髪の毛をサラサラにする方法!家にあるもので簡単ヘアケア

「髪のダメージが気になる」「ヘアケアをしているつもりでも効果がない」などヘアケアに悩みを持ってはいませんか?

髪をサラサラにする方法を知りたいと思っている女子は多いでしょう。キューティクルが整いうるおったサラサラの髪にするには、効果的なホームケアを行うことが大切です。

ここでは、髪をサラサラにする方法について、今日からでもできる簡単ヘアケアを紹介します。

この記事でわかること
・サラサラな髪の状態
・髪をサラサラにするホームケア
・サラサラな髪を保つための美髪習慣



サラサラな髪の状態とは?

うるおってサラサラとした髪に憧れる人も多いでしょう。では、そもそもどのような状態がサラサラな髪なのか、主な要素を2点紹介します。

キューティクルが整っている
キューティクルが引き締まった状態だと、サラサラとした髪になります。

キューティクルとは、筒状である髪の毛の一番外側にあるうろこ状の組織のことです。キューティクルは髪の内部組織を守る働きがあり、水分を保持する役割を担っています。

サラサラ感のある髪といわれてイメージするのは、手触りがよく、流れるような状態ではないでしょうか。キューティクルが引き締まって表面が整っていると、引っ掛かりがなくうるおってツヤのある髪になります。

必要な栄養素と水分で髪が満たされている
タンパク質や水分が足りていないと、髪の毛が硬くゴワゴワとしてしまいます。

髪はアミノ酸から合成されたケラチンというタンパク質から生成されます。そのため、アミノ酸を含むタンパク質が十分に髪に行き渡っていることが第一です。

また、水分をたっぷりと含んでいると、弾力やツヤのあるサラサラとした髪になります。必要な栄養素と水分を補うためには、毎日のホームケアを工夫することが重要です。ホームケアの方法については次章で紹介します。

髪をサラサラにするためには

髪の毛をサラサラにするためには、シャンプーやトリートメントのやり方など、さまざまなポイントを工夫することが大切です。そこで、毎日できるホームケアを6つ紹介します。

シャンプー前にブラッシングをする

シャンプー前にブラッシングをすると頭皮の血行が促進され、髪に栄養が届きやすくなりサラサラ髪につながります。頭皮をマッサージするイメージでブラッシングしましょう。頭皮に軽く圧をかけるようにすると、血行促進を促し、髪に水分やタンパク質などの栄養素が流れやすくなります。

また、シャンプー前のブラッシングは、不要な毛や汚れを落とし、髪の絡まりと摩擦によるダメージを抑えることにも効果的です。さらに、キューティクルを整える効果もあるため、シャンプー前のひと手間にくわえてみてください。

洗浄力の強すぎないシャンプーで正しく洗う
洗浄力が控えめなアミノ酸系シャンプーを使用すると、サラサラな髪につながります。髪には適度な油分が必要なため、洗浄力が強すぎないシャンプーを使いましょう。

アミノ酸系シャンプーは不要な汚れや油分を落としながら、必要な油分は残してくれるアイテムです。アミノ酸系洗浄成分の多くは、「ココイル〜」や「ラウロイル〜」と表記されています。ぜひ成分表示を確認してみてください。

【注目の成分】
ココイルグルタミン酸K
ココイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸TEA
ラウロイルグルタミン酸Na
ラウロイルグルタミン酸k
など

また、シャンプーをする際は、摩擦が起きないように優しく洗いましょう。キューティクルは濡れると開く性質があり、その状態でゴシゴシこすると髪が傷む原因になります。髪を予洗いしたあと、十分に泡立ててから指の腹で頭皮をマッサージするようにシャンプーしましょう。

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インバストリートメントで髪の内側から保湿する
インバストリートメントで髪の内部へ水分や栄養素を補給しましょう。インバストリートメントとはお風呂でのヘアケアの一貫としてシャンプー後に行うものです。

トリートメントは保湿成分を髪の内部まで届ける働きがあります。保湿成分で髪の内部が満たされると乾燥によるうねりやゴワつきを防げるため、サラサラしたツヤのある髪へ導いてくれます。また、髪内部に水分も補給できるため、癖を抑える効果も見込めるでしょう。

トリートメントをつける際は、毛先から揉み込むように塗っていきましょう。目の粗いコームでとかしながらなじませると、トリートメントの浸透力がアップします。髪の根元につくと毛穴の詰まりや肌荒れの原因となるため、頭皮を避けて毛先から中間までにつけることが大切です。

トリートメントが内部に浸透するまで3~10分程度置いたら、髪のヌルヌル感がなくなるまでしっかりとすすぎましょう。

アウトバストリートメントでまとまりを出す

アウトバストリートメントとは、お風呂から出たあとに使うケアアイテムです。保湿はもちろん、髪の表面をコーティングして外部刺激やドライヤーの熱から守る効果も期待できます。

アウトバストリートメントをするとドライヤーの刺激や乾燥から髪が保護され、まとまりのある仕上がりになります。

髪が濡れているとキューティクルが開いたままになります。アウトバストリートメントやオイルを塗り、キューティクルを保護しましょう。うるおってツヤのある、まとまりがよい髪に仕上がります。



