8月最初の週末(2日~3日)、外人4人と日本人5人の混成チームで富士山に登ってきました。2年前に登頂した際の顛末はすでにコラムに記しましたが、あの時のシンドさは筆舌に尽くしがたく「もう二度と富士山には登らない」と心に固く誓っただけでなく各方面に吹聴してありました…が、「決してNeverと言ってはならない」というのは事実で、ひょんなことからまたもや登ることになってしまったのです。
で、今回は若い女性が圧倒的に多く(9人中6人)、先回のような無様な姿を見せるわけにいきません。もともと見栄っ張りなところがあるものですから、クロストレーナーで体調を整え、会社のエレベーターを丸1ヶ月一切使用せず、1階と5階の間をもっぱら階段で徒歩昇降し、さらに5時間(継鹿尾山)と7時間(飯綱山)の単独登山をこなし、涙ぐましい努力を重ねた末に満を持して登山に臨みました。
ところがスタートの吉田口五合目に着いてビックリ。もう登山客でいっぱい。あとで聞きましたらこの土曜日は今シーズン最高の人出(11141人、1日平均は4000人)だったとか…道路渋滞のとばっちりもあり、予定より2時間おくれて五合目を14時にスタート。六合目からは数珠つなぎの前進で八合目の山小屋に着いたのが日没後の19時30分。先回のように途中で足が固まってしまう醜態を晒すこともなくチーム最後尾として無事到着。仮眠をとったあと深夜2時に頂上に向けて出発。数珠つなぎの密度がいっそう増し、リタイアしている人も結構いて混雑。そして頂上のご来光拝観場は超満員。少し離れた大日岳で待機。ご来光は荘厳で美しく、2年前みたいにロック音楽ががなり立てず、下方でかすかに万歳三唱が聞こえたぐらいで静寂の中の荘厳さを感じ取ることができたのは幸運でした。そのあと先回実行していなかったお鉢巡りをチーム随一のアスリート女性と1時間かけて完走。火口も印象深かったですが、南アルプスを一望するパノラマは圧巻。よくぞお鉢巡りをしたものだと思いました。
この間、他のメンバーは下山したのですが、ドイツ人カップルが風邪気味というのでご来光の後すぐチームから離れて下山。ところが途中で道を間違え、須走口五合目へ出てしまったのです。彼らが持ってたのは英文の登山チラシだったのですが、分岐点が明確に記されておらず、このドイツ人カップルの他にも道を間違えて須走に出てしまった外人がかなりいたようです。困った我らチームのドイツ人カップル。他のメンバーと連絡をとろうにもケータイなど持参しておらず、吉田口五合目で会うと約束した手前、どうしても須走口から吉田口まで戻らねばならない。結局数万円かけてタクシーを飛ばしたようなのですが、「道を間違えたのはボクたちだけじゃない。地図が不明瞭だ。観光案内所にクレームの手紙を書いてやる!」とカンカンでした。
下山道はすごい砂埃でしたので、希望者が集まって「富士山が見える」とかいう温泉へ。今回は行き帰りとも天候に恵まれ、今しがた降りてきたばかりの富士山を湯船からまるごと見上げることができ、しばらく感慨に浸っていました。
というわけで今回は初回とは趣もメンバーも全く違った富士山登頂になりました。「富士山に登らないバカ、二度登るバカ」とよく言われます。富士山には三つの登山コースがあり先回(須走口)と今回(吉田口)はコースが違いましたのであとひとつコース(富士宮口)が残りました。「バカにならないためにも、もう一回、違ったコースで登るべきかな…」と考えあぐねています。








