洗顔しない方が肌はきれいになるの?理由や洗顔しない方がいい人の特徴を解説!
スキンケアの方法について調べているとき、「洗顔しない方が肌はきれいになる」と目にしたことはありませんか?ここでいう「洗顔をしない」とは「洗顔料を使わない」ことを意味します。
一般的には、洗顔料を使って汚れを洗い落とすことが基本です。しかし、肌質やメイクの有無によっては洗顔しない方が肌にいいケースもあります。では、洗顔しないスキンケアを実践するとどうなるのでしょうか。
ここでは、肌をきれいに保つための洗顔しない美容法について説明します。
・洗顔しない方が肌はきれいになるのか
・洗顔しないとどうなるのか、デメリットと注意点
・洗顔しない方が良い肌質と状況
目次
- 1-1.
- 結論:肌質やメイクの有無で異なる
- 1-3.
- 補足:男性は毎日洗顔した方がいい
- 2-1.
- 乾燥肌
- 2-2.
- 敏感肌
- 3-1.
- 毛穴が詰まりやすくなる
- 3-2.
- 化粧のノリが悪くなる
- 3-3.
- ニキビができやすくなる
- 4-1.
- 肌が敏感になっている日
- 4-2.
- ノーメイクの日
- 5-1.
- 肌がべたつくときは洗顔料を使う
- 5-2.
- ぬるま湯で洗う
洗顔しない方が肌はきれいになるって本当?
結論:肌質やメイクの有無で異なる
前提として顔を洗うことは必須ですが、洗顔料を使うべきかは敏感肌や乾燥肌などの肌質やメイクをしているかどうかによって異なります。
顔を洗っていない状態の肌は、ほこりや汗、垢、余分な皮脂などによって汚れた状態です。汚れを落とすためには顔を洗うだけでなく、洗顔料が必要になります。
また、洗顔料にはクレンジング後に残ったメイクや余分な皮脂を落とす役割があります。そのため、メイクをしているのであれば、汚れを落としきるためにも洗顔料は必要です。
しかし、ノーメイクでかつ肌が敏感な状態であれば、洗顔料を使うと肌を刺激して負担をかける恐れもあります。
洗顔料を使った方がいいのか、使わないほうがいいのかは、肌質と状況によっても異なるため一概には断言できません。
洗顔しない方が肌がきれいになると言われている理由
洗顔をしない方がいいとされている理由は、洗いすぎを防ぎ、水分と油分のバランスを保てるためです。
肌をきれいにしようと、ごしごしとこすって、長い時間をかけて洗顔してしまうかもしれません。しかし、洗いすぎると必要な皮脂まで除去してしまう恐れがあり、肌には逆効果です。
洗顔をしない場合、必要な皮脂を残して肌の水分と油分のバランスを整えられます。また、ぬるま湯だけであっても、ある程度の汚れは落とすことが可能です。メイクをしていないときであれば洗いすぎを防ぎながら肌をきれいにできます。
補足:男性は毎日洗顔した方がいい
男性は毎日の洗顔で余分な皮脂を落とすことが大切です。
女性に比べて男性は皮脂が多く出る傾向にあります。そのため、洗顔料を使わずに水やぬるま湯だけできれいにしようとしても、汚れは落としきれません。皮脂や汚れが落としきれないと、ニオイや肌トラブルを引き起こすこともあります。
が、基本的には毎日洗顔料を使って顔を洗いましょう。
洗顔しない方がいい人の肌質
乾燥肌
乾燥肌の場合、洗浄力が高い洗顔料を使用すると、肌に必要な潤いまで除去される恐れがあるため、注意しなければなりません。
洗顔料は肌の汚れを落とすことはもちろんですが、洗浄力の高いタイプは必要な保湿成分まで洗い流してしまう可能性があります。そのため、乾燥肌の人が使用するとより状態を悪化させることが考えられます。
肌がカサカサしている、ひりついた感じがするなど乾燥肌で悩んでいる場合は、洗顔料を使わないことも選択肢の一つです。
敏感肌
敏感肌の人は過度に洗顔をすると洗顔料が肌を刺激して、肌荒れにつながる恐れがあります。
赤みやかゆみが出やすい敏感肌の人は、洗顔料が肌に刺激を与えてしまうため注意が必要です。洗顔料で顔を洗いすぎると状態を悪化させる危険もあります。
これらの肌質にあてはまらない脂性肌の人は、きちんと洗顔料を使うことがおすすめです。洗顔をしないと皮脂が毛穴につまり、肌トラブルを引き起こす可能性があります。
1日洗顔しないと肌はどうなる?考えられるデメリット
毛穴が詰まりやすくなる
1日洗顔をしないと、不要な皮脂が肌に残るため、毛穴のトラブルにつながりやすくなります。
ぬるま湯だけでもある程度の汚れは落ちますが、どうしても皮脂が残ってしまう場合もあるでしょう。皮脂が洗い流されない状態では、毛穴が黒くなったり、汚れが詰まってザラザラしたりと、毛穴のトラブルを引き起こしかねません。
とくに、皮脂を分泌しやすい脂性肌や男性の場合、毛穴詰まりが発生しやすい可能性があります。肌質によっては、洗顔をしないことが肌荒れにつながる恐れのあることを認識しておきましょう。
化粧のノリが悪くなる
