すべすべ赤ちゃん肌を守る! 覚えておきたい冬の乾燥対策

小さな赤ちゃんのほっぺたは、ふわふわのすべすべでとても可愛らしいですよね。
「赤ちゃん肌」といえば、キメが細かく、みずみずしい肌の代名詞でもあります。
しかし、実際の赤ちゃんの肌は大人の肌以上にデリケート。バリア機能が発達していないため、外的刺激に非常に敏感です。
今回は、そんな赤ちゃんの肌を冬の乾燥から守るための対策方法をご紹介いたします。
赤ちゃんの肌って?
赤ちゃんは、生まれてからの時期によって少しずつ肌の状態が変化していきます。
生後3ヶ月ごろまでは母親から受け継いだホルモンの影響から、皮脂の分泌が非常に盛んで、幼児湿疹ができやすい状態です。しかし、生後4ヶ月を過ぎると皮脂の分泌量は減少します。さらにバリア機能も未熟なため、大人以上に乾燥しやすい肌になってしまうのです。
また、赤ちゃんの肌は大人の半分ほどの厚さともいわれており、ちょっとした刺激でも傷ついたりかぶれたりしてしまいます。乾燥によってかゆみが発生し、赤ちゃんが肌をかいてしまえば、あっという間に肌荒れを招いてしまうため注意が必要です。
赤ちゃんのためのスキンケア
赤ちゃんの肌を守る上で大切なのは、とにかく清潔な状態を守り、乾燥を防いであげることです。赤ちゃんは、大人と比べて2~3倍もの汗をかくといわれています。
汗や皮脂でべとついた肌はホコリを吸着し、ダニなどの温床となってしまうため、入浴の際は丁寧に汚れを落としてあげなければいけません。
汚れを落とす際は、繊細な赤ちゃんの肌を傷つけないように注意しながら、力を入れすぎず、優しく丁寧に洗ってあげることが大切です。
入浴後は、水分が蒸発することでどんどん肌の潤いが失われていってしまいます。乾燥が始まる前に、ベビーオイルなどを使って優しく保湿してあげましょう。
繊細な赤ちゃんの肌に使うものですので、なるべく刺激が少なく、万が一口に入ってしまっても安心な天然素材で作られたものを選んであげてくださいね。
乾燥しにくい環境づくりも大切!
窓を閉め切って暖房をつけることの多い冬は、部屋に乾燥した空気がこもってしまいがち。
空気が乾燥していれば、当然肌も乾燥しやすくなってしまいます。
肌にとって理想的な室内の湿度は、50~60%です。湿度計を設置しておき、こまめに確認するようにしましょう。
乾燥が気になる場合は、加湿器などを使って湿度を調整してあげてくださいね。ただし、加湿器が汚れていたり、カビが発生したりしていると、逆に部屋の空気を悪くしてしまう可能性も。加湿器はこまめに掃除をして、清潔に保つようにしましょう。
加湿器がない場合は、部屋に濡らしたタオルなどを干しておくのもおすすめです。

いかがでしたか?
大人が思っている以上に、赤ちゃんの肌は繊細です。乾燥が気になってくるこれからの季節は、丁寧な保湿と乾燥を防ぐ環境づくりで、デリケートな肌を守ってあげましょう。
部屋の乾燥を防ぐことは、ウイルスの活性化や、のどの乾燥から始まる風邪を予防することにも繋がりますよ。