クレンジングの種類と選び方!あなたにおすすめのクレンジングはどれ?
クレンジング剤は、種類によって洗浄力や保湿力が異なるため、肌質や年齢に合わせて最適なアイテムを選ぶことが大切です。しかし、「自分にはどのタイプが適しているのかわからない」と迷っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、クレンジングの種類ごとの特徴と選び方のポイント、使い分け方を紹介します。自分に合ったアイテムを選びたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1-1.
- クレンジングオイル
- 1-2.
- クレンジングバーム
- 1-3.
- クレンジングリキッド
- 1-4.
- クレンジングシート
- 1-5.
- クレンジングジェル
- 1-6.
- クレンジングクリーム
- 1-7.
- クレンジングミルク
- 2-1.
- 普段使っているメイクの種類
- 2-2.
- 肌タイプや肌の状態
- 2-3.
- 年齢
- 3-1.
- 肌のコンディションに合わせる
- 3-2.
- 使用する場所・シーンで使い分ける
クレンジングの種類ごとの違いと特徴
・洗浄力:高
クレンジングオイル・クレンジングバーム・クレンジングリキッド
・洗浄力:中
クレンジングシート・クレンジングジェル
・洗浄力:中~低
クレンジングクリーム・クレンジングミルク
基本的に、洗浄力が高いほど肌への負担も大きくなる傾向があります。また、クレンジングシートなど拭き取るタイプのものは、肌への摩擦があるため負担も大きくなります。
ここからは、タイプ別の違いや特徴をチェックしていきましょう。
クレンジングオイル
オイルタイプは油分を多く含むため洗浄力が高く、濃いメイクや皮脂といった油性の汚れをしっかり落とせます。
主に界面活性剤と油分で構成され、界面活性剤によって水と油がなじんで白くにごると乳化し、メイク汚れが落ちやすくなります。
すぐにメイクが落ちるためクレンジングの時間が短くて済み、肌への摩擦を減らすには効果的です。しかし、肌への刺激も強く、乾燥などダメージの原因にもなりやすいのがデメリットです。
クレンジングオイルにも種類があり、主に炭化水素系、エステル系、油脂系、100%天然オイルの4種類に分けられます。洗浄力や価格帯などで比較してみましょう。
クレンジングバーム
クレンジングバームは、洗浄力と保湿力が高いのがポイントです。
クレンジングオイルを固形にしたもので、肌にのせると体温で溶け、メイクとなじみます。高い洗浄力を発揮しながら摩擦を抑えられるので、肌に優しいのが特徴です。
また、バーム状でたれる心配がないため、衛生的で扱いやすいのも利点です。
クレンジングリキッド
クレンジングリキッドは、水やアルコール基材をベースに、乳化剤や洗浄剤といった界面活性剤、保湿剤、美容成分などでつくられています。
オイル成分の配合量が少ないので、油分に弱いまつ毛エクステにも対応できます。また、ニキビの原因となる成分がほかのクレンジング剤に比べて少ないアイテムでもあります。
洗い流すタイプと拭き取るタイプがあり、濡れた手で使える製品も多く、利便性が高いアイテムです。
クレンジングシート
クレンジングシートは、シートにクレンジング成分が染み込んでおり、拭き取るように使うアイテムです。洗い流しが必要ないので、外出先でも使用できます。
ただし、シートを肌に直接あてるため摩擦が起こりやすく、肌へのダメージを与えやすい点に注意しましょう。肌を擦ってメイクを落とすため、乾燥や赤みなど肌トラブルの原因になります。
肌へのダメージを防ぐためにも、毎日のスキンケアではなく、外出時のメイク直しや忙しいときだけ使用するのがおすすめです。
クレンジングジェル
クレンジングジェルは、なめらかなテクスチャーで厚みがあり、摩擦が少なく肌への負担を抑えられるのが特徴です。
オイルフリー水性・オイルイン水性・油性の3種類があり、オイルフリー水性は、ニキビに悩む人やまつ毛エクステを長持ちさせたい人におすすめです。それに対して油性は洗浄力が高く、油分を多く含むため濃いメイクをする人に適しており、オイルイン水性は中間あたりの洗浄力と使用感だと認識しておきましょう。
メイクの濃さやご自身の肌質に応じて、適したクレンジングジェルのタイプを選ぶことが大切です。
クレンジングクリーム
クレンジングクリームは時間をかけてゆっくりメイクを落とすタイプなので、ナチュラルメイクの人に適しています。肌に適度な油分を残しつつ、うるおいを与えながらメイクを落とし、つっぱり感や乾燥を抑えられるのがメリットです。
