ボディスクラブの使い方|効果や使うタイミングなども解説

ツルツルな美肌をめざすために、ボディスクラブの使用を考えている人も多いはず。なかには、「週に何回使えばいいの?」「何分くらいこすればいいの?」など、使い方について疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

ボディスクラブは、使い方や頻度を間違えると肌の状態が悪化する恐れもあるため、正しい使い方を理解しておくことが大切です。

今回は、ボディスクラブの効果や使うタイミングといった使い方の基本を紹介します。ボディスクラブに興味はあるけれど使い方がわからないという人は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
・ボディスクラブの効果、種類
・ボディスクラブの正しい使い方
・ボディスクラブを使ううえでの注意点



ボディスクラブとは?

ボディスクラブは、クリームなどに細かい粒を配合した角質ケアアイテムです。マッサージをしながら肌になじませると、古い角質や汚れを絡め取って除去してくれます。

洗浄力が高いソルトスクラブや保湿効果を期待できるシュガースクラブなど、さまざまな種類があります。

ここからは、ボディスクラブの具体的な効果や、使う場所・部位、種類について確認していきましょう。

ボディスクラブの効果


ボディスクラブを使って古い角質を取り除くことで、肌のキメが整う、トーンアップするなどさまざまな効果に期待できます。ここでは、代表的な効果を4つ紹介します。

古い角質や汚れを除去し肌のキメを整える

ボディスクラブを使うと肌表面の古い角質が取り除かれるため、なめらかな肌につながります。

加齢やストレスなどでターンオーバーが乱れると、古い角質が蓄積してしまいます。すると、肌の表面がゴワゴワとしてざらついた状態になってしまうのです。

そんな肌の状態を改善するには、角質の除去が不可欠。ボディスクラブで物理的に不要な角質を取り除くことにより、ツルツルとした柔らかな肌に近づきます

肌のトーンを上げる

ボディスクラブは肌のトーンアップにも期待できます。

ターンオーバーの乱れによりたまった古い角質は、くすみの原因になります。また、毛穴に詰まった黒ずみ汚れもくすみの一因です。

ボディスクラブは角質だけでなく、毛穴に詰まった黒ずみ汚れの除去にも有効です。そのため、ボディスクラブの使用によってくすみが改善し、肌のトーンアップが期待できます

肌荒れを防ぐ

ボディスクラブは、石けんやボディソープで落としきれなかった汚れも落とせるため、ニキビや肌荒れの予防にも役立ちます。

とくに、皮脂量が多い背中や胸元、腹部などはボディスクラブでのケアがおすすめです。余分な皮脂や汚れをしっかりと落とせて、肌荒れのリスクをおさえられます

肌の保湿効果が高まる

ボディスクラブで肌表面の古い角質や汚れを取り除くことで、ボディクリームや保湿ケアアイテムの成分が浸透しやすくなります

とくに、身体は顔よりも肌が厚いため、ボディスクラブで定期的に余分な角質を取り除きましょう。古い角質が除去された状態で保湿ケアをすれば、保湿効果が高まってもちもちの肌に仕上がりやすくなります。

使う場所・部位


市販されている多くのボディスクラブは、ひじ・ひざ・かかとをはじめ、ボディ全体に使用できます。角質がとくに気になる箇所に対して部分的に使ってもよいでしょう。
なお、デリケートゾーンや顔に使うと刺激が強すぎる可能性があります。使用前に製品の説明書を確認するようにしてください。

ボディスクラブの種類


ボディスクラブは、おもに4種類あります。それぞれの特徴、使用感を確認していきましょう。


特徴使用感おすすめの肌質
ソルトスクラブ粒子が大きく、洗浄力や高いさっぱりとした使い心地普通肌・オイリー肌
シュガースクラブ粒子が細かく、肌への刺激も少ないもっちりと柔らかな肌ざわり敏感肌
天然由来成分のスクラブ使用する素材により、効果が異なる優しくマイルドな使い心地敏感肌・普通肌・オイリー肌
重曹スクラブ洗浄力が高いさっぱりとした使用感だが、ソルトよりはマイルド普通肌・オイリー肌


