頭皮のニキビ、原因や対処法をご紹介
ヘアブラシで髪をとかしているときに、当たって痛い…。その正体は、頭皮のニキビかもしれません。髪に隠れて見えづらいですが、くり返しできるのは困りもの。原因を知って、正しく対処していきましょう。
目次
- 2-1.
- シャンプーの洗い残し
- 2-2.
- 頭皮に合っていないヘアケア製品
- 2-3.
- ターンオーバの異常
- 2-4.
- 偏った食生活
- 2-5.
- 不衛生な寝具
- 2-6.
- 汗や頭皮の蒸れ
- 3-1.
- 湿疹
- 3-2.
- 脂漏性皮膚炎
- 4-2.
- 栄養バランスの見直し
- 4-3.
- 皮膚科で受診
- 6.
- まとめ
頭皮にニキビができる原因は毛穴詰まり
毛穴詰まりが起こる原因
シャンプーの洗い残し
シャンプーの洗い残しがあると、皮脂やほこりなどと混ざりあって雑菌が繁殖し、毛穴をふさいでしまうことがあります。シャンプーの後は、洗い残しがないようにしっかりすすぎましょう。また、濡れたまま放っておくと雑菌が繁殖しやすくなるので、タオルドライの後は、すぐにドライヤーで乾かすことも大切です。
頭皮に合っていないヘアケア製品
シャンプーやトリートメントといったヘアケア製品の成分が頭皮に合わない場合、頭皮環境が悪化し、バリア機能が失われて毛穴が詰まることがあります。また、油分の多いスタイリング剤が頭皮について、毛穴の詰まりを招くこともあります。
ターンオーバの異常
ターンオーバーが乱れると、本来、垢となってはがれ落ちるはずの角質がはがれ落ちず、分厚くなります。その分厚い角質によって毛穴がふさがれ、皮脂が詰まりやすくなります。
偏った食生活
偏った食生活は、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、皮脂の過剰分泌を招きます。とくに、動物性の脂質や加工食品、甘いものを多く摂り過ぎている場合は、注意しましょう。
不衛生な寝具
枕カバーをはじめとする寝具は、きれいに見えても、寝ている間に出る皮脂や汗などによってかなり汚れています。その寝具の汚れの中で繁殖した雑菌が頭皮に移り、頭皮環境を悪化させて毛穴を詰まらせてしまうことがあります。寝具はできるだけこまめに洗濯するよう心がけましょう。
汗や頭皮の蒸れ
帽子を長時間かぶっていると、汗をかきやすく、毛穴が詰まりやすくなります。その上、頭皮が蒸れるため、雑菌が繁殖しやすくなります。頭皮にニキビができやすい人は、帽子をかぶる時間をできるだけ減らしましょう。
ニキビ以外の頭皮トラブル
湿疹
湿疹とは、皮膚に起こる炎症のこと。皮膚炎とも呼ばれます。外からの刺激に対して起こる場合や、体調や体質など内側からの原因で起こる場合があります。症状は、かゆみや赤み、こまかいブツブツなどです。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂の分泌が盛んな部位にできる湿疹です。皮膚に常在するカビの一種「マセラチア」と、皮脂の過剰分泌が原因と言われています。赤みやかゆみなどの症状のほか、皮膚がはがれてフケのように見えることがあります。
頭皮ニキビの対策方法
頭皮に合ったヘアケアアイテムの使用
ヘアケアアイテムの成分が頭皮に合わないと、頭皮環境が悪化して、ニキビができやすくなります。「これを使い始めてから、ニキビができるようになった…」と心当たりがあるときは、いったん使用を控えましょう。
栄養バランスの見直し
良好な頭皮環境を維持するためには、ビタミンBを積極的に摂取することが大事だと言われています。ビタミンBは、豚肉、うなぎ、玄米、鶏レバー、うなぎ、納豆、ブロッコリーなどに多く含まれています。ぜひ、意識して食べるようにしましょう。
皮膚科で受診
何度もくり返したり、長引いて悪化したりすると、まれに毛根が傷ついて、髪が生えてこなくなることがあります。そうならないためにも、症状が重い場合は、皮膚科を受診しましょう。
正しいシャンプーの洗い方
シャンプーをいったん手にとってよく泡立ててから、頭に乗せます。毛穴に詰まった汚れをしぼり出すようなイメージで、頭皮を指の腹でマッサージするように洗いましょう。その後、洗い残しがないようにしっかりすすぎます。
シャンプーの後に行うコンディショナーやトリートメントは、頭皮につかないよう気をつけ、タオルドライ後は、すぐにドライヤーで乾かしましょう。
まとめ