あけましておめでとうございます。
最初に、本日拙宅の冷蔵庫にあるチーズケースとその中身をご紹介いたします。だいたい4~5種類のチーズを常置しておりまして価格は100gあたり150円~350円程度です。日本よりはかなり安いと思われます。今日のテーマは日本とEU間の自由貿易協定の発足による消費者のメリットについてでして、まずチーズを例にとって記してみたいと思います。
かなり前に名古屋のドイツレストランで「チーズ盛り合わせ」を注文したことがありました。一皿1200円とありましたので「いったいどんな盛り合わせで出てくるのかな?」と期待と不安を覚えながら待っていましたら、出てきたのは薄切りの数種類のチーズが計5切れほど。味もおよそいいとはいえず、「これで『盛り合わせ』とはおこがましいんじゃないの?」とクレームをつけましたら、「ごもっともです。なんせ関税が高くて・・・・」という弁解があり、「だったら『盛り合わせ』なんて書かないで、『切り合わせ』とでも書きなさい。誇大表現は顧客を失望させるだけだよ」とたしなめて店を出たことがありました。
爾来、日本に滞在してもドイツレストランへ行くことはなくなったのですが、来月1日から日本とEU (欧州共同体)の自由貿易協定が実施され、関税がなくなるというニュースが入ってきました。
簡単に言えばこの協定でドイツでは日本のクルマが安くなり、日本ではドイツの食品(たとえばチーズやワインなど)が安くなるということなのですが、何かウラがありそうだと思っていましたら、やはりありました。チーズが特に顕著で、ハードチーズ、ソフトチーズとも日本ではEUからのものはおよそ30%の関税がかかっていますが、ハードチーズは関税が撤廃されるのが16年目すなわち2035年という気の遠くなるような話で、ソフトチーズの方はどういうわけだか段階的に関税引き下げが実施され、最終的にはハードチーズと同じく2035年に関税が撤廃されることになります。上記のチーズ盛り合わせもどうやら16年待たないとダメなようで、「16年も先の関税ゼロの話をするのはまだ早い!」と突っ込みたいところですが、ワインは来月1日から関税撤廃になるとかで、食品の他、衣類(2月1日以降)や革製品(11年もしくは16年先)など対象物によって関税撤廃の時期に大きな違いがあることを認識する必要があります。
逆のケースをひとつ挙げておきますと、ドイツでは日本製の乗用車には10%の関税がかかります。これが来月から撤廃されるわけで、気の早い家内は「次のクルマは環境にやさしい日本製のクルマだ」と意気込んでいますが、部品を注文するのに時間がかかったり、修理や整備がしっかりできる業者が近辺にいないことなどのデメリットを考慮するとやはりドイツのクルマの方が正解だと思えます。








