メンズヘアケアはなにをすべき?基本を徹底解説
今、男性の間でも、美しく健康な髪へのニーズは高まっています。今回は、男性のヘアケアについて基本を徹底解説!
気をつけたいポイントもまとめました。
1.男性もヘアケアをする時代
男性の髪というと、かつては薄毛へのアプローチばかりが注目されがちでした。しかし、美しくなるために日々努力を重ねる男性が増えた今、髪の量だけではなく質、すなわち髪の美しさや健康に対する意識も高まっています。もはやヘアケアは、女性だけのものではないのです。
2.ヘアケアをするうえで最低でも知っておきたいこと
これからヘアケアをしていきたいと思っている人のために、まずは最低限知っておきたい基礎知識から見ていくことにしましょう。
●コンディショナーとトリートメントの違い
コンディショナーとトリートメント。名前は聞いたことがあっても、それぞれの役割を知らない人も多いのでは? コンディショナーは外部補修、トリートメントは内部補修に優れています。
・コンディショナー
コンディショナーは、髪表面のキューティクルをコーティングするアイテムです。ツヤ感や、くし通りをよくします。
・トリートメント
トリートメントは髪に浸透して、内側からダメージを補修したり、髪質を改善したりするアイテムです。
●ブラッシング
ラッシングには、頭皮の血行を促し、髪を健康な状態へと導く効果が期待できます。また、朝、ブラッシングを行えば、寝ぐせ直しがぐんとラクに。夜行えば、髪のからまりが解けて、シャンプーの摩擦によるダメージが少なくなります。
●朝シャンは避ける
朝、シャンプーをすると、次の皮脂が分泌される前に外出することになってしまいます。すなわち、健康な髪の土台となる頭皮が、皮脂によって保護される前に紫外線などの刺激を受けるということ。シャンプーは、夜にしましょう。
3.必ずおさえておきたい5つのヘアケア
ではここから、必ずおさえておきたい5つのヘアケアについて見ていきましょう。
●予洗い
シャンプーの前に1分程度、お湯でしっかり汚れや皮脂を落としましょう。7割程度は、この予洗いで落とすことができます。その後のシャンプーの洗浄効果が高まるので、念入りに行いましょう。
●シャンプー
シャンプーを適量取って両手に広げたら、髪全体になじませてよく泡立てましょう。その後、生え際から頭頂部に向かって、頭皮をマッサージするようなイメージで指の腹を動かします。このとき、爪を立てないよう注意しましょう。最後に、頭皮までしっかりすすぎます。
●コンディショナー
コンディショナーを適量に取り、毛先から全体に広げてなじませたら、ヌルつきがなくなるまでしっかりすすぎましょう。髪に気になるダメージなどがなく、トリートメントをしない場合でも、コンディショナーは欠かさないで。
●トリートメント
トリートメントには、おふろの中でコンディショナーの前につける「インバストリートメント(洗い流すトリートメント)」と、ドライヤーの前につける「アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)」の2種類があります。
ダメージを補修したり、髪質を改善したりしたいときは、必ずインバストリートメントを使いましょう。
アウトバストリートメントは、熱などの刺激から髪を保護し、ツヤを出してまとまりやすくしてくれます。ドライヤーの前に使いましょう。
●ドライヤー
自然乾燥は、うねりや広がり、パサつきの原因になるので、髪のためによくありません。髪は軽くタオルドライした後、ドライヤーで乾かしましょう。ただし、高すぎる温度で乾かすと、キューティクルが壊れて髪が傷むので、熱くなりすぎないよう調節しましょう。
4. 気をつけるべき髪へのダメージ
せっかくヘアケアをしていても、髪へのダメージにつながることをしていては台無しです。以下に気をつけるべきポイントをまとめたので、日頃から意識してみてください。
●紫外線
体のどのパーツよりも、ダイレクトに紫外線を浴びる髪。紫外線の強い季節は、肌に日焼け止めクリームを塗るのと同じように、髪に紫外線予防のスプレーをしたり、帽子をかぶったりして、髪を保護しましょう。
●高温の熱
前述したドライヤーに加えて、ヘアアイロンやコテでスタイリングをしている人もいるのでは? ヘアアイロンやコテはドライヤー以上に高温になりやすいので、注意が必要です。長時間使うと髪がかなり傷むので、できるだけ短い時間ですむようにしましょう。
●薬剤
パーマやカラーリングに使う薬剤も、髪にダメージを与えます。ヘアサロンで相談して、できるだけダメージの少ない薬剤を使ってもらうようにしましょう。また、パーマやカラーリングをした日は、あわせてダメージを抑えるトリートメントもしてもらうことをおすすめします。
●摩擦
摩擦は髪の大敵。とくに洗髪後の濡れた髪は、一番外側のキューティクルがやわらかくなっているため、とてもデリケートです。髪をふくときはゴシゴシとこすらず、タオルでやさしく包み込むようにしましょう。
5.まとめ
髪の美しさと健康を守ることは、ヘアスタイルをキメるうえでもとても大切な要素です。ぜひ、ここにご紹介したヘアケアを毎日の習慣として取り入れてみてください。