出産祝いはいつ、何を贈るのが良い?押さえておきたいお祝いマナー

友人・知人家族に赤ちゃんが生まれたときに贈る出産祝い。いざ贈るとなると、何を贈れば良いのか、どのようにして渡せば良いのかわからなくて困っている方も多いのではないでしょうか。仕事関係の方などに贈るときはなおさらです。
今回は、今一度確認しておきたい出産祝いについてのマナーをご紹介します。
出産祝いを送るタイミング
一般的に、出産祝いを贈るのに望ましいタイミングは、出産後1週間~1ヶ月頃とされています。出産後1週間~10日は、産まれた赤ちゃんもお母さんもまだ病院ですし、退院後もしばらくは慣れない生活に慌ただしくしているはずです。そのため、退院して少し落ち着く、生後2~3週間頃に出産祝いを贈る人が多いようです。
近年、ベビーシャワーといって赤ちゃんが生まれる前に祝うパーティーも流行っており、そこでは出産前にプレゼントを渡すこともあるようですが、そうした特別なケースでなければ、基本的に出産祝いを出産前に渡すのはNGです。医学が発達した現代でも、母子ともに元気で出産を終えられる可能性は100%ではありません。「万が一」があることも考え、必ず出産後の母子の状態を確認した上で、出産祝いを贈るようにしましょう。
渡すときのお日柄を気にする場合は、最も良いのは「大安」です。「先勝」「友引」も吉日なので、大安で日が合わないときは選択肢に入れると良いでしょう。

訪問して渡すときのマナー
最近は、出産祝いを配送で送ることも増えていますが、近所だったり親しかったりする場合は、自宅を訪問して渡すこともあります。その際は、出産後の訪問マナーを押さえておきましょう。
小さな赤ちゃんを前に、喜ばしい気持ちになるとは思いますが、出産直後は赤ちゃんもお母さんも体調がまだ不安定です。あまり大人数で押し掛けるのは好ましくありません。大騒ぎしないよう配慮し、相手が疲れないよう、出産祝いを渡したらあまり長居はせず帰るようにしましょう。
また、小さな赤ちゃんに菌などをうつしては大変です。風邪気味だったり体調が優れないと感じている場合は、訪問を遠慮しましょう。
送って良いもの、避けるべきもの
出産祝いの品として、一般的なのはベビー服やスタイ、食器などのベビー用品です。性別に合わせて似合いそうな物や、贈る側に子育て経験があればおすすめのアイテムなどを選んであげると喜ばれるでしょう。
好みがわからなければ、シンプルなデザインで赤ちゃんにもやさしい素材のタオル、ベビー用に使える洗剤、カタログギフト、現金などを贈っても良いでしょう。
「これを贈ってはいけない」というものが特にあるわけではありませんが、一般的にお祝い事にはあまりふさわしくないとされているものは避けた方が良いと言えます。弔事に使用されることが多い日本茶や、縁起の悪さや涙を想像させてしまう刃物、ハンカチなどは、選ばないようにしましょう。
金額相場は、友人・知人は5,000~1万円程度、近い親族の場合は1万~3万円程度というのが一般的です。連名の場合は、1人あたり1,000円~3,000円程度の場合があります。逆に、お返しに気を遣わせないよう、プチギフトを贈る場合もあります。相手との関係性を考えながら適切な金額のものを選ぶようにしましょう。
ただし、現金を贈る場合、お祝い事では偶数を避けるのがマナーなので注意しましょう。
