先月中旬、シュトゥットガルトの近郊でハイランドゲームズが催されるということで、雨雲が広がる曇天の中、電車に揺られて約一時間、草原の会場に出向きました。テレビでたまたまハイランドゲームズのドキュメンタリー映像を見て『とってもおもしろい!機会があればぜひ実況を見物したい』と感嘆した家内の達ての要望に応じることにしました。
ハイランドゲームズといいますのはスコットランドの伝統的なスポーツ競技でして、もともとはスコットランドのハイランズにおける氏族の集いの一部でしたが今ではハイランズのみならず世界各地で催されています。シュトゥットガルトでは9月中旬の週末二日間にわたって行われ、小生が見たのは日曜日のドイツ選手権だったのですが競技種目がとてもユニークでしたので紹介いたします。
まず最初に見たのが取っ手のついた重りを天空に投げて高さを競う競技です。いろんな投げ方があるようですが、多かった投げ方は重りを足の間に入れて数回反動をつけて高く投げるものです。ヘタをすると頭の上に落ちてくるのではないかと心配していましたが惨事は起こりませんでした。
面白かったのは団体競技で、手車を持った男性の足を後ろの男性が持ち上げて押すという変わった競技でリレー形式で所要時間を計ります。右の写真後方にダウンしてひっくり返っているランナーが見えますが、想像以上にハードな種目のようです。なお当然ながら男性は皆キルトを着用していました。
あとビール樽を転がすゲームや柄のついた球をハンマー投げのように投げるゲームなどがありましたが一番声援が大きかった種目は長さ5~6mの木の幹を4人で担いでおよそ2m間隔の棒の間をスラロームのように走る競技で、シュトゥットガルトの女性ラグビークラブの皆様方の力走が見事でした。なんせ幹が長いのでかなり迂回をしないとスラロームができず、コーチがあれこれ指示を出してハッパをかけますが、重いこともあってそう簡単には行きません。
競技だけではなく、犬の中で一番賢いといわれるボーダーコリーの羊をまとめる実演、バグパイプの生演奏、スコットランドの郷土料理やウィスキー、鍛冶屋のブースなどがあり、予想以上に楽しめました。
来年シュトゥットガルトでハイランドゲームズの世界選手権があるということで、今から楽しみにしています。








