昨年の暮に「テュービンゲンで有名なチョコレートフェスティバルをやっているらしい」という情報を家内がどこかから仕入れてきました。
「見にいってきたら?格好のコラムの題材になると思うよ。私は仕事があるから行けないけど、面白いチョコレートがあったら買ってきてね!」と言われたのですが最後のセリフが家内の本音であることは見え透いています。電車に揺られて1時間半、大学都市で古都としても著名なテュービンゲンに出向きました。
毎年25万人がこのチョコレートフェスティバルを訪れるとかで今年が10周年。夜と週末はとても混雑するので平日の昼過ぎがオススメと聞いていましたので木曜日の午後にしました。とにかく狭くて坂の多い旧市街の通りと市役所前の広場に大小とりまぜ100軒近いブースがひしめき合っています。まず気がついたことは50cm四方ぐらいの大きさの板チョコがバラ売りしている店が圧倒的に多いことで、売り子が手で適当な大きさに割って量り売りしていました。種類は店によって大きく違い、ナッツの入ったスタンダードなものから、バナナ、各種ベリー、はてはトウガラシが入ったものまであります。
変わったところではイタリア人のブースで、まるでトルテのような形のチョコレートを売っており(直径約50cmほどの円形で高さが約5cm)味もよかったので購入しました。
面白かったのはボルトやナット、蛇口、錠、スパナといった工具が実物そっくりに作られたチョコレートで、錆ついたような感じがリアルすぎます。しかし味はそれほどでもなく買うには至りませんでした。ギャグとしては上出来なんですけどね…
あとは噴水のように湧き出るチョコレートに串刺しの果物を差して表面をチョコレートで塗ったものとか、ビーガン向けのチョコレート(牛乳ではなく豆乳を使用したチョコレートという説明が道化帽子にビーガンチョコレートを飾ったお姉さんからありました)とか本物のサラミと見紛うようなチョコレート(160g= 1300円と結構高価でしたのでなおさら誤解しがちですが成分表示を見ると間違いなくチョコレートでしたので購入しました)などなど枚挙にいとまがありません。
チョコレートマーケットのしめくくりに見たのはココア画家の実演。かような芸術があるとはついぞ知りませんでした…
ブースだけではなく市役所の中では展示会もあり、チョコレートフェスティバル10周年記念を祝ってマイスターが各々腕を競って作品を出展。番号がついていますのでコンテストなのですかね。伝統的なものからオブジェ風までいろいろあり、見ごたえがありました。
そしてフェスティバルの小冊子を読みますと、期間中チョコレートビールおよび唐辛子入りチョコレートソースをかけたステーキを提供するレストランがあるようです。さすがに足を運ぶ気にはなりませんでしたが、そこまでやるという気概には敬意を表したいところです。他にもプラリネ製作実習などのイベントが沢山あり、チョコレート好きの方には見逃せない催しものだと思います。
今年のチョコレートフェスティバルは11月29日(火)~12月4日(日)に催されることをお知らせしておきます。








