グミュントからクルマで約1時間のところにハル(正式にはシュヴェービッシュ・ハル、意訳すればシュヴァーベン地方のハル)いう美しい街があり、その郊外にある著名な野外博物館で「チーズ市」が先ごろ催されましたので見てきました。
広大な敷地に50ほどの出店があり、チーズの店は2/3ほど。あとはパスタ、焼酎、チョコレート、ハーブなどのチーズとは無関係の便乗業者。正式なイベント名は「南ドイツチーズ市」となっていましたが実際には南ドイツだけではなく北ドイツ、スイス、イタリアなど各地方からの農家の方々が参加。まずは普通のチーズから見物をスタートしました。
そしてまもなく、乳牛のいる農家ではおなじみの牛乳缶をあしらったブースがあり、ここでは「1メートルチーズ」なるものが販売されていました。そんな長いチーズを一体どうやって折らずに家に持ち帰るのか不思議です。ブースのデザインだけが目立ちました。
次に目についたのが「にんじんチーズ」。色からしてそのものズバリですが、試食してみてガッカリ。普通のチーズの味で、にんじんの味は殆ど感じられません。このブースではお姉さんが巨大なチーズを切るのに全体重を投入していました。相当な重労働です。この写真の左にオリジナルの牛乳缶が写っています。上記のブースと比較してみてください。
そして最後の方のブースで、非常にユニークなチーズを見つけました。
スイス産で、ニンニクとヒマラヤ塩を含む固いチーズらしいのですが、球状で表面に黒胡椒がまぶされており、売り子のお姉さんが『チーズというよりはスパイスといった感じで使うのよ。ごく薄く切るのが大事なの』とスイス訛りのドイツ語でいいながら、小さな古めかしい木製のスライサーで実演。試食しましたらハードチーズ+胡椒+塩の味のバランスが絶妙で、茹でたてのスパゲティに合うと確信しましたので即購入しました。
スイス産で、ニンニクとヒマラヤ塩を含む固いチーズらしいのですが、球状で表面に黒胡椒がまぶされており、売り子のお姉さんが『チーズというよりはスパイスといった感じで使うのよ。ごく薄く切るのが大事なの』とスイス訛りのドイツ語でいいながら、小さな古めかしい木製のスライサーで実演。試食しましたらハードチーズ+胡椒+塩の味のバランスが絶妙で、茹でたてのスパゲティに合うと確信しましたので即購入しました。
次のアトラクションは鍛冶屋。無愛想なおじいさんが実演をスタートさせる直前に実演場となっている古い民家に入りましたら、おじいさんが同行の若い日本人女性に「鞴を押せ」と命令。火を熾せということだと理解したもののかなりの重労働で、ほどなくとなりの若い男性にバトンタッチ。その男性も汗をかいていたのですが、火が熾りはじめるとおじいさんがおもむろに隅に隠しておいたと思われる電気仕掛けの鞴にスイッチを入れました。「ずるい!」、「騙された!」とくやしがっても遅い。おじいさんはほくそ笑みながら鉄棒を火の中に入れて熱くし、鉄棒を時代がかった器具で曲げて、アクセサリーとして庭に飾るようなものを作成。気がつくと10人ぐらいの見物人が狭い家屋に入っていました。記念に一本、雨量計をセットできるのを1000円で購入。
あとは、ハル名物のピンクと紫のツートンカラーの珍しい豚の展示や、昔ながらの製塩の実演などもありました。チーズだけではなく、いろんなものが楽しめ、入場者を退屈させないイベントは成功だと思えました。








