お風呂上がりのスキンケア9ステップとポイントを解説

お風呂上りに一通りのスキンケアをしても、すぐに肌が乾燥してしまう。入浴後は暑いためスキンケアが終わるまで時間がかかってしまう。このような悩みを持っている人もいるでしょう。

お風呂上りの肌は乾燥しやすくデリケートな状態であり、お風呂から出たらスピーディーにケアを終わらせることが重要です。そのため、スキンケアの手順を把握して、ポイントをおさえておきましょう。

ここでは、お風呂上りにうるおいを保つための、適切なケア方法とポイントをご説明します。

この記事でわかること
・お風呂上りのスキンケア9ステップ
・お風呂上りのスキンケアのポイント

お風呂上がりはすぐにスキンケアをスタートしよう!

お風呂から出て10分間を目安にスキンケアをしましょう。

顔や身体を洗うと必要な皮脂まで落されている状態で、肌表面の角質に油分の膜がなくなっています。入浴後の肌は水分が逃げやすく、デリケートで乾燥しやすい状態です。

そのため、お風呂からあがったらすぐにスキンケアを行わなければなりません。10分以上たつと徐々に水分量が減って乾燥が進み、時間の経過によって入浴前を下回ってしまいます。肌のうるおいを保つためには、10分以内にスキンケアを済ませることが基本です。

しかし、小さいお子さんがいてすぐにスキンケアができないといった人もいるでしょう。そうしたケースでは、先に美容液や化粧水だけでも塗っておくと乾燥を防げます。

お風呂上がりのスキンケアのステップは?

お風呂上りのスキンケアは、基本的に以下の9ステップで行っていきます。

  1. 1. 髪の毛をタオルドライ

  2. 2. 身体の水分を拭き取る

  3. 3. スキンケアの前に汗を引かせる

  4. 4. 化粧水を塗る

  5. 5. フェイスパックをつける

  6. 6. ボディオイル・クリームで身体を保湿する

  7. 7. 美容液を塗る

  8. 8. 乳液・クリームを塗る

  9. 9. ヘアドライヤーで髪を乾かす

それぞれのケア方法とポイントをチェックしていきましょう。

1.髪の毛をタオルドライ


髪をタオルで包み、優しく拭いていきましょう。

ドライヤーをあてる際に髪がぬれていると、熱を長時間あてることになり髪が傷んでしまいます。そのため、お風呂からあがったらまずはタオルで軽く水気をきっておくことが大切です。

ただし、強くこすると摩擦で髪が傷み切れ毛や枝毛の原因になります。吸水性の良いタオルを使用し、優しくもみ込むように水分を拭き取りましょう。

2.身体の水分を拭き取る


清潔で吸収力の良いタオルで水分を拭き取ります。

不衛生なタオルを使うと、肌トラブルを起こしかねません。また、吸収力が悪いと水分がうまく拭き取れず、水滴とスキンケアアイテムが混ざり合ってしまいます。

そのあとに行うスキンケアの効果を最大限に発揮するためにも、清潔なタオルで優しく身体を拭いておくことが大切です。

3.スキンケアの前に汗を引かせる


汗をかいている場合は、首回りを冷やすといった工夫をして汗を引かせるか、プレ保湿をして乾燥対策をしましょう。

汗をかいている状態で化粧水をつけると、混ざり合ってしまい角質層まで浸透しなくなります。そのため、スキンケアにうつる前に汗を引かせることが重要です。

汗を引かせるためには、以下のコツを試してみることがおすすめです。

  • ぬれタオルで首回りを冷やす
  • 手足に冷水をかける
  • 口に氷をふくむ

タオルでごしごしとこする、扇風機の冷風を顔に直接あてるなどは、肌の刺激になるため注意しなければなりません。

夏場で汗が引かないときは?
なかなか汗が引かない場合は、導入美容液やミスト化粧水でプレ保湿をすると、乾燥対策になります。


4.化粧水を塗る

肌が温まっているうちに、化粧水を塗っていきましょう。

まずは顔から先にスキンケアを始めます。水分を補給して肌を柔らかくするため、化粧水からつけていきましょう。化粧水は温まっていたほうが浸透しやすいため、肌が冷えてしまう前につけていきます。

また、導入美容液や導入化粧水を持っている場合は最初に使いましょう。導入化粧品をつけることで、次に使うアイテムの浸透が良くなります。

顔は身体に比べてキープできる水分量が少ないため、できるだけ早くスキンケアをスタートさせることが大切です。

 あわせて読みたい 化粧水の使い方については、こちらをご参照ください。




5.フェイスパックをつける


フェイスパックは、美容液や乳液といった油分の多いアイテムの前に使用しましょう。

とくに使用手順の記載がない場合は「化粧水→パック→美容液」の順番で行います。ただし、洗顔後すぐに使用するタイプもあるため、推奨手順を確認しておきましょう。

フェイスパックは美容成分や水分を効率的に補給できるほか、先につけた化粧水を閉じ込めて浸透しやすくする効果もあります。

フェイスパックをつける時間は?
フェイスパックは使用時間を守ることが重要です。長時間つけていると、逆に肌の乾燥を引き起こしかねません。


6.ボディオイル・クリームで身体を保湿する

フェイスケアをしている内に身体も乾燥し始めます。入浴後の乾燥した肌を、ボディオイルやクリームで全身まるごと保湿しましょう。

とくに、脛や肘、膝、足の裏といった部分は乾燥しやすい箇所です。乾燥による肌トラブルを起こさないためにも、塗りムラがないようにつけていきましょう。

化粧水の浸透を待っている間や、フェイスパックをつけている間にボディケアを行うと、時間を有効に活用できます。お風呂上がりのスキンケアは時間をおかずに行うことが大切であり、ボディケアも合間に行うと効率的です。

