White mallow
ホワイトマロー

肌と感覚の鎮静に
ホワイトマローの有効性は、その学名に隠されています。学名である「アルテア」はギリシャ語で「治療」。ホワイトマローは、歴史的に薬草として用いられてきた植物なのです。中国、シリア、エジプト、ギリシャから、中世には中央ヨーロッパへと伝来し、定住農耕の始まりとともに発展しました。現在は塩性湿地の沿岸地域で主に栽培されています。

一見すると、ホワイトマローはいたってデリケートな植物のように見えますが、意外にも水や日光なしでも成長できるたくましい植物です。根と花に含まれるジェル状の物質が、水分が干からびてしまうのを防ぎます。さらに根には濃厚な粘性物質が存在し、鎮静、抗炎症、柔軟、保護、保湿といったホワイトマローに特徴的な作用をもたらします。ピンクに染められた白っぽい花びらからは、心がほっと落ち着くようなとてもデリケートな香りが浮かび上がります。明るい色と華やかで濃厚な芳香をもつ花とは、まったく正反対です。
デリケートなベビーの肌のよう

鎮静作用などもあることから、ホワイトマローはベビーケアにも最適です。繊細で敏感、まだまだ未熟なベビーの肌は、生後1年の間に成長と学びのプロセスを経験することになります。そんな赤ちゃんには、体温を保ちながら柔らかく包み込むセカンドスキンが必要で、肌バランスを乱す過度な香りは不要です。ホワイトマローは敏感なベビー肌の水分を抱え込み、肌本来の保護機能の発達を促すことで環境による害からも保護します。
敏感肌をやさしく保護

ホワイトマローは、鎮静・抗炎症作用に優れたバンジーエキスと一緒に配合すると、その相乗効果ですばらしい保護作用を発揮します。また、肌にたっぷりの栄養を与えるココナッツオイルやセサミオイルも配合すると、肌に負担をかけないので、神経皮膚炎を患っている肌や、非常に繊細なベビー肌にはうってつけです。
上記は植物の一般的な性質を述べたもので、化粧品の効能を示したものではありません。