化粧水の正しい使い方!悩み別のケア方法を紹介
化粧水は、手で塗る方法やコットンを使う方法など、さまざまな付け方があります。しかし、実際はなんとなく手にとって顔に広げているという人も多いかもしれません。化粧水の効果を高めるためには、自分の肌悩みにあった正しい使い方を実践することが大切です。
今回は、正しい化粧水の塗り方について紹介します。手、コットン、ミスト化粧水を使った塗り方とポイント、肌悩み別の使い方についてチェックしていきましょう。
目次
- 1-1.
- 手を使う場合の塗り方
- 1-1-1.
- 手順
- 1-1-2.
- 塗り方のポイント
- 1-2.
- コットンを使う場合の塗り方
- 1-2-1.
- 手順
- 1-2-2.
- 塗り方のポイント
- 1-3.
- ミスト化粧水の使い方
- 1-3-1.
- 手順
- 1-3-2.
- 使い方のポイント
- 2-1.
- 乾燥肌
- 2-2.
- 脂性肌
- 2-3.
- くすみ
- 2-4.
- ニキビ
- 3-1.
- 夜につけた化粧水は翌朝洗い流す
- 3-2.
- 化粧水は適量使う
- 3-3.
- 化粧水を使うタイミング
化粧水の正しい使い方(基本)
- 1.適量を手またはコットンにとる
- 2.額・両頬・あご・鼻に化粧水をのせる
- 3.内側から外側、下側から上側へ化粧水をなじませる
- 4.手のひらでやさしくプレス
手を使う場合、コットンを使う場合、ミスト化粧水の場合にわけて、それぞれのメリット・デメリット、塗り方とポイントをチェックしていきましょう。
手を使う場合の塗り方
【メリット】
手で化粧水を塗ると摩擦のダメージが起きにくく、肌を傷めずにスキンケアできます。また、手に出した分をすべて顔に塗れるので、化粧水を無駄なく使用できることもポイントです。
【デメリット】
どこが塗れているのかわかりにくくなってしまい、ムラができる恐れがあります。とくに小鼻・目元・口元などは塗り忘れしやすい部分です。
手順
手を使うときは、以下の5ステップで化粧水を塗っていきます。
- 1.手のひらに500円玉大に化粧水を出す
- 2.化粧水を手のひらで温めながら広げる
- 3.手で顔を覆うようにして顔全体に化粧水を塗る
- 4.頬⇒額⇒細かな部位という順番でなじませていく
- 5.顔を包むようにハンドプレス
塗り方のポイント
摩擦が起こらないよう、肌の上で手をスライドさせないようにしましょう。
手は摩擦が起こりにくいからといって、油断してはいけません。指を手の上でスライドさせると摩擦が生じてしまいます。また、化粧水をより浸透させようと強く押し込む、肌をたたいて塗るといった方法は、肌にダメージを与えるため逆効果です。
小鼻・目元・口元などの部分は、塗っていない部分がないよう注意しましょう。指の第一関節あたりを使って、細かい部分まで優しくなじませます。
とくに、皮膚が薄い目元は力の入らない指を使うことがポイントです。無意識に強く触ってしまうことがないよう、優しく触れるようにします。
コットンを使う場合の塗り方
【メリット】
コットンを使うと、肌全体に化粧水を均一になじませられます。
小鼻や目元など細かな凹凸部分にも塗りやすいため、ムラが起きにくいことがメリットです。どこを塗ったかも把握しやすく、顔全体になじませやすい方法となっています。
また、化粧水がこぼれにくいことも利点です。手で塗ると指の間から腕に伝ってこぼれてしまうことがあります。しかし、コットンなら化粧水を吸収してくれるため、垂れ落ちてしまう心配はありません。
【デメリット】
手に比べると摩擦による刺激が強くなってしまいます。コットンでこするため、敏感肌の人にはダメージが強い可能性もあるでしょう。
手順
コットンを使うときは、以下の5ステップで化粧水を塗っていきましょう。
- 1.コットンへ500玉大よりやや多めの化粧水をしみ込ませる
- 2.人差し指と小指で両端を挟むようにコットンを持つ
- 3.頬⇒額に化粧水をつける
- 4.顔の中心から外側に向かって全体的になじませる
- 5.顔を包むようにハンドプレス
塗り方のポイント
コットンを横長に持ち、たっぷり化粧水を含ませて擦らないようにしましょう。
化粧水が少量しか染み込んでいないと、摩擦が生じやすくなります。コットンの裏から指が透ける程度まで化粧水をたっぷりつけることがポイントです。
繊維の流れに沿うよう、横長に持って内側から外側へ一方向に動かしましょう。
小鼻など顔の凹凸部分は、コットンを丸めるような形で使うと塗りやすくなります。塗りムラがないよう肌にフィットさせ、優しく動かすことが大切です。
ミスト化粧水の使い方
【メリット】
手間がかからず、メイクの上からでも使用できる化粧水です。化粧崩れ防止にも役立ち、メイクの仕上げとしても使えます。
スプレーボトルに入っており、肌に吹きかけるタイプのため細かい粒子を肌へ均一に広げられます。肌なじみもよく、短時間で浸透することが特徴です。
【デメリット】
ミスト化粧水は蒸発しやすい点がデメリットです。水分を多く含んでいるため蒸発しやすく、このとき肌の水分も一緒に奪ってしまいます。そのため、乳液などを使わないと逆に肌を乾燥させてしまう恐れもあります。
手順
