Sourcing
原料調達
1921年の創業以来ヴェレダが目指してきたのは、人々の健康を維持・促進し、回復させることです。ですから、最高レベルの品質の製品を提供するために、貴重な自然原料を丁寧に、敬意をもって取り扱っています。ヴェレダで使用する植物原料の約75%は、オーガニック有機栽培農法またはバイオダイナミック有機栽培農法で栽培されたものか、採取が認められた野生種で占められています。

私達が使う自然原料は産地も種別も様々です。約200種以上はドイツのハーブガーデンで栽培されたものですが、その他の国にある自社農園や野生採集のものもあります。また、それ以外にも長期のパートナーシップ関係にあるサプライヤーから提供してもらっています。大小問わずいろいろな農家や協同組合、農業プロジェクトなど、世界中の取引先から膨大な種類の貴重な原料を入手しているのです。
植物原料を知る旅
クオリティを保証する長期パートナーシップ
ヴェレダは各地のパートナーと適正な価格で取引し長期にわたって契約関係を結んでいます。そうすることでヴェレダとパートナーとの間にゆるぎない協力関係を構築しています。私たちにとってフェアトレードは、サプライヤーを含むバリューチェーンすべてに関わる重要な社会的行動基準です。栽培に従事する人たちの生活水準や労働環境にも責任をもつサプライヤーでなければ、私たちは取引をしません。サプライヤーは従業員に公正な賃金を支払い、女性の自立やワークライフバランスを支援することも求められます。また、こうしたパートナーシップは、政府の開発関係機関や大学、国際的な環境保全団体などの協力を得て実現することもあります。
生物原料の流通に関する倫理組合(UEBT)
ヴェレダは2011年10月より、生物原料の流通に関する倫理組合(UEBT)の正会員になりました。UEBTは2007年にパリに設立された非営利組織で、天然資源の持続可能な調達と利用、生物多様性の保全、利益の公正な配分といった明確なグローバル基準を定めています。

取引に余計な“仲介人”を挟まないことで、ヴェレダは低コストの競争価格で原料調達をしています。こうした適正な価格での取引は、双方に利益をもたらす長期的な信頼関係につながると確信しています。市場の投機的な動向に左右されにくいということも、双方にメリットがあります。最高品質の原料は、お互いをよく理解しあって信頼できるパートナーシップを築くことから生まれます。こうした関係によって価格の安定性、品質の一貫性、ノウハウの交換といったベネフィットも相互にもたらしてくれるのです。