ただし、洗浄力が穏やかなので、濃いメイクをしている場合はポイントメイクリムーバーなどを併用しましょう。
クレンジングクリームは拭き取りタイプ、洗い流すタイプなどが展開されているため、使いやすいアイテムを選びましょう。拭き取りタイプは肌にうるおいが残りやすい反面、摩擦で肌にダメージを与えることがあります。洗い流すタイプは、洗浄力が高くベタつきにくいのが特徴です。
クレンジングミルク
クレンジングミルクは、オイルや界面活性剤の量が少ないため、低刺激で敏感肌の人でも使いやすい製品となっています。なめらかなテクスチャーで洗浄力が穏やかなので、つっぱり感がなくしっとりとした洗い上がりです。
クレンジングミルクには、洗い流すタイプと拭き取りタイプの2種類があります。
洗い流すタイプはさっぱりとした洗い上がりで、オイリー肌の人におすすめです。乾燥が気になる場合は、うるおい成分がプラスされているタイプを選択しましょう。拭き取りタイプは洗い上がりがしっとりしますが、拭き取る際の摩擦には注意が必要です。
クレンジングの選び方
普段使っているメイクの種類
メイクの濃さや特徴によって、適切なクレンジング剤が異なります。
例えば、まつ毛エクステをしている人は、オイルフリーや油分の配合の少ない製品であるリキッドタイプが適しています。また、落ちにくいアイメイクやリップなどは、洗浄力の高いオイルタイプや専用のポイントメイクリムーバーを使用するのが有効です。
また、ベースメイクが濃い場合は洗浄力の強いオイルやリキッドを、ナチュラルメイクの場合はクリームやミルククレンジングを使うのがおすすめです。
濃いメイクで洗浄力の穏やかなタイプを使うと、メイクが落としきれず肌へダメージを与えます。反対に、ナチュラルメイクで洗浄力の強いものを使うと、肌に無駄な負担をかけてしまうことがあります。
肌タイプや肌の状態
クレンジングを選ぶ際は、肌のタイプや状態に合わせて選択することも重要です。
・普通肌
基本的には自分好みのクレンジング剤を選びつつ、肌が乾燥していればミルクタイプ、濃いメイクであればオイルタイプなど、肌の状態にあわせて選びましょう。
・オイリー肌
過剰に分泌された皮脂をさっぱりと落としきることが求められるため、オイルタイプやジェルタイプが適しています。
・乾燥肌
洗浄力が穏やかで低刺激のクリームタイプやミルクタイプがおすすめです。ジェルタイプは、肌がしっとりするものかどうかが製品によって異なるため、必ず確認しましょう。
・敏感肌
過度な洗浄や摩擦で刺激を与えないよう、クリームタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプといったアイテムがおすすめです。
・混合肌
乾燥とベタつきが混在している状態のため、ミルクタイプなど低刺激のアイテムが適しています。オイリー肌と同じケアをしないよう注意しましょう。
年齢
年齢が上がってきたら、うるおいを保ちやすいタイプのクレンジング剤がおすすめです。
年齢によって女性ホルモンの分泌量も変化し、それに応じて皮脂の分泌や水分量なども変わってきます。また、メイクの好みも変わってくるため、肌の状態と使用しているアイテムによってクレンジング剤を選びましょう。
常に同じクレンジング剤を使うのではなく、年齢に応じたアイテムを選ぶことが正しいスキンケアにとって重要です。
クレンジングの使い分け方
肌のコンディションに合わせる
生理周期や体調、天候などによって肌のコンディションは変化するため、それに応じてクレンジング剤を使い分けましょう。
肌質や年齢に応じたクレンジング剤が、必ずしも毎日適したアイテムであるとは限りません。例えば、強風で乾燥が気になる日はクリームタイプ、汗をかいてテカリが気になる日は洗浄力の高いオイルタイプが適しています。
複数のクレンジング剤を常備し、肌の状態を確認したうえで使い分けると効果的です。
使用する場所・シーンで使い分ける
入浴中などは洗い流すタイプ、忙しいときは拭き取りタイプなど、使用する場所やシーンに応じてクレンジングの種類を使い分けると便利です。
入浴中や、洗顔の時間が十分に取れるときは洗い流すタイプがおすすめですが、外出中や忙しくて時間が取れない場合は拭き取りタイプを使うこともできます。
クレンジングの種類と選び方まとめ
クレンジング剤を選ぶ際は、ご自身の肌質や年齢、使用シーンを考慮したうえで選択しましょう。複数のクレンジング剤を状況によって使い分けると便利です。