ミスト化粧水は、以下の2ステップで使っていきましょう。
- 1.肌から20〜30cmほど離してまんべんなくスプレーする
- 2.顔を包むようにハンドプレス
使い方のポイント
ミスト化粧水を吹きかけるだけでなく、ハンドプレスをし、そのあと乳液やクリームを使うことが必要です。
顔に近すぎる位置からスプレーすると、まんべんなく吹きかけられません。ミストの勢いが強すぎて、メイクが落ちてしまう恐れもあります。必ず20~30cmほど離し、均一に広がるよう使用しましょう。
その後、ハンドプレスでミストを定着させることが必須です。乾燥しているときにミスト化粧水だけを使うと蒸発して乾燥を招いてしまうほか、水滴が滴ってしまう可能性があります。
最後に必ず乳液やクリームなどを使い、油分で蓋をしましょう。
肌の悩み別化粧水の使い方
乾燥肌、脂性肌、くすみ、ニキビの肌悩みについて、化粧水の使い方をチェックしていきましょう。
乾燥肌
洗顔後すぐ、保湿成分が含まれる化粧水をたっぷりと塗りましょう。乾燥肌の人は、肌を保護するバリア機能が低下している恐れがあるため、化粧水でうるおいを補給することが必須となります。
洗顔後の肌は、そのまま放置しているとすぐに乾燥してしまいます。乾燥する前にすぐ化粧水を使い、蒸発してしまう前に、乳液やクリームなどの油分で蓋をすることが必要です。
また、化粧水がもったいないからと量を少なくしてしまうと、塗りムラができて十分な効果が発揮できません。メーカーから推奨されている量を守ることが大切です。
乾燥をより防ぐためには、セラミドやアミノ酸など保湿成分を含む化粧水を使いましょう。
脂性肌
さっぱりタイプの化粧水を使い、適量をしっかりと浸透させてべたつきをコントロールしましょう。
脂性肌は皮脂の分泌が多く、べたついている状態です。皮脂が気になるからと言って油分を抑えすぎてしまうと、反対に皮脂の分泌が過剰になってしまいます。
必要な水分と油分をバランスよく補うことが必要となります。
また、収れん化粧水を使うことも有効です。収れん化粧水は、毛穴を引き締める成分が配合されており、皮脂の分泌を抑制します。通常の化粧水を使ったあと、特にテカりやべたつきの気になる箇所へ部分的になじませましょう。
くすみ
シワ改善効果があるレチノールなどの成分が含まれた化粧水が効果的です。
年齢を重ねると、シワやたるみ、肌のくすみなどが目立ってきます。こうした肌トラブルの改善には、エイジングケアに着目した化粧水が有効です。とくに、レチノールが配合されているアイテムはシワ改善に効果があります。
また、拭き取り化粧水もくすみ対策におすすめです。古い角質を除去できるため、古い角質が蓄積して肌がくすんでいる場合は、試してみましょう。
ニキビ
ニキビ肌向けの、殺菌力のある化粧水を選びましょう。
ニキビ肌の改善には、殺菌成分や抗炎症成分が一定以上入っている医薬部外品のアイテムが有効です。グリチルリチン酸やアラントインなど、ニキビに有効な成分が配合されているか確認しましょう。
なお、ニキビ肌の場合はコットンの摩擦が刺激になる可能性があるため、擦りすぎに注意しましょう。
化粧水の使い方に関する注意点とポイント
夜につけた化粧水は翌朝洗い流す
朝の洗顔では、前日夜につけた化粧水や就寝中についた汚れを洗い流しましょう。
夜にしっかりとスキンケアをしていても、翌朝の肌がきれいな状態のままではありません。就寝中も皮脂が浮き出る、ほこりがつくなどして、肌は汚れてしまいます。そのため、朝起きたらまずは洗顔をして汚れを落とすことが必要です。
洗顔はぬるま湯か洗顔料を使って行います。皮脂が多いとぬるま湯だけでは落ちにくいため、洗顔料を使うことがおすすめですが、乾燥が酷い場合などはぬるま湯だけでも問題ありません。
化粧水は適量使う
一般的には化粧水の適量は500円玉程度です。手で塗る場合はメーカーの推奨量、コットンを使う場合は適量より少し多めにつけましょう。
化粧水は、少量しかつけないとムラができてしまいます。500円玉程度が適量とされますが、製品によって異なるため、推奨されている量を確認しましょう。
量が多すぎてもすべて吸収できるわけではなく、浸透しなかった分は水分と一緒に蒸発して肌トラブルの原因となります。また、コットンを使う場合は繊維が化粧水を吸収し摩擦が起きやすくなるため、適量よりも少し多めにつけましょう。
化粧水を使うタイミング
洗顔後すぐに時間をあけず使用し保湿をしましょう。
洗顔は肌の汚れだけでなく、うるおいも洗い流してしまっている状態です。洗顔したままで放置してしまうと、すぐに肌は乾燥してしまいます。乾燥肌の場合、肌表面のバリア機能が低下しているため肌トラブルを招くこともあります。
なお、導入美容液などブースター化粧品を使用している場合は、順番が異なります。洗顔後にブースター化粧品を使い、そのあとに化粧水を塗りましょう。
化粧水の使い方まとめ
また、肌の悩み別に使用する化粧水の種類を変えると、肌トラブルの改善につながります。乾燥肌、脂性肌など自分の肌質を把握し、適したアイテムを使いましょう。
化粧水はスキンケアの基本です。製品ごとに推奨されている使用量を確認し、適量を毎日使うことが、美しい肌に近付く第一歩となります。









