トリートメントの正しい使い方|付け方・流し方のポイントも紹介
「トリートメントの正しい塗り方がわからない」「効果的な使い方がわからない」などの悩みはありませんか?
髪の内部のケアをする際、重要なアイテムとなるのがトリートメントです。しかし、正しい使い方をしなければ適切な効果を得られないばかりか、逆に頭皮へダメージを与える可能性もあります。
本記事では主に洗い流すトリートメントについて、効果を最大限引き出すための使い方を説明します。
・トリートメントの正しい使い方
・トリートメントの効果的な使い方
・トリートメントの使い方に関する疑問と回答
トリートメントの正しい使い方
トリートメントの効果を最大限に引き出すために正しい使い方をおさえていきましょう。トリートメントの塗り方を手順ごとに解説します。
シャンプー後に髪を入念にすすぐ
洗いにかかった約3倍の時間をかけ、泡を丁寧にすすぎましょう。
シャンプーが髪に残っていると、トリートメントの効果が弱まるだけでなく、フケや臭いの原因につながります。そのため、すすぎをしっかりと行うことが重要になります。
指の腹を使って頭皮を優しくマッサージしながら、シャワーを使って全体にお湯がかかるように泡を落としていきましょう。
襟足や耳まわりなどはシャンプーが残りやすい箇所です。特に丁寧にすすいでください。
髪の水気をしっかり切る
髪が水分をたっぷり含んでいるとトリートメントが浸透しづらいので、シャンプーの後は、水分をしっかりとりましょう。手で絞るだけでもいいですが、念入りにお手入れしたい日は、軽くタオルドライするのがおすすめです。
トリートメントを毛先から髪の中間にかけてなじませる
適量のトリートメントを手に取り、手ぐしで髪にもみ込むようにつけていきましょう。
トリートメントの適量の目安は、セミロングであれば500円玉硬貨くらいです。つける際は、毛先から髪の中間まで塗っていきます。髪の内部までなじませるイメージをし、手ぐしでもみ込むようにするとトリートメントの成分が浸透しやすくなるでしょう。
トリートメントが髪に行き渡らない場合は量をプラスしてみてください。
浸透するまで時間を置く
トリートメントの成分が髪の内部に浸透するよう、3~10分程度を目安に時間を置きます。
ただし、メーカーが推奨している放置時間がある場合は遵守してください。推奨時間より長く置いても浸透する量には限界があります。
放置しすぎるとヘアカラーの色落ちを進めてしまう、地肌トラブルにつながるなどマイナスな影響を与えることがあるので注意してください。
ぬるぬるした感触がなくなるまで洗い流す
頭皮にシャワーを当てるようにして、トリートメントのヌルつきがなくなるまでしっかりとすすぎましょう。髪の根元から流し落とすことで、毛先の洗いすぎによるパサつきを防ぎます。
トリートメントが頭皮に残っていると、頭皮の詰まりや肌荒れといったトラブルを引き起こす可能性があります。すすぎ残しがないよう、丁寧に流していきましょう。
トリートメントの効果を高める使い方のアイデア・コツ
ヘアカラーやパーマなどで髪が傷んでいるとき、よりトリートメントの効果を高めたいと思うでしょう。そこで、トリートメントの効果的な使用方法やアイデアを3つ紹介します。
目の粗いくしでコーミングする
トリートメントを塗った後に目の粗いくしでコーミングをすると、均一にトリートメントをなじませられます。
目が細かいくしだと髪の毛と接する部分が多くなります。くしと髪がこすれることにより摩擦ダメージを与え、キューティクルを傷つけてしまいかねません。とかしたタイミングでせっかく塗ったトリートメントを落としてしまい、ムラが生じる可能性もあります。そのためコーミングには目の粗いくしが最適です。
トリートメントが一層なじむよう指の腹で髪を挟み込むようにしてタッピングすると、体温で温められてより成分が内部に浸透しやすくなります。
蒸しタオルで浸透力をアップさせる
トリートメントの放置時間にホットタオルで髪を温めるとキューティクルが開き、内部まで成分が浸透しやすくなります。
まずは、42〜43℃程度のお湯にタオルをつけて絞りましょう。お湯を熱めにすれば簡単に蒸しタオルが作れます。そのあと、髪全体を包み込むようにして頭に巻き付け、放置します。
ホットタオルの上からシャンプーキャップを被るとより効果的です。タオルを巻いただけでは熱が冷めやすくなるため、シャンプーキャップで温度を保ち、タオルがずれないようにしましょう。
コンディショナーと併用する
ひどい乾燥やパサつきなどでダメージが気になるときは、コンディショナーと併用するのがおすすめです。トリートメント⇒コンディショナーの順番で併用してケアすると、より効果を期待できます。
トリートメントは髪内部に栄養を届けるものであり、コンディショナーは髪表面を整えるアイテムです。先にコンディショナーを使うと髪表面にバリアが張られた状態になり、トリートメントが浸透しにくくなります。正しい順序で併用しましょう。
トリートメントの使い方に関するよくある疑問
最後に、トリートメントの使い方について、よくある疑問をチェックしていきましょう。トリートメントを正しく使い、効果的にダメージケアをするための参考にしてください。
洗い流さないタイプのトリートメントの使い方は?
洗い流さないタイプのトリートメントは次の順番で使用します。
- 1.髪の水分をよく拭き取る
- 2.毛先を中心に髪全体になじませる
- 3.ドライヤーで乾かす
お風呂からあがったらタオルドライをし、水分とトリートメントの成分が混ざらないようにしっかりと拭き取りましょう。
洗い流さないタイプのトリートメントも、髪の根や地肌につかないよう注意が必要です。さらに、コームでなじませるとムラなくつけられるため効果がアップします。
最後に、ドライヤーで素早く乾かしてうるおいを閉じ込めましょう。
トリートメントの使用頻度は?
基本的には、毎日の使用がおすすめです。
ただし、製品によっては「週1回から2回」といった使用頻度が記載されている場合もあります。髪表面をコーティングするシリコン成分が多く含まれる製品だと、毎日の使用は髪の負担になるためです。
メーカーが推奨している規定の使用頻度を確認し、とくに記載がないときは毎日使用しましょう。
トリートメントの使い方まとめ
洗い流すタイプのトリートメントは、シャンプーのあとに髪をしっかりとすすいで水気を切ったあと、毛先から中間にかけてなじませていきましょう。髪の内部に浸透するまで3~10分程度時間を置き、ぬるぬるした感触がなくなるまで、丁寧に洗い流します。
基本的な使い方をおさえたうえで、効果を高める工夫をするのがおすすめです。目の粗いくしでコーミングする、蒸しタオルを巻くといったひと手間をくわえることで、効果アップが期待できます。自分の髪質やダメージ状況をチェックしながら、正しくトリートメントを使いましょう。