先月、日本出張中に東京都美術館で催されていた第5回東京都立総合芸術高校美術科卒業制作展を見てきました。
目録によりますと総合芸術高校には美術科、舞台表現科、音楽科があり、美術科は1年次から日本画、油彩画、彫刻、デザイン、映像メディア表現の5つの専攻に分かれて学習するとあります。そして自らの表現を追求する集大成が卒業制作展ということですので大きな興味を持って会場に入りました。
最初に目に入った作品からして強烈なインパクトがあり、のっけから圧倒されて「ほほう・・・」と感心する間もなく、次から次へと力作がおよそ80点現れましたので、最後の作品を見た後、もう一度入口から入りなおしてじっくり観賞することにしました。以下に小生の気に入った作品をご紹介いたします。
1.「強欲仏陀の休日」というデザイン専攻科の作品。よく反射する金属箔(アルミ?)にサイケデリックな色彩の仏陀の頭と両手がデザインされていましてすばらしい奇抜さです。
2.「Digital Plants」 植物と向き合うことの多い小生にとって深く考えさせられる作品で題名も秀逸。
3.アニメ用のジオラマで週刊誌にも紹介された作品。教室を1/6(1/8?)に忠実に縮小したもので机、椅子、黒板などがすべて手作り。気の遠くなるような作業です。写真左の教室の入口に作者の手が写っていますのでジオラマの小ささがおわかりいただけます。
4.「ユキコ」 名前からすると雌羊の像でしょうか。大きさは100㎝X100cmX80㎝で重さが105㎏!素材は何なのでしょう?砂岩ですかね?
5.「万引き少年の卒業」 精密画。卒業という言葉がひっかかります。
展示されていた作品はいづれもすばらしい出来ばえで、溢れんばかりの才能に高校生らしい瑞々しさと奔放さが混ざり合って感銘を受けました。展覧会でこのような強い印象を受けたのは久しぶりです。来年もまたこの時期に日本出張を企てて、この高校の卒業制作展を訪れたいと思います。