 あわせて読みたい ボディミルクの使い方については、こちらをご参照ください。





7.美容液を塗る


顔に化粧水が浸透したら、自分に必要な美容成分を含んだ美容液をなじませます。

スキンケアの順番は、水分が多いものから油分の多いものの流れで行うことが基本です。そのため、化粧水⇒美容液⇒乳液・クリームの手順でケアをします。

夜のお風呂上りに行うフェイスケアは、日中に受けた紫外線や乾燥ダメージをケアすることが目的です。改善したい特定の悩みにあわせて、最適な美容液を選びましょう。

 あわせて読みたい 美容液の使い方については、こちらをご参照ください。



8.乳液・クリームを塗る


化粧水や美容液で補った水分や美容成分を閉じ込めるため、必ず最後に乳液やクリームをつけます。

水分や美容成分を補給しても、そのままにしていては蒸発してしまいます。油分の多い乳液やクリームを最後につけることで、油分で表皮に膜をつくり、水分や美容成分の蒸発を防ぎます。

乳液やクリームを選ぶ際は、肌の状態にあわせることが大切です。乾燥がひどいときはこってりとしたものを、夏は軽めのテクスチャーのアイテムを選ぶなど、使い分けてみましょう。

 あわせて読みたい 乳液の使い方については、こちらをご参照ください。




9.ヘアドライヤーで髪を乾かす


髪を自然乾燥させると傷んでしまうため、スキンケアが終わったらすぐにドライヤーで乾かしましょう。髪を乾かしている間に肌が乾燥する恐れもあるため、基本的にはスキンケアのあとにドライヤーをします。

ぬれたままの髪は、キューティクルが開いた状態です。そのまま放置していると髪が傷んでしまうため、ドライヤーでしっかりと乾かします。

スキンケア中に髪が乾いてしまう場合は?
スキンケア中の髪の乾燥が気になる場合、ぬれた髪を覆うようにタオルを巻きつけると効果的です。できる限り水分が蒸発しないように工夫することがヘアケアには大切です。

お風呂上がりのスキンケアのポイントは?

お風呂上りのスキンケアの方法や手順のポイントを紹介します。効果的なケアのために要点をおさえておきましょう。

肌を擦らないよう優しくケアする


摩擦は肌にダメージを与えるため、ゴシゴシとこすってはいけません。

お風呂上がりの肌はデリケートな状態です。顔や身体といった場所に関係なく、摩擦が起こると肌を傷つける恐れがあるため、どの工程であっても強くこすらないよう注意しましょう。

身体を拭くときは、柔らかく吸水性の高いタオルを使うことが大切です。また、化粧水や乳液を塗るときは、量が少ないと摩擦を起こしてしまうため、適量を優しくつけていきます。

油分を含んだアイテムでしっかりと肌を保護をする


就寝中の乾燥を防ぎ、日中のダメージをケアするために、油分で肌を保護しましょう。

お風呂上がりのスキンケアは、日中に受けた紫外線やほこりなどのダメージから肌を保護することが目的です。また、就寝中は肌が無防備な状態であり、乾燥しやすくなっています。

そのため、乳液やクリームといった油分を多く含むアイテムで肌の表面にフタをしましょう。化粧水やフェイスパックだけでは就寝中に水分が蒸発して乾燥してしまう恐れがあるため、乳液やクリームといった油分を含んだアイテムを使いましょう。

肌を擦らないよう優しくケアする


摩擦は肌にダメージを与えるため、ゴシゴシとこすってはいけません。

お風呂上がりの肌はデリケートな状態です。顔や身体といった場所に関係なく、摩擦が起こると肌を傷つける恐れがあるため、どの工程であっても強くこすらないよう注意しましょう。

身体を拭くときは、柔らかく吸水性の高いタオルを使うことが大切です。また、化粧水や乳液を塗るときは、量が少ないと摩擦を起こしてしまうため、適量を優しくつけていきます。

油分を含んだアイテムでしっかりと肌を保護をする


就寝中の乾燥を防ぎ、日中のダメージをケアするために、油分で肌を保護しましょう。

お風呂上がりのスキンケアは、日中に受けた紫外線やほこりなどのダメージから肌を保護することが目的です。また、就寝中は肌が無防備な状態であり、乾燥しやすくなっています。

そのため、乳液やクリームといった油分を多く含むアイテムで肌の表面にフタをしましょう。化粧水やフェイスパックだけでは就寝中に水分が蒸発して乾燥してしまう恐れがあるため、乳液やクリームといった油分を含んだアイテムを使いましょう。

髪の毛はスキンケアが終わったタイミングで乾かす


ドライヤーの熱が顔にあたると肌の乾燥が進んでしまうため、スキンケアのあとで髪を乾かします。

髪の乾燥やダメージを防ぐため、先に乾かしたいと思う人もいるかもしれません。しかし、ドライヤーは髪だけでなく必然的に顔へも熱風があたってしまいます。そのため、スキンケアを先に済ませることが基本です。

どうしても髪を先に乾かしたい場合は、導入化粧品や化粧水だけでも先に塗り、乾燥を予防しましょう。

お風呂上がりのスキンケアは効率よく保湿をしよう

お風呂上りは必要な油分まで洗い落とされ、水分が逃げやすく乾燥しやすい状態です。そのため、スキンケアの手順とポイントをおさえておくことが必要となります。

入浴後のスキンケアはタオルドライから髪をドライヤーで乾かすまでが一連の流れです。
どの工程においても肌をこすらないように優しくケアしながら、油分を含んだアイテムも使用して水分が蒸発しないように肌を保護します。

お風呂上りは10分以内にスキンケアを済ませるためにも、効率よく保湿をしましょう。