スポーツの秋!運動前後のマッサージで筋肉疲労をやわらげよう!
地域のイベント、子どもの運動会、マラソン大会など、身体を動かす機会が増える秋。慣れない動きをして身体を痛めてしまっては、台無しです。今年は運動の前後にマッサージを取り入れて、ケガや筋肉痛を防ぎませんか?
今回は、スポーツをするときに効果的なマッサージについてご紹介します。
スポーツにおけるマッサージの効果とは
マッサージは、身体の表面から筋肉に適度な刺激を加えることで、主に血行を促進させるものです。マッサージした部分だけでなく、全身の血液循環を良くすることができます。
血流が良くなることによって代謝が上がれば、筋肉疲労が除去されやすくなります。また、酸素や栄養素も効率的に供給されるようになるので、疲労回復、運動機能の維持・向上に繋がります。さらに血流は、自律神経の調整や、内臓のはたらきにも関わります。そうしたことから、身体と心のコントロールが不可欠なスポーツにおいて、マッサージは大変有効なものだと言えるのです。実際に、マッサージはスポーツ選手が日常的に受けており、疲労した筋肉を回復させたり、使い過ぎた身体の一部を改善したりする目的で行われるものは、スポーツマッサージと呼ばれています。
マッサージによって、筋肉の動きをよくすることも、逆に抑制して緊張を和らげることもできます。運動の前後で大きく状態が変わる筋肉に対して、適切なケアをすることができるのが、スポーツマッサージのメリットです。ケガをしてしまったときに、炎症を鎮めたり、回復をサポートしたりするようなマッサージの方法もあります。
運動の前後でマッサージをする重要性
運動の前にはウォーミングアップを、後にはクールダウンを行った方が良いのは常識ですが、マッサージはこれらを補ってくれます。
運動前のマッサージは、筋肉や関節などのコンディションを整えるだけでなく、集中力を高めるサポートにもなります。スポーツマッサージでは、その後の運動で問題になりそうな箇所を事前に処置し、ケガを防ぐ意味もあります。
運動後は筋肉が疲労して硬くなり、疲労物質も溜まりやすくなっています。その状態で無理に動かすとケガに繋がるので、縮んだ筋肉を伸ばし、緊張を緩めるマッサージが有効です。また、疲労回復のためには、疲労物質が停滞しないよう、マッサージでリンパや血液の流れを促進させることが重要です。
効果的なマッサージ方法
スポーツマッサージは、行うタイミングによって、効果的なやり方が違います。状況に応じて、適切な方法で行いましょう。
●運動前のマッサージ方法
運動前には、ウォーミングアップの補助として、身体の中の特に気になる箇所をケアしましょう。強く刺激するのではなく、手のひらでさすったり、押さえたり、揉んだりするのを軽く行います。時間は3~5分ほどが適切です。
●運動中のマッサージ方法
もし、運動中に筋肉痙攣など異常が起こったら、まずはその筋肉を伸ばしましょう。痙攣がおさまったら、軽くなでたり揉んだりしてみてください。
●運動後のマッサージ方法
運動した後は、直後ではなくシャワーなどで汗を流し、身体の熱をとった後で行うのが好ましいとされています。特に疲労している箇所を中心に、20~30分かけて全身をマッサージします。ゆったりと手でさすったり、少し強めに揉んだりすると効果的です。
スポーツマッサージをするときは、摩擦や無理な刺激で筋肉や皮膚を痛めてしまわないよう、オイルを使って行うようにしましょう。血行促進効果のある、すっきりとした香りのものがおすすめです。マッサージでしっかりと身体をケアして、運動後に疲れを残さないようにしましょう。
※なお、本記事はスポーツアロマの一般的な効果について記述したものであり、製品の効果を保証するものではありません。