マッサージに最適なボディオイルの選び方と使い方・注意点を解説
リンパマッサージをするときに使うボディオイル。いろんな種類があって、どれを選んだらいいか迷うという人もいるのでは? そこで今回は、最適なボディオイルの選び方と、おすすめの使い方、使うときの注意点をお伝えします。
マッサージに最適なボディオイルの選び方
リンパマッサージに最適なボディオイルは、使用する部位や、種類、改善したい悩みになどよって変わってきます。どのように選べばよいのか、見ていきましょう。
どこの部位に使用するかで決める
オイルには、ボディ用や特定のパーツ専用のものがあります。まずは、どの部位に使うのかを決めましょう。
身体の場合
ボディ用のアイテムを使いましょう。フェイス用のアイテムでも対応できそうなイメージがありますが、ボディ用と比べるとそこまで伸びがよくないので、広範囲に広げるには無理があります。
脚の場合
むくみやセルライトといった、脚の悩みを解消する効果が期待できる成分が含まれています。他の部位に使うと肌荒れを起こす可能性もあるので、脚だけのスペシャルケアとして使いましょう。
種類で選ぶ
ボディオイルとして使われるのは、主に天然の植物油です。どれも保湿力が高いのは共通ですが、配合成分や香り、テクスチャーが違うので、好みのものを探しましょう。
ホホバオイル
乾燥地帯で育つ、ホホバの種子から搾った植物油です。皮脂の構造に似たワックスエステルが主成分なので、肌になじみやすく、保湿力もしっかりしています。ボディオイルの中では、比較的さらっとした軽やかなテクスチャーです。
シアバター
アフリカに生息するシアの木の実から採れる植物性油脂です。主成分はステアリン酸やオレイン酸で、皮脂と似た構造をしているので、しっとりと肌になじみます。髪から足先まで使えます。
アーモンドオイル
アーモンドの種子から搾ったオイルです。肌の上に伸ばすとシルクのようになめらかな質感になるので、マッサージに適しています。また、ほんのり甘い香りには癒し効果も。刺激が少ないので、敏感肌の人や、ボディオイルを使うのが初めての人にもおすすめです。
ローズヒップオイル
ローズヒップティーでも有名なバラの果実から抽出したオイルです。ビタミンA・C・Eやオレイン酸、リノール酸などの美容成分を豊富に含んでいます。肌に栄養を届けて、新陳代謝を促し、美肌へと導いてくれます。
オリーブオイル
オリーブの果実から採取したオイルです。皮脂の成分に似たオレイン酸が主成分なので、肌なじみが抜群。肌をやわらかくする作用もあります。粘度の高いテクスチャーなので、マッサージにぴったりです。
改善したい悩みで選ぶ
どのような悩みを改善したいかによっても、選ぶボディオイルは変わってきます。
乾燥肌の改善
ボディオイルは基本的にどれも保湿力がずば抜けて高いのが特徴ですが、乾燥肌を徹底してケアしたい場合は、さらっと軽いテクスチャーのものより、しっかりコクのあるテクスチャーのものを選ぶといいでしょう。
冷えやむくみの解消
冷えやむくみの改善には、リンパマッサージがもってこい。時間をかけて丁寧に行うには、滑らかに、しっかり伸びるタイプのボディオイルが適しています。冷えやむくみの改善効果が期待できる成分が配合された商品もあるので、チェックしてみて。
より効果を出すためのリンパマッサージのポイント
せっかくリンパマッサージを行うなら、しっかり効果を出したいですよね。そこでここからは、リンパマッサージをする上で押さえておきたいポイントをご紹介します。
体を温めておく
お風呂などで体を温めると、血管やリンパ管が広がって血液やリンパが流れやすくなるため、リンパマッサージの効果が出やすくなります。
力を入れずに優しくマッサージする
リンパマッサージは、力を入れず、優しくさする程度に行うのが基本です。リンパ管は皮膚のすぐ下を通っているため、力を入れる必要はありません。
リンパの流れや位置を意識する
心臓から遠い身体の末端から、老廃物を濾過するリンパ節へ向かって、手を動かしていきましょう。リンパ節が集中しているのは、鎖骨やわきの下、首、お腹、骨盤まわり、ひざの裏などです。
マッサージの後はコップ1杯の水分をとる
リンパマッサージの後にコップ1杯の水分をとることで、老廃物がスムーズに流れるようになります。常温の水や白湯、温かいハーブティーなどがおすすめです。
気をつけないと逆効果!リンパマッサージの注意点
うれしい効果が期待できるリンパマッサージですが、気をつけないと逆効果になってしまうこともあります。しっかり注意点を押さえておきましょう。
ボディオイルやクリームをたっぷりつけて行う
リンパマッサージの摩擦によって、肌がダメージを受けてしまわないように、必ず、滑りのよいボディオイルやクリームをたっぷりつけましょう。
食後すぐや飲酒後は控える
食後にリンパマッサージをすると、消化のために胃などに集まっていた血液が減少してしまい、消化不良の原因になることも。また、飲酒後のリンパマッサージは、全身に酔いがまわってしまうことがあるので危険です。控えましょう。
熱があるとき、体調が悪いときは控える
発熱や風邪などで体調が悪いときにリンパマッサージをすると、症状を悪化させてしまうことがあるので、控えましょう。
皮膚に傷や異常があるところは避ける
皮膚がダメージを受けている部位に触れると、症状を悪化させてしまいます。改善するまでは、触れないようにしましょう。
まとめ
リンパマッサージは、肌の上でボディオイルを滑らせながら行うことで、より一層、高い効果を期待できるもの。まずは、お気に入りの一本を見つけるところから始めてみてください。









