アウトバストリートメントとは?役割やタイプを解説
髪のパサつきやダメージに悩んだとき、普段のヘアケアにアウトバストリートメントを取り入れるという方法があります。アウトバストリートメントは、髪の内部と表面を整えて補修するアイテムです。テクスチャによっていくつかの種類に分けられ、自分の悩みに合ったアイテムを使うことで理想の髪へと近づくでしょう。
この記事では、アウトバストリートメントを使う意味や種類ごとの特徴を解説します。髪のダメージケアをしたい方、自分に合うアウトバストリートメントが何かを知りたい方は、参考にしてみてください。
・アウトバストリートメントの意味、効果
・アウトバストリートメントの種類(オイル・ミルク・クリーム・ミスト)
アウトバストリートメントとは?
アウトバストリートメントとは、お風呂上がりの濡れた髪に使う洗い流さないトリートメントです。ドライヤーで髪の毛を乾かす前にタオルドライをし、頭皮を避けつつ適量のアウトバストリートメントを毛先中心になじませます。
アウトバストリートメントの多くは髪の内部と表面を補修・保護する成分を含んでおり、髪のまとまりを良くしたり、指通りを良くしたりする効果が期待できるでしょう。ここでは、アウトバストリートメントの効果や役割を紹介します。
アウトバストリートメントの効果
アウトバストリートメントには、具体的に以下のような効果があります。
- 髪の内部に栄養を補給し、ハリやコシ、ツヤを与える
- 髪の表面をコーティングし、乾燥や熱、紫外線ダメージから保護する
- 髪のまとまりや指通りを良くする
アウトバストリートメントは、髪の内部と表面の両方をケアできるアイテムです。髪に必要な栄養素が含まれており、水分と油分を補ってまとまりを良くするほか、髪の表面を膜で覆って外的ダメージからも守ってくれます。
アウトバストリートメントを使う意味と役割
アウトバストリートメントは、髪の内部と表面にアプローチできるケアアイテムです。洗い流すタイプのインバストリートメントもアウトバストリートメントと同様、髪に必要な栄養を補給し、ハリやコシ、ツヤなどを与える効果があります。
ただし、インバストリートメントは髪の「内部」に栄養を補給し、乾燥やダメージを補修することに特化しているのが特徴です。対する洗い流さないアウトバストリートメントは、髪の内部補修だけでなく、「表面」をコーティングして乾燥やドライヤーの熱から髪を守る役割も担っています。また、アウトバストリートメントの場合は洗い流す必要がなく、インバストリートメントよりも手軽に髪をケアできることがメリットです。
それぞれ効果に細かな違いがあり、両方を使うことで髪悩みに総合的なアプローチができるでしょう。
アウトバストリートメントのタイプ・種類
アウトバストリートメントは、オイル・ミルク・クリーム・ミストタイプの大きく4種類に分けられます。それぞれの特徴やおすすめの髪タイプをチェックしていきましょう。
特徴 | おすすめの髪タイプ | |
オイルタイプ | ・油分量が多いため、しっとりとした仕上がり ・濡れたような髪のツヤを演出できる | ダメージや乾燥が気になる髪 |
ミルクタイプ | ・オイルよりも軽い付け心地 ・補修効果があり、パサつきを抑えて髪をまとめる | ・広がりやすい髪 ・ブリーチやパーマによるダメージが気になる髪 |
クリームタイプ | ・髪表面をコーティングして保護する ・ミルクとオイルの中間のイメージで使える | 水をはじきやすい硬い髪 |
ミストタイプ | ・軽い付け心地で、サラサラの髪に仕上がる ・オイルタイプと併用すると、よりしっとりする | 細くて柔らかい髪 |
オイルタイプ
オイルタイプは油分量が多く、パサついた髪をしっとりと仕上げるのに適しています。油分が髪の表面をコーティングすることで、濡れたようなツヤを表現できるのが魅力です。また、柔軟作用がある植物オイルを含んだものであれば、髪を柔らかく仕上げてくれます。
タイトアレンジやウェーブスタイルにツヤをプラスするために使うなど、スタイリング材としても活用できるでしょう。なかにはドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を保護してくれる商品もあり、ヘアアイロンで髪をセットする人にもおすすめです。
ミルクタイプ
ミルクタイプのアウトバストリートメントは高い補修効果がありながら、オイルよりも軽い付け心地が特徴です。パサつきを抑えて髪をしっかりとまとめてくれるため、髪が広がりやすい人に適しています。
補修効果がある成分を配合しているアイテムも多く、ブリーチやパーマなどで傷んだ髪のケアにも効果的です。
くせ毛の方向けのアウトバストリートメントについては、こちらをご参照ください。
クリームタイプ
クリームタイプのアウトバストリートメントは、ミルクタイプよりも油分が多く、こっくりとした付け心地です。コーティング効果が高く、髪表面をしっかりと保護してくれるため、水をはじきやすい硬い髪質の人に適しています。
ミルクのように髪に浸透して補修を行いながら、オイルに近いコーティング効果も発揮してくれるため、それぞれを良いとこ取りした中間のイメージで使えるでしょう。
ミストタイプ
ミストタイプは、ほかのテクスチャのアウトバストリートメントに比べて軽い付け心地が特徴です。重みのあるしっとりとした髪よりも、サラサラの髪に仕上げたい人に適しています。仕上がりが軽くベタつきにくいため、細くて柔らかい髪質の人におすすめのタイプです。
ミストだけでは潤いが物足りない場合、オイルタイプと併用することで、よりしっとり感を得られます。
アウトバストリートメントでダメージをケアし美しい髪を保とう
アウトバストリートメントは、お風呂上がりの濡れた髪に使用でき、洗い流す必要はありません。ダメージを受けた髪の内部に栄養を補給するだけでなく、表面をコーティングしてドライヤーやヘアアイロンの熱・乾燥などから髪を保護してくれるアイテムです。
アウトバストリートメントは、テクスチャによってオイル・ミルク・クリーム・ミストの4種類に分けられ、それぞれ適した髪のタイプが異なります。自分の髪質や悩みにあったアウトバストリートメントを選び、毎日のヘアケアに取り入れてみましょう。