ボディミルクの効果的な使い方とは?塗るタイミングや頻度についても解説!
ボディミルクは保湿に効果的なボディケアアイテムです。しかし、実際にはどのタイミングで何回ほどどこに塗るのかといった、効果的な使い方を知らない人も多いのではないでしょうか。
今回は、ボディミルクの効果的な使い方について詳しく解説します。そもそもボディミルクとはなにか、効果や特徴、具体的な塗り方、頻度、使う際の注意点についてチェックしていきましょう。ボディミルクを使って保湿ケアをしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1-1.
- ボディミルクの特徴や効果
- 1-2.
- ボディミルクと乳液の違い
- 1-3.
- その他ボディケアアイテムとの違い
- 2-1.
- 塗る場所・部位
- 2-2.
- 適量
- 2-3.
- 効果的なボディミルクの塗り方
- 2-3-1.
- ムラにならないよう丁寧に塗り伸ばす
- 2-3-2.
- 乾燥が気になる部分には重ね付けをする
- 2-4.
- 使用頻度
- 4-1.
- マッサージクリームとして使用する
- 5-1.
- 肌をこすらないように優しく塗る
- 5-3.
- 顔には塗らない
ボディミルクとは?
乳液状でとろみがあり、サラッとした軽い付け心地でありながら、しっかりとした保湿効果を持っています。ボディローションとボディクリームの中間的な存在で、使いやすいアイテムといえるでしょう。
ここからは、ボディミルクとは具体的にどのようなアイテムなのか紹介します。特徴や効果、ほかのアイテムとの違いについてチェックしましょう。
ボディミルクの特徴や効果
べたつかない乳液状のテクスチャーでありながら、保湿効果に優れています。
油分と水分がバランスよく配合されており、とろみがある乳液状のテクスチャーです。ボディクリームに比べると水分量が多いため、べたつかずサラッとした使い心地が利点となっています。
保湿力と浸透力が高く全身にうるおいを与え、スキンケアでいうと乳液のようなアイテムです。また、香りは製品ごとに異なり、リラックス効果も期待できます。
ボディミルクと乳液の違い
乳液は顔用、ボディミルクは身体用となっており、ケアする部分や成分に違いがあります。
ボディミルクのテクスチャーは乳液とあまり変わりません。しかし、乳液は顔用に、ボディミルクは身体用につくられており、使用する部位に適した配合や成分で製造されていることが特徴です。
顔、身体、頭の皮膚はそれぞれ異なる性質を持っています。部位ごとに適した保湿力や使用感でないとベタつきや乾燥の原因となるためです。
その他ボディケアアイテムとの違い
種類 | 特徴 |
---|---|
ボディローション | ・ほかのアイテムと比較して最も水分量が多く、さっぱりしたテクスチャー・油分がほとんど入っておらず、脂性肌やニキビ肌の人や、夏場の使用におすすめ |
ボディミルク | ・水分と油分のバランスがよく、トロッとしたテクスチャー・保湿効果が高いにもかかわらず、水分量が多いためべたつきは少ないことが特徴 |
ボディクリーム | ・油分が多く、やや固めのテクスチャー・保湿を目的としており、乾燥肌の人や冬場の使用におすすめ |
ボディオイル | ・油分が主成分で、ボディクリームと並んで保湿力が高い・伸びが良い液状のテクスチャーで、マッサージにも使用可能 |
ボディミルクは、保湿力とサラッとした付け心地が特徴であり、ローションとクリームの中間的な存在です。ボディローションよりも高い保湿力を保ちつつ、クリームよりも軽い付け心地のため、肌タイプに関係なく使いやすいアイテムとなっています。
ボディミルクの正しい使い方
塗る場所・部位
背中、脚、腕、首など、顔以外の全身に使えるアイテムです。とくに乾燥が気になる部分には重点的に塗りましょう。
水分が多く配合されているため、皮脂が分泌されやすい背中にも使えます。乾燥しやすいひじやひざなどのパーツはもちろん、皮脂が気になる部分にも使えるため、ボディミルク1本で全身をカバーできます。
適量
一般的には、一つの部位につき500円玉程度が適量です。
ボディミルクはサラッとしたテクスチャーのため、少量でも伸びの良いアイテムです。反対に量が多すぎるとムラができやすく、浸透しにくくなってしまいます。たっぷり保湿をしたいからと欲張らず、十分な効果を期待したいときは、基本の量を守ることが大切です。
製品ごとに使用方法の記載がされており、使用量の目安も明記されています。メーカーが推奨している使用量を遵守しましょう。
効果的なボディミルクの塗り方
ボディミルクは、体全体にムラなく塗ることが重要なアイテムです。塗り方のポイントを2点チェックしましょう。
ムラにならないよう丁寧に塗り伸ばす
全身を保湿するためには、ボディミルクが全身に行き渡るよう、ムラなく丁寧に塗っていくことが基本です。ひじ、ひざなど乾燥が気になる部分ごとに分けて塗っていくと、しっかりとケアできます。強い力でこすらず、肌に優しくなじませましょう。
適量を手にとって体温で温めると塗りやすくなります。ボディミルクがやわらかくなり、なじみやすくなるためです。冷たいものは肌への刺激となるため、ひと手間加えてから塗っていきましょう。
乾燥が気になる部分には重ね付けをする