ソルトスクラブ


塩を主原料としたスクラブです。粒子が大きく水に溶けにくいため、ほかのスクラブに比べて洗浄力は高め。硬くなった角質や毛穴の黒ずみをしっかりケアしたい人におすすめといえるでしょう。

さっぱりとした使い心地で、肌のツルツル感を実感しやすいのも特徴です。塩に含まれるマグネシウムは、汚れを掻き出して肌を引き締める作用もあるといわれています。

ただし、刺激は強めなので、敏感肌や乾燥肌の人は注意しましょう。

シュガースクラブ


砂糖を主原料としたスクラブです。ソルトスクラブに比べると粒子が細かく、肌への刺激も少なめです。また、砂糖には保湿効果があるとされ、使用後はもっちりと柔らかな肌ざわりを実感できるでしょう。

浸透力を高める効果もあるといわれているため、保湿ケアアイテムの成分が肌になじみやすくなる効果も期待できます。

低刺激かつ保湿効果が高いシュガースクラブは、唇用や顔用もあります。敏感肌の人でも使いやすいはずです。

天然由来成分のスクラブ


果物や野菜の種子など、天然素材でつくられたスクラブです。
天然由来成分のスクラブによく使われているのは、アプリコット(アンズ)やアボカド、コーヒー豆などです。使用する植物によって特徴や香り、効果などが異なり、自分にあったアイテムを選べます。

粒子が細かいため刺激が少なく、肌質を問わず使いやすいのも特徴です。ナチュラル系ブランドからも販売されているため、気になる方はチェックしてみてください。

重曹スクラブ


重曹(炭酸水素ナトリウム)が主原料のスクラブで、洗浄力の高さが特徴です。毛穴の汚れや角質をしっかり除去してくれるので、角質が厚いひじやひざの黒ずみ対策にもおすすめ

ただし、毎日の使用は肌にとって刺激が強すぎる可能性があります。とくに、敏感肌や乾燥肌の人は注意が必要です。肌の状態を確認しながら、週1~2回程度を目安に使用しましょう。

ボディスクラブの効果的な使い方・手順

ボディスクラブは正しく使うことで、より高い効果を得られます。基本的な手順は以下のとおりです。

  1. 1.濡れた肌にスクラブを広げる
  2. 2.優しくマッサージする
  3. 3.ぬるま湯で洗い流す
  4. 4.ボディスクラブ後はボディクリームなどで保湿ケアをする

各ステップのポイントを確認していきましょう。

1.濡れた肌にスクラブを広げる

まずは身体を洗って余分な汚れを落とし、そのあとパーツごとにスクラブを広げていきます。

一般的に、ボディスクラブは濡れた肌に使用します。そのため、身体の水分は拭き取らなくて問題ありません。ボディスクラブが肌の水分を含むことで伸びがよくなり、肌へのダメージを軽減できます

使用する量は、パッケージに記載されている量を参考にしましょう。とくに記載がない場合は、パーツごとに1円玉大くらいが適量です。

2.優しくマッサージする

次に、スクラブを広げた部分をマッサージします。

力を入れすぎず、指の腹をくるくると円を描くように動かすのがポイントです。ひじやひざは、肌の表面がピンと張るように曲げた状態で行うと、マッサージしやすくなります。2分程度かけ、優しくマッサージしましょう。

このとき、肌を傷つけないように注意しましょう。強くこすると肌に対して刺激となり、炎症や色素沈着を引き起こしたり、黒ずみを悪化させたりする原因になりかねません。

3.ぬるま湯で洗い流す

マッサージが終わったら、弱めの水圧のぬるま湯で洗い流します。

ボディスクラブをしたあとの肌は、デリケートで乾燥しやすい状態になっています。熱いお湯をかけると皮膚のうるおいが奪われ、赤みやかゆみが出る恐れがあるので避けましょう。体温に近いぬるま湯が適温です。

