せんだってドイツの民放テレビで「典型的な男女の相違」という番組があり、著名人、視聴者が参加して心理学者が解説をつけるという生番組がありました。二例を以下に記します。
<1>
ある事務所において複数の調査に参加した人に謝礼を払う直前、最後の調査と称して男性グループには若い美女の写真10枚、女性グループには若い美男の写真10枚を見せ、各自別個に好みの順に写真を左から並べさせたのです。
その直後に支払いとなったのですが、「現金で15,000円即刻払いがいいか、それとも3ヶ月間、月々6,000円の分割払いの振込みがいいか」と聞かれて男性グループは例外なくキャッシュを希望したのですが、女性グループは全員月々6,000円の3回分割を希望したのです。ところが、ところが…別の男性のグループに若い美女ではなく老いた醜女の写真を配って好みの順に並べさせたあと謝礼の話をすると今度は全員が月々6,000円の3回分割を希望したのです。
さあこれをどう解釈するかで議論が持ち上がったのですが、心理学者によれば男にはハンター気質が生まれつきそなわっていて、即刻もらった資金で女をモノにしようという魂胆が見え透いているのでこういう結果になるのだというのです。ずいぶん穿った見解ですが、そんな単純なものなのでしょうかね? ある著名人男性はこれに異論を唱え、彼なら美女の写真であろうが醜女の写真であろうが、現金15,000円をもらって、すぐにではなくても、まとまった金として使ってしまうと主張しました。6,000円というのはちょっと半端な金額だし、1,5000円というのはまともなものが買える金額だから…というのがその理由です。女性をデートに誘うのに1,5000円では不足といいたかったのかもしれません。
<2>
ある酒場で男女それぞれのグループが酒を飲む前に異性の品定めを行いました。その後しこたま酒を呑ませ、血液中のアルコール量が0.08~0.09%程度になったあと(註:かなりの酩酊状態です)男性に再度同一女性の品定めをさせたのですが、飲酒前よりはるかに採点が甘くなってしまった。ところが女性は逆で、飲酒後の採点は飲酒前に比べて同一か、あるいはむしろ辛くなってしまった。これもかなり議論の余地がありそうです。専門家のご意見によれば、アルコールが過多に入ると男性の視力は牛乳ビンの底のような眼鏡をかけたような程度になってしまい、さらに気が大きくなってしまっているので過大評価をすることになってしまうのだというのですが……。ということは、女性はアルコールを過多に摂取してもかえって視力がよくなるということなのでしょうか……。
こんなくだらない例をとるまでもなく、どうひっくりかえったって男性は女性にかなわないのであります。はなはだつまらない番組で憮然としてしまいましたが、こういった話は案外女性にウケるのではないかと考え、このコラム欄に記した次第です。








