メンズのヘアオイルの効果的な使い方について解説
男性の髪はパーマやヘアカラー、エイジング、外での紫外線など、常にさまざまなダメージにさらされがち。
そこで、ぜひ毎日のケアに取り入れてほしいのがヘアオイルです。
オイルを配合したヘアケアアイテムで、トリートメント剤やスタイリング剤としての機能を備えています。
手間がかからず簡単に使えるのに、効果も高いのがメリットです。
オイルというとベタつくイメージがありますが、ヘアオイルは実際に使ってみると、さらっと軽いテクスチャーのものが主流。扱いやすいので、面倒くさがりのメンズでも、無理なく使い続けられるでしょう。
今回は男性のためのヘアオイルの効果的な使い方を解説します。
目次
- 1-1.
- 保湿効果
- 1-2.
- ダメージの補修効果
- 2-1.
- 動物性
- 2-2.
- 植物性
- 2-3.
- 鉱物性
- 6-1.
- ドライヤーを使う時
- 6-2.
- 髪の毛をセットする時
- 6-3.
- ダメージがひどい時
- 6-4.
- 頭皮をマッサージする時
- 7.
- まとめ
メンズヘアオイルの効果とは
高いトリートメント効果があり、なかでも「保湿効果」と「ダメージの修復効果」に優れているのが特徴です。
保湿効果
ヘアオイルの効果としてまず注目したいのが、保湿効果です。
濡れてキューティクルが開いた状態の髪につけると、内部に水分と油分が浸透し、髪に潤いやツヤをもたらしてくれます。
さらに、髪の表面をオイルがコーティングして、中の潤いを閉じ込めるフタの役割を果たしてくれるので、ドライヤーで乾かした後も内部の水分の蒸発を防ぎ、保湿効果も持続します。
髪のパサつきが抑えられてまとまりがよくなるので、つけた後のスタイリングもしやすくなるでしょう。
ダメージの補修効果
アウトバストリートメント(お風呂上がりの洗い流さないトリートメント)の役割も果たしてくれるヘアオイル。
日頃からさまざまなダメージにさらされている男性の髪ですが、ヘアオイルはそんな髪の内側にたんぱく質などの栄養を届け、健やかな状態を保とうとしてくれる上に、すでにダメージを受けて傷んでいる部分を修復する効果も期待できます。
また、髪表面をコーティングすることで指通りをよくするので、乾燥によるごわつきが防がれ、摩擦も抑えられます。
ヘアオイルをつけることで、ドライヤーの熱や紫外線といった外部の刺激から髪を保護する効果も期待できます。好みの香りを選べば、リラックス効果も得られるでしょう。
メンズヘアオイルの種類
それぞれの特徴は次のとおり。好みや目的に応じて選ぶといいでしょう。
動物性
動物性オイルは、動物から採れるオイルです。
よく知られているのは、馬の皮下脂肪から採れる「馬油」や、サメの肝臓から抽出される「スクワラン」などでしょう。
人間の皮脂に近いため非常になじみやすく、しっかり潤いを与えてくれるのが特徴です。髪だけでなく頭皮にまで使えて、十分に保湿して乾燥を防いでくれます。揮発しにくく、植物性オイルや鉱物性オイルに比べると、使い心地はやや重めです。
植物性
植物性オイルは、植物から採れるオイルで、椿オイルやホホバオイル、オリーブオイル、アルガンオイルなどが代表的です。特徴は、栄養豊富で髪の内部にまでしっかり浸透し、ダメージを補修してくれる点です。頭皮に負担がかかりにくいので、頭皮マッサージに使うのにも適しています。使い心地は、動物性に比べてベタつきが少なく軽やかです。
鉱物性
鉱物性オイルは、石油などの鉱物油をベースに、さまざまな成分をプラスしてつくられるオイルです。ミネラルオイルとも呼ばれ、医療現場で使われる保湿剤の“ワセリン”にも使われています。
髪や頭皮への浸透性はありませんが、髪の表面にしっかり残って指通りをよくしたり、ツヤを出したりしてくれる特徴があります。ハリやコシを出したいときにも向いています。動物油や植物油に比べると安価なことが多いでしょう。
メンズヘアオイルのつけ方
せっかくなら、効果を高める使い方をしたいものです。間違った使い方をすると、髪がベタついてしまうなど、効果を実感できないことも…。
