美容液の正しい使い方解説!塗り方・適量・頻度まで詳しくレクチャー

美容液は、肌悩みを改善するために有効なアイテムです。しかし、使い方を間違えると十分な効果が期待できません。美容液を使ったことがない人のなかには、「どこに塗るのかわからない」「効果的な使い方はあるのか」といった疑問を抱えている人もいるでしょう。

今回は、美容液の塗り方や使用量、塗るタイミングといった正しい使い方を紹介します。美容液の使い方を理解し、肌トラブル改善に向けた参考にしてください。

美容液の正しい使い方

美容液は、正しい使い方をすることで本来の効果を得ることにつながります。塗り方、使用する量、塗る場所、塗るタイミングについて確認していきましょう。

効果的な塗り方

【手順】
1.美容液を手にとり少し温める
2.顔全体に美容液を塗る
3.包み込むように軽くおさえて美容液を浸透させてハンドプレスする
4.特に効果を出したい場合は重ね付け

まずは美容液を適量手のひらにとり、人肌程度に温めます。温めることで肌なじみがよくなるため、浸透力アップが期待できます。

次に、美容液を顔全体に塗っていきましょう。やり方のポイントは顔全体に美容液が行き渡るよう、内側から外側へ、下から上へ優しくのばしていくことです。美容液を顔全体にのばしたら、包み込むように軽くハンドプレスし、美容液をなじませていきましょう。

肌トラブルがあり特に効果を出したい部分は、美容液を重ねてつけることがおすすめです。美容成分がより浸透し、高い効果が期待できます。

使用する量

ローションなどサラッとしたタイプなら100円玉硬貨1個分程度、ジェルやクリームなどトロッとしたタイプならパール2個分程度が使用量の目安です。

美容液は種類ごとにテクスチャーが異なり、それによって推奨されている使用量にも違いが生じます。適量つけなければ正しい効果が発揮されないため、必ず使用量を守りましょう。

パッケージの説明を確認し、ケチらずに使うことが大切です。

塗る場所

首元などの乾燥やたるみが気になる場合、美容液をあごの下から肩まで使うことも効果的です。顔だけでなく、あごの下、首、デコルテ、耳のうしろ、首筋、肩の順に美容液をなじませていきましょう。

なお、使用する量として先述した内容は、顔全体に使用するケースです。肩まで広げると足りなくなってしまうため、使用量はメーカーから推奨されている量よりも多めに調整しましょう。

塗るタイミング

美容液は化粧水のあと、乳液の前に使用することが一般的です。

スキンケアは水分が多いもの→油分が多いものの順で行います。油分が多いアイテムを先につけてしまうと、油分が肌に蓋をして水分が十分に浸透しません。

美容液は化粧水よりも油分が多く、乳液よりも油分が少ないアイテムです。そのため、水分の多い順に、化粧水→美容液→乳液→クリームの順で使用しましょう。まずは化粧水で肌を整え、美容液で美容成分を浸透させてから、最後に乳液やクリームの油分で肌に蓋をします。

ただし、導入美容液のようにアイテムによっては洗顔後すぐ使うパターンもあります。製品ごとに推奨されている使用順を確認することが大切です。

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適切な使用頻度


美容液は毎日使用することが理想です。

スキンケアは、継続的・長期的に行うことが効果につながります。美容液も同じで、毎日使い続けることで肌トラブルの改善が期待できるでしょう。メーカーから週の使用回数に制限がある場合を除いては、毎日の使用で問題ありません。

なお、製品によってはスペシャルケア用のアイテムもあります。特に肌トラブルが気になる日や特別な日の前日などに使用できる美容液です。毎日使えるタイプよりも高機能のため、週に1・2度を目安にメーカーから指定されている頻度を守って使用しましょう。

美容液の使い方に関する注意点

美容液の効果を最大限に引き出すためには、使い方を守ることが必要です。使用量、保存方法、使用頻度に関する注意点を見ていきましょう。

使用量を守る


効果に差が出てしまうため、使用量は多すぎても少なすぎてもいけません。

もったいないと感じて少ししか塗らなかった場合、塗るときにムラができ美容液が全体に行き渡らないことがあります。また、摩擦が起きて肌にダメージを与えてしまう可能性があるのも難点です。