ドライヤーは上から下に向かって当てる
ドライヤーは髪から15~20cm程度離して、上から下に当てて乾かしましょう。

ドライヤーはキューティクルの方向にそって風を当てることが重要です。逆に下から上に向けるように乾かすとキューティクルを痛めることがあります。

また、常に15~20cm程度の距離をとりながら同じ部分に当て続けないよう、ドライヤーを動かして乾かしましょう。過度な熱で頭皮が炎症を起こしてしまうといったトラブルにつながりかねません。

髪全体が乾いてきたら、温風から冷風に切り替えます。冷風で髪表面のキューティクルを閉じ、水分やうるおいが蒸発しないようにするためです。

頭皮マッサージで血行を促す

頭皮マッサージをすると頭皮全体に栄養素や酸素が行き届きやすくなるため、サラサラ髪をめざすにはおすすめの方法です。

血流にそって、襟足⇒耳の上⇒頭頂部、生え際⇒頭頂部の順番でマッサージしましょう。指の腹を使い、優しくマッサージすることがポイントです。頭皮を動かすイメージで、過度な刺激を与えないようにしながら丁寧に行います。

毎日数分でも継続して行うと効果を感じられるでしょう。

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サラサラな髪を保つための美髪習慣

サラサラな髪を保つためには、ヘアケアだけでなく生活習慣から整えることが必要です。食事や紫外線対策など、チェックしておくべき美髪習慣を4つ紹介します。

栄養バランスのとれた食事を意識する


栄養素髪への効果多く含まれる食べ物
タンパク質髪の基本の成分となるケラチンを作る肉、魚、大豆製品、卵など
ビタミンA栄養をおくって皮膚を健康に保つかぼちゃ、にんじん、ほうれん草など
ビタミンE血行を促進して髪に栄養をおくるアーモンド、ごま、オリーブオイル、アボカドなど
ビタミンB6頭皮の新陳代謝を促すサバ、イワシ、マグロ、レバー、バナナなど
亜鉛ケラチンを合成する牡蠣、豚レバー、チーズ、ごま、アーモンドなど
ヨウ素新陳代謝を促進し、髪の成長を助けるわかめ、ひじき、昆布など
脂質適量の脂質はエネルギーのもととなるオリーブオイル、牛肉、豚肉、バターなど


タンパク質やビタミン類などをバランスよく摂取できるよう、食事にも気をつけましょう。

髪はケラチンと呼ばれるタンパク質を基本として構成されています。タンパク質を豊富に含む肉や魚などを積極的に取り入れると良いでしょう。

同時に、髪に栄養を送ってくれるビタミンAやビタミンE、アミノ酸の代謝に必要なビタミンB6を含む食材も意識して摂りましょう。

また、亜鉛やヨウ素などのミネラルと適度な脂質も重要です。偏りがないようバランスのとれた食事を心がけましょう。

紫外線対策をする
帽子や日傘、日焼け止めなどで頭皮と髪を紫外線から守ります

肌だけでなく、頭皮や髪にとっても紫外線は大敵です。髪に紫外線が当たると、内部で活性酸素が発生してしまい、乾燥してパサつきやすくなります。

サラサラ髪を守るためには、帽子や日傘で紫外線対策をしましょう。また、スプレータイプの日焼け止めであれば髪にも使用できます。年間を通じ、毎日の習慣として使用することがおすすめです。

髪は濡れたままで放置しない
入浴後、30分以内にヘアケアを済ませましょう

濡れて湿っている髪は、キューティクルが開いていて非常に傷付きやすい状態です。そのため、髪内部のタンパク質や水分が逃げやすく、長時間放置して自然乾燥してしまうと、髪が空洞化してしまう恐れがあります。

お風呂から出たらまずタオルドライをし、濡れたまま放置しないようにしてください。お風呂から出たらスキンケアやボディケアも必要となるため、遅くとも30分以内には髪を乾かしましょう。

ヘアアイロンやコテは短時間で済ませる
ヘアアイロンやコテは必ず髪が乾いた状態で使用し、高温も避けましょう

高温でヘアアイロンをあてると熱によってタンパク質熱変性が起こり、ダメージを受けてしまいます。髪が傷みやすくなるとされる160℃を超えないようにしましょう。

ヘアアイロンやコテは髪が乾いた状態で使用することが基本です。濡れている髪はキューティクルが開いて傷つきやすくなっています。乾いた髪に使い短時間で済ませることで、髪へのダメージを抑えられるでしょう。

髪をサラサラにする方法まとめ

キューティクルが整って、栄養素と水分で満たされたサラサラな髪にするには、ホームケアや毎日の習慣に意識を向けることが大切です。

シャンプーやトリートメントのやり方はもちろん、ドライヤーのあて方や頭皮マッサージでも髪の状態はかわります。また、直接的なヘアケア以外にも、髪に必要な栄養素を食事から摂取することも効果的です。くわえて、紫外線対策や髪を乾かす時間なども髪に影響を与えるため、日々の生活から意識的にかえていきましょう。