洗顔をしないと1日で出た皮脂汚れが落としきれず肌の脂質が多くなるため、化粧ノリが悪くなってしまいます。
洗顔をしないと不要な皮脂や角質、汚れが洗い流されず肌に蓄積され、脂質過多な状態になるためです。メイクは油分を含むものが多く、肌に脂質が多いとヨレやすくなってしまいます。
洗顔をせずに肌がオイリーになると、朝にしっかりとメイクをしても日中には化粧崩れをしやすくなる点もデメリットです。
ニキビができやすくなる
洗顔をしないために汚れが落としきれていないと、アクネ菌が繁殖する可能性があります。
ニキビの原因であるアクネ菌は皮脂を栄養にしています。そのため、除去できなかった皮脂や古くなった角質で毛穴が詰まってしまった肌はアクネ菌の温床になっている状態です。
洗顔料を使わなければ、アクネ菌が増殖してニキビができやすくなる恐れがあります。日中についた汚れや寝ている間に分泌された皮脂を洗顔料で洗い流し、アクネ菌が育ちにくい肌環境をつくることが大切です。
無理に洗顔しないでOKな場合とは
肌が敏感になっている日
ひりつきや乾燥が気になるときは、洗顔せずにぬるま湯で優しく汚れを落とすことがおすすめです。
基本的な肌質とは別に、体調やホルモンバランスなどによって肌の状態は変化します。肌がヒリヒリするときや乾燥して肌が痛いと感じるときは、無理に洗顔をする必要はありません。洗顔料を使うことによって、肌に刺激を与え、敏感な状態を悪化させる可能性があります。
洗顔料を使わないからといってゴシゴシと洗わず、ぬるま湯で優しく丁寧に洗いましょう。
ノーメイクの日
メイクをせずにクレンジングを使う必要もない日は、ぬるま湯での洗顔だけで問題ありません。
洗顔料には顔に残ったメイクの汚れやクレンジング剤を落とす役割もあります。しかし、ノーメイクの日はクレンジングを使わないため、顔に残っている汚れも少なく、ぬるま湯でも十分汚れを落とせるでしょう。
洗顔しない美容法を実施する上での注意点とポイント
肌がべたつくときは洗顔料を使う
肌に皮脂が残っていてべたつく場合は、水やぬるま湯で洗うだけではなく洗顔料でさっぱりと落とすことが大切です。
皮脂やメイクといった油性の汚れは、どうしても水だけでは落としきれません。そのため、肌がべたついているときに洗顔をしないと皮脂が残ってしまい、ニキビや毛穴詰まりなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
肌がテカテカとしたりべたついたりしているオイリーな状態のときは、水だけの洗顔にこだわらず、洗顔料を使って油分を落としましょう。
ぬるま湯で洗う
洗顔料を使用しない際には32℃程度のぬるま湯で洗い、肌に過度な刺激を与えないようにしましょう。
シャワーと同じ温度や冷たい水で洗うなど、洗顔するときの温度にまで気を配っていない人もいるかもしれません。しかし、お湯の温度は肌の状態に大きな影響を与えます。お湯が熱すぎると乾燥肌の原因になり、逆に冷たすぎると皮脂が落としきれません。
基本的には、32℃程度のぬるま湯を使いましょう。肌に刺激を与えず、かつ汚れを落とすために重要なポイントです。
洗顔をしない美容法に関するよくある疑問
ニキビがあるときも洗顔しない方がいい?
ニキビがあるときは、皮脂や汚れを落とすために洗顔をしたほうが良いでしょう。
ニキビができているときは肌に刺激を与えないために、洗顔すべきではないと考える人もいるかもしれません。しかし、ぬるま湯だけでは皮脂やニキビの原因となる雑菌を落としきれず、緩和できるどころか悪化する恐れもあります。
洗顔料を使って汚れと雑菌をきれいに落としましょう。
朝と夜どちらかだけ洗顔しないとしたらどちらがいい?
どちらかであれば、朝に洗顔しない方がいいでしょう。
そもそも、朝と夜では洗顔の役割が異なります。朝は寝ているときについたほこりや皮脂を落とし、夜の洗顔はメイクや1日の汚れを落とすことが役割です。
どちらも洗顔をする意味はありますが、敏感肌や乾燥肌の人であれば、朝はぬるま湯での洗顔だけでも問題ない場合もあります。夜に比べてメイクや皮脂といった油分の多い汚れが少ないため、朝はぬるま湯だけでもある程度汚れが落とせるでしょう。
なお、日々の肌コンディションによって、どちらかで良いかは変わるため、状況に応じた判断が必要です。
洗顔をする・しないは肌質やその日の状況を踏まえて考えよう
基本的に皮脂やメイクの汚れは、洗顔料を使わなければ落とせません。しかし、ほこりやある程度の汚れはぬるま湯で流すだけでも落とせます。
乾燥肌や敏感肌の人は、洗顔料を使うことで逆に肌を刺激してしまい、肌トラブルを引き起こすおそれがあります。そのため、肌の状態やメイクの有無によっては、洗顔をしない方が良いでしょう。
しかし、洗顔をしないと皮脂がたまってニキビや毛穴詰まりを起こす恐れもあります。肌質やコンディションにあわせて選択することが大切です。