昨日は2月29日でした。
今年はふつうの閏年なので当然なのですが、4年前に非常に気になった閏年がありましたので、そのときのことを書いてみたいと思います。
前回の閏年は西暦2000年で、コンピューターでよく書かれる下二桁の年代が99から00へ変わることで、数値としては低くなりますのでコンピューターが処理不能になって大混乱をきたすというパニック情報がありましたが、いざフタを開けてみれば、大した混乱もなく、肩すかしをくらったような気分になったことを覚えている方も多いと思います。
しかし小生のくらった肩すかしは少し違っていました。「西暦年数が4で割れてしかも100で割れれば閏年ではない」と小学校で習ったことをどういうわけか非常によく覚えていまして(天文学に興味をもっていたからかもしれません)、「閏年でありながら閏年でない年、すなわち100で割れる年は次でいうと2000年。そのような年がきたら担任の先生みたいにいい年をしたオッサンになっているのだろうな…」と子供心に刻印し、待望の2000年が巡ってきてカレンダーを見たら何と!ないはずの2月29日が堂々と載っているではありませんか!
これは大きな驚きで、付近にいる知人に尋ねても「そんなどうでもいいこと知らないよ。100で割れたら閏年じゃないなんて聞いた事もない」と相手にしてくれません。
悶々とした日々を送っていましたら、たまたまドイツの新幹線ともいうべきICEで見たDB(註:ドイツのJRにあたります)の機関誌に「時」についての、歴史をふまえた格調高い記事があり、その中で「400で割れる年は閏年である」という文に遭遇したときは、驚くと同時に胸のしこりが一度に氷解したようで大いに安堵しました。
しかし小生にはもうひとつ、「時」についてのしこりがありました。
中学の時でしたか、枕草子か何かの古典で「夏に雪が降った」という記述があり、当時の先生は「このズレは旧暦によるものだから驚くにあたらない」と説明しました。旧暦は太陰暦で月の満ち欠けによるものですから1ヶ月が現行の太陽暦より1日ほど短くなり、このズレが蓄積すればかなりのものとなって「暦の上では夏でも季節は冬」ということもありうるというのです。
しかしたとえば旧暦の延暦13年を太陽暦の794年と置換するのはどうも矛盾があるのでは…とかねがね思っていたのですが、旧暦では1年で10日ほどのズレを3年に一度閏月を入れて13ヶ月とし(これを閏年といったようです)、ズレを調整したという記事を、最近何かの雑誌で読んで納得しました。
4年前の閏年では太陽暦の閏年について、そして今年の閏年では太陰暦の閏年について、遅れ馳せながら新たな知識を得たことをうれしく思っています。