また、強い水圧も肌に対して過度な刺激となります。水圧を弱めにして優しく洗い流すことがポイントです。

4.ボディスクラブ後はボディクリームなどで保湿ケアをする

浴室から出たら、クリームやオイルを使って保湿ケアをしましょう。

ボディスクラブで角質を除去したあとは、肌バリアが薄い状態になっています。保湿をせずそのままにしておくと、乾燥が進んで肌がごわつく原因になりかねません。ボディスクラブを使ったあとは、すぐに保湿ケアにうつるのが基本です。



ボディスクラブの使い方の基礎知識

ボディスクラブを効果的に使うには、使う頻度やタイミング、使用量について正しく理解しておくことが必要です。ここからは、ボディスクラブの使い方に関する基礎知識をみていきましょう。

使用頻度


製品の説明書きに記載された使用頻度を守って使いましょう。

ボディスクラブを毎日使えば、そのぶん肌がツルツルになるわけではありません。アイテムによっては洗浄力や刺激が強いものもあり、毎日使用するとかえって肌を痛めてしまい、ひりつきや赤みが発生する可能性があります。

使用頻度に関する記載がない場合は、週1~2回のスペシャルケアとして行いましょう

使うタイミング


おすすめのタイミングは、身体をボディソープなどで洗い、湯船につかったあとです。

肌に汚れや皮脂が残っていると、ボディスクラブの効果が損なわれる可能性があります。ボディスクラブの使用前に身体を洗い、汚れを落とした清潔な状態にしておきましょう。

その後、湯船につかって身体を温めれば毛穴が開き、ボディスクラブで黒ずみ汚れなどを落としやすくなります。

使用量


アイテムによって適切な使用量は異なります。事前に説明書きを確認しておくことが大切です。

記載がなければ、パーツごとに1円玉大くらいを目安に使いましょう。一度にたくさんのスクラブをとって全身に伸ばそうとすると均一に広がりません。パーツごとに少しずつとって使うのがポイントです。

ボディスクラブを使う際のポイント・注意点

最後に、ボディスクラブを使ううえで注意すべきポイントをチェックしましょう。間違ったやり方で肌を傷つけないよう、最後までぜひお読みください。

届きにくい背中などはタオルを活用する


背中のように届きにくい箇所をケアするときは、タオルやボディ用ブラシを活用しましょう。タオルを使って背中をケアする場合は、お湯を絞ったタオルにスクラブをのせて背中側にまわし、タオルの両端を持って左右に動かします

ただし、ゴシゴシと力を入れてこすってはいけません。手で行うときと同様に、優しくこするのが大切です。

顔には使用しない


身体用と顔用では、ボディスクラブに含まれる粒子の大きさや洗浄効果が異なります。ボディ用のスクラブを顔に使用するのは避けましょう。

顔の皮膚は身体よりもが薄くデリケートです。そのため、身体用のスクラブを顔につけると、肌荒れの原因になってしまいます

スクラブを使って顔の角質ケアをしたい場合は、専用のフェイススクラブかボディと兼用できるアイテムを使うことをおすすめします。

炎症や傷があるところには使用しない


ニキビや吹き出物などの炎症、あるいは傷がある部分にボディスクラブを使用するのはやめましょう。ボディスクラブの刺激によって炎症や傷が悪化する恐れがあるからです。

また、日焼けやシェービング直後も肌が敏感になっています。日焼けやシェービングした箇所を避けながらボディスクラブを使うか、ボディスクラブの使用そのものを控えることが基本となります。

ボディスクラブの使い方:まとめ

ボディスクラブは、入浴時の仕上げに使うのがおすすめです。湯船で温まった清潔な肌に使用することで、角質除去や肌のトーンアップ効果が高まります。

ただし、過度な使用は肌に負担をかけるため、週1~2回程度の頻度に留めましょう。

本記事でボディスクラブの効果的かつ正しい使い方を覚えて、キメの整ったツルツルのお肌をめざしてください。

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