐いたら終わりです。

顔のリンパマッサージで気を付けるポイント

美容効果が期待できる顔のリンパマッサージですが、やり方を間違うとかえってダメージを与えてしまうことも…。以下のポイントを守って、正しく行いましょう。

体全体を温めてから行う

顔のリンパマッサージを行うのは、体全体が温まっている入浴中や入浴後などがおすすめです。筋肉や関節がゆるんでリンパが流れやすくなるので、効果がアップします。

痛気持ちいい強さを心掛ける

弱すぎるとリンパに作用せず、強すぎると肌や筋肉を痛めてしまうので、自分で「痛気持ちいいな」と感じる強さを心掛けましょう。

オイルやジェルで滑りが良い状態で行う

顔のリンパマッサージをするときは、オイルやジェル、クリームなどを塗って、滑りがよい状態をつくりましょう。何もつけないで行うと、肌が摩擦で刺激され、炎症を起こしてしまったり、シミを濃くしてしまったりすることがあるので注意が必要です。

まとめ

日々のスキンケアのついでにできる顔のリンパマッサージ。リンパにアプローチすることで、肌表面のお手入れだけでは実現しない美容効果が期待できます。日々のこまかな積み重ねが将来的に大きな差となって現れるので、できる範囲でぜひ取り入れてみて。



顔のリンパマッサージのやり方とは?悩み別にやり方を解説