多くの読者におかれましては、すでに来年のカレンダーを購入され、行事、予定などを書き込こまれていることと存じます。今回はカレンダーについてドイツと日本の違いについて記します。
まず曜日です。壁にかける大きなカレンダーを例にとりますと、週の始まりが日本では日曜ですがドイツでは月曜です。今年一年この日曜で週が始まるカレンダーに戸惑い、思わぬ苦労をしました。視覚的にどうもなじめないのです。しかし、どう考えても月曜から始めるのが正しいと思います。なぜなら仕事初めはふつう月曜日なのですから…。聞くところによりますと、週の最初を日曜ではじめるのはアメリカのカレンダーで、月曜ではじめるのはヨーロッパとか…。アメリカには敬虔なキリスト教徒が多く、したがって崇高な安息日である日曜が週の最初になっているのか…と勘ぐりたくなりますが、いずれにせよ安息日という概念のない日本人にとってはどうでもいいことです。ならば週を月曜日ではじめるカレンダーにしてもらいたいと思います。
手帳カレンダーをみますと、ここにも違いがあります。ドイツで一番オーソドックスなのは1ページが縦15cm横8cmのもので、手帳を開くと倍の大きさになります。左右両ページで一ヶ月の左半分が午前、右半分が午後のスケジュールを書き込むようになっています。日本の手帳カレンダーはドイツのほぼ半分くらいの大きさですが、左右両ページで一週間のスケジュールとなっているのでかなり分厚くなります。最近では電子手帳とかケータイに予定を書き込むのが一般化されつつありますが、小生はかたくなに手帳カレンダーにこだわっています。
次の相違点はスケジュールの言い方です。予定を話し合う際、ドイツでは元旦の週から数えて、第何週目…と話し合います。すなわち「カレンダーウィークの14(KW14と略します)のご都合はどうでしょうか?」とか「KW23に出荷します」といった具合にごく普通に使われます。しかしこれは、ドイツの会社と商いをする日本人にとってはけっこう大きなネックで、「いったい何月のことなのよ?」といぶかしがることにあいなります。ドイツのカレンダーには週が始まる月曜の前に“KW”がはっきり記されており、“KW”で言うと日本でいう「5月下旬」とか「7月中旬」といった表現よりは明確で、慣れれば問題もなく、一年はほぼ52週という予備的な感覚があるに越したことはありません。さらにクォーターの感覚で「KW13が3月下旬」、「KW26が6月下旬」、「KW39が9月下旬」、「KW52が年末」と覚えておくと把握しやすくなります。
余談ですが、祭日が日曜に重なると翌日の月曜日が代休になるというすばらしい法案はドイツにはありません。逆に宗教的な祭日ではイースターや精霊降臨祭など、もともと日曜と重なるものもあります。2008年度でみますとドイツの祭日は州によって違い、年に9~12日です(プロテスタントの多い北部の州は9日ですが、カトリック教徒が多い南部のバーデン・ヴュルテンベルク州は11日、バイエルン州は12日で最多です)。対する日本は代休込み13日で、こと祭日に限って言うなら日本の方がよろしい。しかし有給休暇はドイツが30日、日本が20日を考慮しますとどうやらドイツに分がありそうです。