反対に大きな効果を期待してつけすぎても、肌にダメージを与える原因になります。美容液のつけすぎはニキビや毛穴詰まりなどの肌トラブルを誘発しかねません。

使用量を守らないと効果に差が生じてしまうため、必ず使用量は守りましょう。一般的な使用量を参考にしながら、製品ごとの指示を守ることが大切です。

保存方法を守る


直射日光を避け、常に暑すぎず寒すぎない環境が保存にはベストです。

急激な温度変化がある場合や、暑すぎる場所、寒すぎる場所は美容液の鮮度に悪影響を及ぼします。最後まで良質な状態をキープするために、保存方法には気をつけましょう。

また、湿気が多い場所も避けるべきです。湿気が多いと雑菌の繁殖リスクが高まるため、美容液の鮮度に影響します。お風呂場やキッチンなどに置くことは避けましょう。

なお、冷蔵庫での保存は避けることが一般的です。出し入れするタイミングで過度な温度変化が生じてしまうため、推奨されていません。ただし、美容液の種類によっては冷蔵庫での保存が必須の場合もあるため、製品ごとに注意書きを確認しましょう。

使用期限を守る


未開封であれば約3年、開封後であれば2~3ヵ月以内に使い切りましょう。期限が切れて劣化していると、期待されている効果が得られないほか、肌にダメージを与える原因となりかねません。

開封したものは空気に触れるため2~3ヵ月で劣化してしまいます。空気に触れると酸化し、雑菌が繁殖している恐れもあるため、いつ開封したかを把握しておくようにしましょう。

なお、使用期限は一般的にパッケージに記載してあります。確認の上使用期限が過ぎたものは使わないようにしてください。

毎日継続して使う


美容成分が高配合されているからといって、すぐに効果が出るわけではありません。

美容液は高価な製品もあり、美容成分も多く配合されているため、すぐに効果が出ると考える人もいるでしょう。しかし、美容液もほかのスキンケアアイテムと同じように、毎日使うことで効果が出てきます。

スキンケアは日々の積み重ねが大切です。毎日欠かさずケアをすることで、肌トラブルを予防しきれいな肌を作り上げられます。

なお、上述の通り製品によっては、週1・2回の使用に限定されているスペシャルケア用アイテムもあります。使用頻度に指定がある場合は、それに従いましょう。

美容液の使い方に関するよくある疑問

美容液を使ったことがない人にとっては、使用方法や美容液の選び方など、疑問に思う点が多々あるでしょう。そこで、使用にあたってよくある疑問を紹介します。

美容液は違う種類を併用しても大丈夫?


2種類までなら併用して問題ありません。3種類以上つけると、美容液が浸透しきれず、肌に余計な負担をかける恐れがあります。

「乾燥とたるみの両方が気になる」など、人によっては複数の肌トラブルを同時に解決したいと考える人もいるでしょう。しかし、多くの美容液をつけたからといって、それだけ効果が高まるわけではありません。

基本的には2種類を限度に、肌悩みに適したアイテムを選びましょう。

自分の肌質に合った美容液がわからない


肌の状態や改善したい肌トラブルに応じて美容液を選びましょう。必要となる美容成分や、逆に控えるべき成分が異なるためです。

例えば、脂性肌の人が油分の多い閉塞性の高いアイテムを使うと、毛穴詰まりなど肌トラブルを誘発する恐れがあります。そのため、セラミド配合など脂性肌の人に適した美容成分のアイテムを選ぶことが大切です。

まずは自分の肌の状態に向き合い、肌質や抱えている肌トラブルなど解決したい点を確認しましょう。そのうえで、美容液や配合されている成分の特徴を知り、肌に適したものを選ぶ必要があります。

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美容液の使い方まとめ

美容液は一般的に化粧水のあと、乳液の前に使い、配合された美容成分で肌トラブルを改善に導くアイテムです。

スペシャルケアアイテムでない限りは毎日使用し、適量を守って使うことが大切です。使用頻度や使用量を守らなければ、適切な効果を得ることはできません。基本的な使い方や製品ごとの使用量をチェックしましょう。

また、使用期限や保存方法を守ることも大切です。肌につけるもののため、清潔な状態をキープすることが求められます。美容液を塗るときの使い方はもちろん、保存方法にも注意すると美容液の効果をさらに期待できるでしょう。