
アロマセラピーに出会って12年が経ち、その間に100種類にものぼるエッセンシャルオイルに出会いました。今回はこの12年間の中で一番お気に入りのエッセンシャルオイルをご紹介いたします。
バラの花びらから抽出されるエッセンシャルオイルは主に、Rosa DamascenaやRosa Centifoliaという学名の植物から水蒸気蒸留法(この方法で抽出されたものはローズオットーと呼ばれます)、又は、溶剤抽出法(この方法で抽出されたものはローズアブソリュートと呼ばれます)で得られます。
どちらも同様の効能がありますが、ローズオットーの方がよりお肌に安全で、ローズアブソリュートの方がより自然なバラの香りを放つのが特徴です。
ローズの一般的なアロマセラピー効果としては、心を明るく高揚させ、ストレスを和らげ幸福感をもたらし、お肌に対しては、乾燥したお肌をしっとりとさせ、老化が気になるお肌にも最適です。身体に対しては、女性ホルモンの調整を行いますので、女性の生理トラブルに高い効果があり、また、毒素を排出させる作用もあります。
・・・こうした様々な効能・効果をもつローズのエッセンシャルオイルですが、このお花の最大の特徴は“女性のためのお花”と言えるところなのです。女性らしい香りで、ほとんどの女性に好まれる香りで(時々、ローズの香りは苦手という方がみえますが、こうした場合化学合成のローズの香りが苦手なだけで、天然のローズの香りを知って大好きになることが多いです)、又、女性の様々な生理トラブルにも顕著な効果をもたらしてくれるのです。
生理痛に悩んでいる方の場合、1ヶ月間ローズのエッセンシャルオイルを1~2滴湯船に入れて入浴してみて下さい。素晴らしい効果を感じられることでしょう。又、お肌に使用する場合は、バラの花びらのようにしっとりとしたビロードのお肌になって!と心に思い描きやさしくマッサージしてみると、不思議なほどやわらかな感触の素肌が現れます。
このように、ローズの効果は女性にとって魔法のような働きがあります。
上記は植物の一般的な性質を述べたもので、化粧品の効能を示したものではありません。
英国ITEC認定アロマセラピスト 市川 恵美子