7月下旬、珍しく丸三日間雨が降り続き、気温も15℃前後と肌寒い日が続いておりましたが、長雨が止んだ翌朝7時前に見事な子羊雲(Schäfchenwolke)が広がり、「あ、まさにこれだ。これが子羊雲だ!」と感嘆してしまいました。
写真を添付しますが、朝空に浮かぶ実物から受けたインパクトはお分かりいただけますか?本当に大小様々な子羊が大勢群がっているように見えたのです。
子羊雲らしきものは時たま見かけているのですが、およそ小生が思い描くものとは全く違いまして、見てはっきりと子羊雲だと納得できる雲の群れはこれが初めてでしたが、30分後には消えてしまっていました。まさに遊牧の動物です。「白い子羊の群れが/大空を漂っている/羊飼いは見当たらない/風が羊飼いなのだ」と詩らしきものを書き始めましたが、あとが続きません。所詮小生は理科系の人間です。
で、少し調べましたら、子羊雲には2種類あり、一つは巻積雲の一種で高度6000m以上にある雲で、水滴を殆ど含まず、影は落とさず、日光を透過させるという特徴があり、もう一つは高積雲の一種で高度2000~6000mにあり、水滴を含み、巻積雲よりは大きくて黒く、日光を通さないとあります。子羊雲同士が接近して綿のように広がると天気が崩れると言われていますが、写真の雲は綿にはならず、この日の午前中は晴天でした。
日本ではこのような子羊雲を見た記憶がないのですが、皆様方はどこかでご覧になったことがありますか?あえて比較できる雲はうろこ雲のようですが、うろこ雲とは趣がまるで違うように思えます。
この日の前日の夕方、牧歌的な田舎に住む友人に夕食に招かれ、彼の家の近くの草原で遊牧の羊飼いが50頭ほどの羊に草を食ませているのに遭遇し、その中には小さな子羊もおよそ10頭いました。翌朝、見事な子羊雲が見れることの前兆だったのかもしれません。