まず押さえておきたい基本は、ヘアオイルは手のひら全体にのばしてから髪につけるという点です。こうすることで、ムラなくつけることができます。手にとったものをそのまま髪につけたり、容器から髪に直接つけたりするのはムラになるのでやめましょう。
また、つけていく順序は、基本的に次のとおりです。
【基本のつけ方】
1. 入浴後、濡れた髪をやさしくタオルドライします。
2. 髪を軽くくしでとかします。
3. ヘアオイルを手のひらになじませ、髪の中間から毛先へつけていきます。
4. 内側から手ぐしでなじませていきます。
5. ドライヤーでしっかり乾かします。
濡れた髪はキューティクルが開いているので、ヘアオイルの成分が浸透しやすくなります。
ただし、そのままにしておくとキューティクルが開きっぱなしになり、水分や栄養分が流出。髪のダメージを招いてしまうことになるので、最後は必ずドライヤーで乾かしましょう。
メンズヘアオイルを馴染ませる箇所
メンズヘアオイルの適量
大切なのは、適量を使うこと。おおまかな目安としては、ショートで1〜2滴、セミロングで2〜3滴、ロングで3〜4滴程度です。男性の場合は短髪が多いので、1〜2滴が基本でしょう。
ただし、商品によってワンプッシュで出てくる量が異なるので、必ず、商品に記載されている使用量をチェックするようにしましょう。
また、基本的にヘアオイルはよく伸びます。少量ずつつけて、足りなければつけ足すというのが失敗しないコツです。
ヘアオイルをつけるタイミング
ドライヤーを使う時
入浴後、濡れた髪をやさしくタオルドライしてから、手のひらにとった適量のヘアオイルを髪になじませます。こうすることで、キューティクルが開いた状態の髪の内部にヘアオイルが浸透し、髪をしっかり保湿してくれるだけでなく、この後のドライヤーの熱からも守ってくれます。また、乾いてからもパサつかずにまとまりやすくなり、スタイリングが整いやすくなります。
髪の毛をセットする時
スタイリング剤としても優秀なヘアオイル。とくにウェットヘアをつくりたいときに活躍してくれます。毛先を中心にオイルをもみ込むだけで、簡単にこなれ感のあるウエットヘアが完成!
ヘアオイルだけでセットしようとするとベタつきが気になる…というときは、ワックスとヘアオイルを半々ずつ混ぜてつけるとよいでしょう。
そのほか、スタイリング剤をつける前か後にヘアオイルを少量つけることで、髪に自然なツヤを与えることができます。ダメージや乾燥でパサつきが気になるときや、まとまりにくいときに、ぜひ試してみてください。
ダメージがひどい時
パーマやヘアカラーのほか、ブリーチなどで髪がひどいダメージを受けているときにおすすめなのが、シャンプー前に行うヘアパックです。内部に成分をしっかり浸透させることが目的なので、動物性か植物性の天然由来のヘアオイルを選びましょう。
髪をブラッシングした後、ヘアオイルを手のひらにとって温め、頭皮と髪にもみこむように指の腹でやさしくマッサージします。ホットタオルやシャワーキャップ、ラップなどを巻き、湯船にゆったりつかるなどして15分程度置きましょう。スチーム効果で頭皮がやわらかくなり、ハリ・ツヤ・コシのある髪に仕上がります。その後は、お湯でヘアオイルをしっかり洗い流してから、普段どおりシャンプーをします。
頭皮をマッサージする時
動物性や植物性の天然由来のヘアオイルなら、頭皮マッサージに使うこともできます。
ヘアオイルを手のひらにとって温め、指の腹を使って、頭皮全体を押し上げたり、指の腹でツボを押したりしながら、頭皮をほぐしましょう。ヘアオイルが頭皮をやわらかくして、血行をよくしてくれます。また、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落ちやすくしてくれ、頭皮の状態や髪質の改善を促してくれます。頭皮マッサージをすることは、かゆみやニオイなどのトラブルを防ぐことにもつながります。
マッサージが終わったら、お湯でヘアオイルをしっかりすすいでから、いつもどおりにシャンプーをします。
まとめ
髪のダメージに悩んでいる人や、どんなスタイリング剤を使おうか迷っている人は、上でご紹介した内容を参考に、ぜひ一度、毎日のヘアケアに取り入れてみてください。