化粧水のつけすぎはよくないの?つけすぎにより起こる肌トラブルを徹底解説!

肌に潤いを与えてケアしようと、ついつい化粧水を多めにつけてしまうことはありませんか?

化粧水はスキンケアアイテムとして肌の保湿には欠かせません。しかし、実は化粧水をつけすぎることは肌トラブルを招く原因にもなってしまうのです。適量以上に化粧水をつけると、逆に乾燥やニキビ、毛穴の開きなどを引き起こしてしまいます。

ここでは、化粧水のつけすぎで起こる肌トラブルについて徹底的にご説明します。

この記事でわかること
・化粧水をつけすぎることが肌に悪い理由
・化粧水のつけすぎで起こる肌トラブル
・化粧水のつけすぎに関するよくある疑問

化粧水のつけすぎは逆効果!つけすぎると肌はどうなる?

メーカーの推奨量以上の化粧水をつけると、肌トラブルを引き起こしかねません。

化粧水をたっぷり使用したり、1日に何度も塗ったりすると水分と保湿成分により肌は常に潤った状態になります。理想的な状態に見えますが、過度に保湿されていると角質層のバリア機能が低下し、本来のはたらきが引き出されにくくなり逆効果になってしまいます。

バリア機能とは乾燥や摩擦から肌を守るはたらきのことです。肌が過剰に潤っていると角質層がふやけてバリア機能が低下し、乾燥やニキビなどの肌トラブルを招きやすくなります。

また、化粧水を重ね付けする行為は手やコットンが肌に触れている時間を長くすることです。刺激を加える要因になり、強すぎると角質層がはがれる恐れもあります。

化粧水のつけすぎで起こる可能性のある肌荒れ・肌トラブル

化粧水をつけすぎると、具体的にどのような肌トラブルを引き起こす可能性があるのでしょうか。起こりうる肌悩みや肌荒れの例を7つ紹介します。

乾燥肌を引き起こす


化粧水をつけた分だけ必要以上に肌から水分が蒸発してしまい、乾燥肌を招きやすくなります。

たくさんの量の化粧水をつけたからといって、すべて肌に吸収されるわけではありません。吸収できなかった分は肌から蒸発してしまいます。加えて化粧水は水溶性のアイテムです。肌がもともと持っていた水分まで、化粧水が蒸発する際に一緒に奪ってしまいます。

そのため、化粧水をつけすぎると乾燥肌につながりやすくなります。

ニキビの発生


化粧水で保湿をしすぎると皮脂分泌が乱れてニキビができやすくなる要因となります。とくに、オイリー肌やニキビができやすい体質の人は要注意です。

化粧水で潤いを与えすぎると、肌は過剰に保湿されている状態となります。すると、皮脂が余計に分泌されてしまうため、ニキビが発生しかねません。

きれいな肌をめざしてスキンケアをしても、逆に皮脂の正常な分泌を妨げてニキビ肌になってしまう恐れがあります。

毛穴の開き


毛穴に化粧水が過剰に入り込み、手穴の開きを目立たせる可能性があります。

化粧水は適切な量を使用すれば毛穴を引き締めて、なめらかな肌に整えてくれるアイテムです。しかし、化粧水の量が多すぎると毛穴に保湿剤が入り込んでしまい、毛穴が開いたままの状態になります。

開き毛穴になると、肌のなめらかさがなくなってメイクをしていても粗さが目立つでしょう。また、毛穴の汚れが落ちにくくなりニキビや肌荒れの原因にもなります。

顔のむくみ


肌細胞が水分を過剰に含むため、顔がむくんでしまうことがあります。

そもそも顔のむくみは水分の滞りが要因です。水分や塩分、アルコールのとりすぎなどによって細胞に水分がたまることで発生します。

化粧水をつけすぎて必要以上に肌細胞が水分を摂取すると、膨れ上がってむくんだようになってしまいます。化粧水からでも水分のとりすぎは起こり、顔のむくみにつながることを認識しておきましょう。

肌のたるみ


過剰な保湿は肌本来の機能を低下させるため、重力に抗えず肌のたるみを引き起こすこともあります。

ハリのある肌にするためには保湿が基本です。しかし、保湿をしすぎる方法では逆に肌のたるみにつながりかねません。必要以上に肌が潤った状態になると、バリア機能や本来備わっている保湿をする力が失われるため逆効果です。

保湿機能が低下すると重力に負けてしまい、肌のたるみにつながります。

かゆみ


バリア機能が低下して雑菌が入りやすくなるため、かゆみや赤みが出やすくなります。

つけすぎた化粧水は肌に吸収されず、乾燥を招き皮脂分泌が過剰になりがちです。肌表面に残った皮脂はのちに刺激物となります。

刺激物が残った肌表面は、バリア機能が低下し雑菌が入りやすい状態です。その結果、かゆみや赤みといった肌トラブルを引き起こしてしまいます。

肌のヒリヒリ感


紫外線、ホコリやアレルゲンなどに対して敏感になり、肌がヒリつくことも化粧水のつけすぎによって起こりうる肌トラブルです。

化粧水を適量以上につけると、肌のバリア機能が低下してしまいます。正常にバリア機能がはたらいていると外からの刺激には負けません。ですが、低下すると肌が紫外線、ホコリやアレルゲンといった刺激にも敏感になります。

そのため、すぐに肌がヒリヒリとしてしまい刺激に弱い状態になってしまいます。

化粧水のつけすぎに関するよくある疑問

最後に、化粧水のつけすぎに関するよくある疑問へお答えします。スキンケアのときついつい出しすぎてしまうといった人は、ぜひ参考にしてください

化粧水をだしすぎてしまったときはどうする?


首や手など顔以外のパーツにつけることがおすすめです。

適量を意識していても、ついだしすぎてしまうこともあるでしょう。しかし、もったいないからといってすべて顔につけてしまっては、せっかくの化粧水も意味がありません。

だしすぎたら顔は適量にとどめ、顔以外の保湿をしたいパーツに塗りましょう。とくに首は年齢が現れやすいパーツであるため、しっかりと保湿を行うとよいでしょう。

乳液のつけすぎもよくない?


化粧水と同じく、乳液のつけすぎも肌トラブルにつながりかねません。たくさん塗っても効果がアップするわけではないため、乳液もメーカーが推奨する適量を守って使用しましょう。

乳液は化粧水に比べて油分を多く含んでいるアイテムです。そのため、おでこや鼻など皮脂の出やすいTゾーンにつけると、テカリやベタつきの原因となります。

また、油分によって毛穴が詰まりやすくなることも肌には悪影響です。ニキビや吹き出物、毛穴の黒ずみといった肌トラブルを引き起こしかねません。

健やかな肌のために化粧水はつけすぎないようにしよう

化粧水をつけすぎると、バリア機能が低下して肌トラブルの原因となります。起こりやすい肌トラブルの例は、乾燥、ニキビ、開き毛穴、むくみ、たるみ、かゆみ、肌のヒリヒリ感などです。

化粧水をたくさんつけたからといって、その分、肌が潤ってハリが改善するわけではありません。必要な水分の蒸発や皮脂分泌の乱れなどによって、肌に悪影響を及ぼす恐れがあります。

欲張りすぎずに適量を毎日使うことが、美肌への近道です。