クレンジングに最適なタイミングはいつ?タイミングごとのメリット・デメリット

クレンジングは肌をきれいに保つための重要な役割を担っています。しかし、タイミングやそのあとのケアを間違えると、期待したような効果が発揮されません。

この記事では、クレンジングを行うのに最適なタイミングについて解説します。帰宅直後、お風呂前、入浴中、お風呂後といったタイミングごとに、ポイントとメリット・デメリットを見ていきましょう。

ご自身のライフスタイルに合わせて、クレンジングのタイミングを選択する際の参考にしてください。

クレンジングを使うタイミングはいつがいい?

クレンジングのタイミングはなるべく早いほうが肌への負担が減らせます。難しい場合はライフスタイルに合わせて決めましょう。

帰宅後すぐお風呂で落とすのがベストタイミング


可能であれば、帰宅したらすぐにお風呂でメイクオフするのが理想です。

長時間のメイクは、皮脂や汚れが酸化して肌トラブルの原因となります。過酸化脂質によって起こるダメージを抑えるためにも、帰宅後すぐがベストタイミングです。

また、メイクは毛穴が開いた状態のほうが落としやすくなります。湯船で身体を温めると毛穴が開き、余分な皮脂も排出されるため、入浴時のメイクオフにはメリットが多いといえます。さらに、クレンジング後にすぐスキンケアをして乾燥を防げるという意味でも、入浴時がベストです。

ライフスタイルに合わせて決めればOK


人によっては、帰宅後すぐに入浴するのが難しい場合もあるでしょう。その場合は、自分の生活スタイルに合わせてクレンジングのタイミングを決めれば問題ありません。

帰宅から入浴までに時間が空く場合は、帰宅後にクレンジングと簡単な保湿だけ済ませておきます。そうすることで、肌へのダメージを減らす効果が期待できます。

メイクをしたまま寝てしまうのは、肌トラブルにつながるのでNGです。

クレンジングのタイミングごとの特徴とポイント

クレンジングの主なタイミングは、帰宅後すぐ、入浴前、入浴中、入浴後です。ここでは、それぞれのメリット・デメリットとポイントを確認しましょう。

帰宅後すぐ


帰宅後にすぐクレンジングを行うメリットは、過酸化脂質によるダメージ、花粉やウイルスの影響を最小限に抑えられることです。疲れていてメイクを落とさず寝てしまうこともなくなります。

一方で、洗顔の回数が増えて肌に負担がかかるというデメリットがあります。入浴時にも洗顔をすると、洗いすぎて摩擦が起こり、乾燥の原因になります。さらに、毛穴が開いていないため皮脂が残りやすく、特に冬場は手が冷えてクレンジングが乳化しにくくなります。

帰宅後すぐクレンジングをする際は、まず髪をまとめ、手を洗ってからメイクを落としましょう。髪にクレンジング剤や洗顔料が付着すると、肌に悪影響です。さらに、手が汚れていると雑菌が顔に付いたり、クレンジング剤の効果が発揮されなかったりします。

手が冷えているとメイク落ちに影響するため、温かい飲み物やマッサージで手を温めてから行いましょう。さらに、スチーマーや蒸しタオルで肌を温めてからクレンジングすると、より効果的です。お風呂まで時間が空く場合は、簡単な保湿をして肌の乾燥を防ぎましょう。

お風呂前


お風呂前にクレンジングを行うメリットは、乾いた手や顔でクレンジングできることです。一般的なクレンジング剤は、手や顔が濡れていると洗浄力が低下するため、入浴前の乾いた状態が適したタイミングです。

しかし、クレンジングのあとにすぐ入浴すると、保湿ケアまで時間が経ってしまうのがデメリットです。乾燥しやすくなり、肌に大きなダメージを与えるため、化粧水などで保湿をしてから入浴しましょう。

また、入浴前は帰宅直後と同様に毛穴が開いていない状態なので、スチーマーや蒸しタオルで肌を温めてからクレンジングするとメイクや汚れが落ちやすくなります。

クレンジングをしたあとは、シャンプーなどを済ませて最後に洗顔するのがポイントです。洗顔が最後であれば、界面活性剤などのすすぎ残しが減り、肌トラブルを抑えられます。

入浴中


入浴中にクレンジングを行うメリットは、温かい蒸気で毛穴が開き、メイクが落としやすくなることです。汚れがきれいに落ちるため化粧水や乳液などの、スキンケア成分も浸透しやすくなります。

デメリットとして、帰宅後、すぐに入浴しない場合はメイクをしている時間が長くなってしまう点があげられます。また、入浴直後にクレンジングすると、お風呂から上がるまでの間に肌が乾燥してしまいます。

入浴中にメイクを落とす際はお風呂から上がる直前に、クレンジングと洗顔を行い、すぐに保湿ケアを行いましょう。保湿までの時間を短くすることで、乾燥を防ぐ効果が期待できます。

入浴前にポイントメイクは落としておくこともおすすめの方法です。アイメイクやリップを先に落とすことで汚れが顔全体に広がることがなくなり、スムーズにクレンジングできます。

お風呂後


お風呂後にクレンジングを行うメリットは、身体が温まっているので汚れが落ちやすく、保湿までの時間を短くできることです。

ただし、お風呂後にクレンジングを行うと、メイクをしている時間が長くなります。過酸化脂質や花粉、ウイルスなどの影響を受けやすくなってしまうので注意しましょう。

お風呂後にクレンジングをする際は、お風呂を出てからクレンジングまで時間を空けないのがポイントです。時間が経過すると、せっかく開いた毛穴が閉じてしまいます。お風呂から上がった流れでクレンジングと洗顔を行い、そのまま保湿ケアに移りましょう。クレンジングと洗顔が一度で済む、ダブル洗顔不要のクレンジング剤もあります。

クレンジングのタイミングまとめ

クレンジングは帰宅直後にお風呂で行うのが理想ですが、一晩メイクをしたまま放置しない限り、タイミングはいつでも問題ありません。ただし、帰宅からクレンジングまで時間を空けてしまうと肌に負担がかかりやすくなるので注意が必要です。

帰宅直後や入浴前であれば、身体を温めてメイクや汚れを落としやすくするとよいでしょう。入浴中や入浴後であれば、保湿ケアまでの時間を短くすると乾燥が抑えられます。肌をきれいに保つため、ポイントを押さえてクレンジングを行いましょう。