先般、家内共々日本ミツバチの専門家の方々の採蜜実演を見せていただく機会があり、西洋ミツバチとの養蜂の相違について色々とご教示いただいたのですが、とても興味深い内容でしたので以下にご紹介したいと思います。
まず巣箱ですが、拙宅の巣箱は大きさが縦42cm横52cm高さ22cmで(写真左)、巣枠が10枚ほど入る箱型でして、巣枠内(縦20cm横40cm)にミツバチが貯えた蜂蜜が見えます(写真右)。
家内と小生が見せていただいたのは巣枠を使わない日本ミツバチ用の重箱式自然巣箱でした。拙宅では巣箱を開けた時点でたちまち方々からミツバチがやってきまして、場合によっては人間に攻撃を加えようとするのですが、日本ミツバチでは集団ではなく、単独でほんの数匹しか巣箱に戻らず、しかも全く攻撃的ではなく、専門家の方々も防護用面布などは着用しておいでではありませんでした。「さすが日本ミツバチ、しとやかで躾が行き届いているな。それに比べてウチの西洋ミツバチは狂暴でがさつだ」と内心思っていましたら、家内も「驚いたわね…ウチでは燻煙器や防護装具なしではできない…」と信じられない様子。なんだか日本女性とドイツ女性の違いが見て取れたように感じてしまいましたが、体つきも日本ミツバチの方が華奢で小さめですので、宜なるかなといったところです。
採蜜は巣枠を用いた場合は遠心分離で行いますが(拙宅では手動式です:写真参照)、
自然巣箱では蜂房を濾過用の布を敷いた器に入れて、数日かけて蜂蜜を滴らせるというのも意外でした。これはどう考えても後者の方が穏やかな採蜜方法で、味にも何らかの影響があるのではないかと思えました。
で蜂蜜ですが、日本ミツバチの蜂蜜は粘性が低く、味がとても繊細です。これに比して拙宅の蜂蜜は最初のうちは液状ですが次第に粘性が出てきまして、結晶が細かいとクリーム状、粗いと固形になり、味はどちらかというと濃厚に感じます。粘性の違いは蜂蜜に含まれる水分の量に左右されるようです。そして日本ミツバチの採蜜量は西洋ミツバチのそれに比して少ないと聞きましたが、これは日本ミツバチが個々で採蜜するのに対して西洋ミツバチは集団でお互いに連絡を取り合って採蜜するからだと考えられます。同じミツバチでも日本と西洋ではかなり大きな違いがあり興味深いです。
家内が三週間日本に滞在していた間、やはり養蜂を趣味にしている彼女の叔父が西洋ミツバチの世話をしてくれていました。季節柄、ミツバチが分封することを危惧していましたが、トラブルはなかったようです。すでに10kgほどの蜂蜜の収穫があり、結晶が粗くならないように毎日蜂蜜を撹拌棒を用いてかき混ぜることが向こう6週間の小生の日課となっております。








