ポインセチアといいますのはクリスマスの季節に非常によくみかける植物です。ドイツ語ではクリスマスの星 (Weihnachtsstern)という名前でして、この植物がなければクリスマスの雰囲気が出ないほどです。11月頃から花屋だけではなく、スーパーや朝市などでも大々的に販売され、日本の比ではありません。なぜ今頃ポインセチアの話なのか?と訝しく思われる方がいると思いますが以下のような事情がありました。
ポインセチアは、小生宅でも毎年クリスマスの時期に居間を飾っていたのですが、年が明けると枯れてしまうことが多く、「やはり季節モノなんだな」としか思っていなかったのですが、昨年暮れにもらったポインセチアは3月下旬になっても枯れる気配がなく、赤い葉が次第に緑っぽくなってきました。植物にくわしい知人の話によればポインセチアは結構敏感な植物で、やる水が冷たかったり、隙間風があたるようなところに置いておくと、枯れてしまうといいます。冬に花屋で購入して家に持ち帰る途中、ドイツの厳しい寒風にあたって枯れてしまうことも実際にあるようです。そして短日性植物で、あの赤い色は日照時間が短いことによって生じるとのことで、掻き入れ時の栽培園では黒い幕を張ってポインセチアに日光が当たり過ぎないようにするらしい。当たりすぎると緑になってしまって売り物にならないわけです。
そこで、この例外的に長持ちしている拙宅のポインセチアを観察しましたら、小さな新しい葉がいくつか出ています。そしてこれらの新しい葉は葉脈こそ赤いのですが葉自体はいづれも緑です。いつになったら葉も葉脈も緑の葉が出てくるのか知りたくなりました。そして植物にくわしい知人の話では夏にポインセチアの枝葉の先端を切って土中に埋めれば根がついて成長し始めるというのです。これも試してみたくなりました。種から栽培することも可能ですが、時間がかかるので、通常は時間のかからないこの方法で栽培されているとか…しかも種から栽培するとどのような植物になるかわからないが、枝を切り取って栽培すればもとの植物と同じものが育つといいます。
そしてさらに観察を続けましたらいくつかの葉がまとまっている中心部に花の芽らしいものを見つけました。咲くかな?と思っていましたら数日後に小さな黄色い花が開きかけていて、その先端に透明な液が一滴ついています。どうやらネクター(花蜜)のようですこし粘り気があってほのかに甘い。この先どのようにこのポインセチアが成長するのか、ますます好奇心が湧いてきました。
夏までもつようなら、知人の指示にしたがって枝葉の先端を土壌に植えて、日照時間を抑えて自分でポインセチアを赤く染めてみたいと思います。








