小生は中学生の時に生物の授業でメンデルの法則を初めて知り、遺伝に関して興味をもつようになったのですが、高校に入ってからは血液型や隔世遺伝などに関する本を図書館でよく読んでおりました。
そして図らずもドイツ人女性と家庭を築き、最初の子供が生まれた時点で、忘れかけていた遺伝に関する興味がよみがえり、それが昂じて子供が3人になると、すでに孫のことに考えを巡らしたりしていたわけで、日独ハーフの彼らにアラビアとアフリカのハーフと家庭を作ってもらえれば、アジア、ヨーロッパ、アラビア、アフリカの4人種それぞれ25%づつの孫ができる…甚だ興味深い観察ができそうだ…などと、とりとめのない妄想に耽っておりました。
しかし現実はシビアでして、かようにアカデミックな小生の妄想を子供たちは知る由もなく、長男はドイツ人女性、長女はスイス人男性を伴侶とし、次男も今のところドイツ人女性と付き合っていますので、各人種各々25%の孫を見る可能性が事実上消滅してしまいました。
いささか落胆してところへ3人目の孫が生まれたのですが、この孫の眼が他の二人の孫とちがってどうも青っぽいのです。この孫は小生の娘とその伴侶の間にできた子ですが、両人とも眼の色は茶色です。俄然小生の興味の対象は各人種各々25%からアジア系25%ゲルマン系75%へと速やかに移動し、眼の色について調べてみましたらドイツでは両親の眼の色が茶色の場合、子供の眼が青の可能性は6%、緑が19%、茶色が75%であるという記事が見つかりました。なお両親の眼がいづれも青の場合、子供の眼が茶色ということはありえないとされていましてそのようなケースでは親子関係を疑った方がいいということになります。
ドイツ人の眼の色は非常に複雑で個人差があり、パスポートには眼の色が記されているほどです。ちなみに小生のパスポートには眼の色の項のところにブラウン(茶色)と記されています。ヨーロッパに来て初めて茶色ではない眼をまともに見たのは前妻の眼でしたが、緑色と灰色が混じっていて見つめてもどうということはありませんでした。しかしその妹が淡い水色の眼をしていまして、見つめながら話をしていると、どうも小生の視線の焦点が水色の眼を通り越してしまったような錯覚に陥り、大いに戸惑ったものでしたが、今でもこの淡い水色の眼に対する違和感は幾許か残っています。今の家内の眼の色はてっきり青だと思っていたのですがパスポートによりますと青灰色となっており、このあたりの基準は小生にはよくわかりません。灰青色なんてのもあるのかもしれません。
青っぽい眼の孫は現在生後4か月ですが、驚いたことに子供の眼の色が確定するのは生後一年半経ってからだといいます、それまではよく変わるようですので、変化の経緯を注意深く観察する所存です。








