Sunflower
ヒマワリ

ハンガリー中央部の乾燥した草原の中央にあるヒマワリ畑では、明るい黄色の大輪が咲きほこっています。ここハンガリーのプスタはかつては大海原のような草原が広がる土地でしたが、現在はヴェレダのオーガニック製品に使用される有機栽培認証のヒマワリ油の産地になっています。
オーガニックだから栄養が豊富
太陽の動きに従って
ヒマワリの原産は北米と中米といわれており、南北のアメリカ先住人たちは油脂分が豊富なヒマワリの種を油糧として食用にしていました。ヨーロッパに渡ったのは16世紀にスペイン人の船員が持ち込んだのがはじまりとされ、以来ヨーロッパ全土の農場と庭園ですっかりおなじみの花となっています。分類学名のhelianthus annuusは、ギリシャ語のヘリオス=太陽、アントス=花を語源としています。その名の通り、晴れた日には太陽の動きにつれてその方向に花が顔を向け、日没後にはもとの位置に戻ります。ヒマワリは見た目も太陽によく似ています。子供が描くシンプルな太陽は、黄色い円のまわりにぎざぎざをくっつけたような構図がヒマワリにそっくり。多くの言語でヒマワリという言葉に太陽の意味が含まれることも、ちっとも不思議ではありません。ドイツ語では「sonnenblume」、フランス語では「tournesol」、ハンガリー語では「napraforgó」と言われ、「太陽を向くもの」という意味があります。
ヒマワリの生育には、肥沃な腐植土、適度な水、花粉を運んでくれる虫、それにもちろん日光が必要です。この環境条件はプスタの中心地にそろっていて、私たちのパートナー会社はここでスペルト小麦、小麦、オート麦などの作物も栽培しています。晩夏になるとヒマワリの葉は枯れ果て、緑色をしていた花の裏側は黄色く変色します。こうして穀物の収穫機とほぼ同時期にヒマワリの種が成熟を迎えると、農家は同じ収穫機で効率よく収穫を行っていきます。ヒマワリの種は豊富な油脂を含んでおり、20キロのヒマワリ種子から7キロものオイルが搾油されます。ヴェレダは、ハンガリーのパートナー会社から高品質な有機栽培認証のオイルを豊富に調達しています。
コスメに重宝するオイル
ヴェレダ社では、オレイン酸が豊富な有機栽培のヒマワリだけを使用しています。有機栽培のものは、一般的なヒマワリに比べてオレイン酸を高含有しているためです。安定性が高く、日持ちがしやすいヒマワリ油は、化粧品としてほかの植物油と組み合わせるのにも向いています。ヒマワリ油はピュアで栄養が多いことでも知られ、ヴェレダでも多くのナチュラルコスメに使用されています。肌に豊富な栄養を与えるざくろシリーズは、そのヒマワリ油を配合した製品の一部です。
このページの表記は、植物成分の一般的な性質を述べたものであり、製品の効果・効能を示すものではありません。







