10月中旬の週末、シュトゥットガルトの空港に近いラインフェルデン(Leinfelden)および隣接するエヒターディンゲン(Echterdingen)という二つの街が合同で行うキャベツ祭があり、雲一つない絶好の秋日和ということで、家内と二人で見物に出かけました。この祭は毎年10月中旬に行われていまして今年で38回目。かねてから一度見てみたいと思っていた祭だったものの、いつもこの時期に出張が重なり、やっと今年実現させることができました。
この地方のキャベツはフィルダーキャベツと呼ばれ、先端が長くとがっていることでよく知られていますが、このキャベツを使って作るザワークラウト(Sauerkraut)のおいしさはドイツ国内のみならず国外においても著名です。とがった形ははたして突然変異なのかそれとも栽培法によるものかよくわからないというのが実情のようですが、この地方のキャベツ栽培が記された一番古い文献が1501年とあり、由緒あるキャベツであることは確かです。このキャベツフェスティバルはプロのイベントポロモーターを使わず、市民有志が企画実行を担当するいうことで、市内の主要道路を封鎖し、大小各種のブースを出店し、イベントを催すという作業が滞りなく行われ、随所に素人っぽさがあるもののそこがかえって好感を与えていましたが、どちらかというとエヒターディンゲン(Echterdingen)の方が盛大な印象を受けました。
で、メインストリートをそぞろ歩きしていますと、大きな荷台に山積みされたキャベツが1個400円で即売されているのが見えてきました。大将が民族衣装を着こなし女将がキャベツの帽子を被っているのもご愛敬です。
当然ながら熱いザワークラウトを提供する出店がいたるところにあり、これにドイツ風ニョッキともいえるシュッフヌーデルン(Schupfnudeln)をつけて売られていましたが、当地ではこれが典型的なザワークラウトの食べ方です。
食べた後の紙皿やフォークは近くにあるごみゴミ箱に入れるのですが、このゴミ箱も凝っていましてフィルダーキャベツを模しているのには思わず笑ってしまいました。そしてゴミ箱だけではなくキャベツの形をしたパン(その名もフィルダークラウトパン)もあり、こちらは1kgのものが450円。ここまでくるとなんだか涙ぐましいほどの商魂だと感心してしまいます。
おりから収穫祭の季節で、とある荷台にはキャベツの他いろんなカボチャが並べられていて、秋の風情をはっきりと感じ取ることができた一日でした。