ひじ、ひざ、すね、かかとといった乾燥しやすいパーツは重点的にケアしましょう。
乾燥しやすい箇所の特徴は、皮脂を分泌する組織である皮脂腺が少ないことです。皮脂腺が少ない部位は水分が蒸発しやすいため、肌トラブルにつながります。
例えば、ひじやひざは皮脂腺が少ないことに加え、衣類との摩擦によってもダメージを受け、乾燥してしまうパーツです。
乾燥が気になる部分に重ね付けすると保湿力が高まります。一度で大量に塗るのではなく、数回にわけて丁寧に塗ることがポイントです。乾燥によるすねの粉吹き状態やかかとのひび割れなど、気になる部分にボディミルクを重ね付けし乾燥トラブルを解決しましょう。
使用頻度
1日1〜2回の頻度で毎日使用できます。
入浴後に脱衣所で着替えるときに塗る、スキンケアの流れで使うなど、自分が行いやすいタイミングでボディミルクを塗りましょう。
ただし使用頻度は製品ごとに定められていることもあるため、忘れずに説明書をチェックしてください。
ボディミルクは、数日ですぐに効果が表れるアイテムではありません。変化がないからとすぐに諦めず、1日1〜2回を季節に関係なく毎日継続することが大切です。
ボディミルクはいつ塗る?正しいタイミングとは
ボディミルクはいつでも使えるアイテムですがより高い保湿力を発揮するには、入浴後が適しています。
お風呂上がりは身体が温まった状態です。身体がまだ温かく少し濡れているほうが、ボディミルクのなじみがよく、肌に浸透しやすくなります。
反対に、入浴から時間が経って身体が冷えてしまうと、肌へのなじみも悪くなり、期待できる効果を引き出せません。
からだの保湿以外にも!ボディミルクの使い道
マッサージクリームとして使用する
軽いテクスチャーで伸びやすく、手の滑りがよくなるためマッサージに使いやすいです。
お風呂上りや就寝前に行うことによって、血行促進やむくみの改善に効果的です。
また、ボディミルクはさまざまな香りが展開されています。マッサージをしながらなじませることで、ほのかに香ってリラックス効果も期待できます。
シェービングクリームの代わりとして使用する
肌の上で滑りが良くなり、手軽にシェービングができます。
シェービングをすると、どうしても肌に負担がかかってしまいます。しかし、ボディミルクを使うと、シェービングクリームの代わりを務めながら保湿にも効果的です。
適量を出してシェービング箇所に塗り、そっていきます。使用後は、カミソリについたボディミルクを丁寧に洗いましょう。
また、液だれの心配もありません。ふとムダ毛が気になったとき、部屋で手軽に処理ができることも魅力です。
髪のぱさつきを抑えるためのヘアクリームとして使用する
適量を髪に塗ると、髪がしっとりとまとまります。
ボディミルクは髪に使用しても問題ありません。保湿力が高く、油分も配合されているため、髪のぱさつきを抑えられます。冬場に乾燥して静電気が起きるときや、髪がぱさついて広がってしまうときなどに効果的です。
通常のヘアクリームと同じように、適量を手に取って髪全体へなじませます。ただし、塗りすぎると髪がべたべたとしてしまい逆効果です。出しすぎずに適量を心がけましょう。
ボディミルクを塗る際のポイントや注意点
肌をこすらないように優しく塗る
ボディミルクの成分を肌に浸透させようとして、無意識的に強く塗り込んでしまう人もいるかもしれません。しかし、強い力でゴシゴシこすると、摩擦で肌に負担がかかります。摩擦でダメージを受けた肌は、乾燥してしまう恐れもあり逆効果です。
ボディミルクを塗るときは、優しくなじませていきましょう。こするのではなく、なでるようになじませていくことがポイントです。優しく塗ることで肌の状態が保たれ、ボディミルクの保湿効果も高まります。
未開封でも購入から時間が経過しているものは使用を避ける
開封済みで時間が経過したものや、未開封のものは3年以上経過すると使用すべきではありません。
開封して使い始めているものは、酸化して雑菌が繁殖する恐れがあるため、衛生的にも早めに使い切るようにしましょう。例えば、ヴェレダのアイテムでは開封後3〜4ヵ月が使用期限です。
未開封であっても使用期限はあり、一般的に3年以上経過したものは使用を避けましょう。化粧品は時間が経過すると劣化してしまい、実際に使うと肌に異常が出る場合もあります。
製品ごとにパッケージや説明書に使用期限が書かれています。期限内のものを使わなければ、保湿ケアの意味がなくなってしまうため、必ず期限内の使用を守ることが大切です。
顔には塗らない
身体用のアイテムであるため、顔には乳液やクリームなど顔専用のものを使用しましょう。
ボディミルクは、身体へ塗るために開発されているため、顔に使ってはいけません。顔の皮膚は、身体に比べて薄く敏感です。そのため、身体用につくられたボディミルクを塗ってしまうと、肌トラブルが発生する恐れがあります。
顔専用のアイテムを使用しましょう。ボディミルクと同じようなテクスチャーで保湿効果を期待するのであれば、乳液が適しています。
ボディミルクの使い方まとめ
軽いテクスチャーで付け心地がサラッとしており、いつでも使用できますが、お風呂上りに塗るとより保湿力が高まります。保湿力と使い心地の良さを併せ持ったアイテムのため、乾燥対策に悩んでいる人はぜひ使用を検討してみてください。