化粧水の適量とはどのくらい?適量を見極めるサインも紹介
化粧水はスキンケアの基本アイテムではあるものの、どれくらい付ければ良いのかよく分からないまま使っているといった人もいるのではないでしょうか。
化粧水を効果的に使うためには、適量を守ることが重要です。一般的には500円玉程度が適量とされていますが、付け方や肌質に応じて最適な量に調整することが必要となります。
ここでは、化粧水の適量やそれを見極めるサインについて説明します。
・付け方別、肌質別の適量目安
・適量を見極めるサイン
・適量を守らなかった場合の影響
化粧水の適量の目安
化粧水はアイテムごとに推奨されている量を使用することが基本です。効果を最大限発揮するには、正しい量を守って保湿することが大切です。
「適量」とだけ表記されている場合は、500円玉硬貨くらいの量を目安にしましょう。
ただし、付け方や肌質などによって最適な量は異なります。ここからは、コットンや手での付け方別、肌タイプや季節ごとなどにわけて適量の目安とポイントを解説します。
付け方別の適量
コットンで付けるときは、一般的な適量よりも多めにとることがポイントです。繊維が化粧水を吸収してしまうため、通常の適量では足りないことがあります。さらに摩擦が起こりやすくなるため、コットンを十分に湿らせましょう。
手で付ける場合は500円玉硬貨くらいの量で問題ありませんが、2回ほどに分けて使用するのがポイントです。一度に500円玉硬貨程度の量を出すと、手のひらからあふれてしまう恐れがあるため、調整しながら付けましょう。
コットンの正しい使い方に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
肌質別の適量
乾燥肌や脂性肌など、肌質や肌の状態に応じて量の調整が必要です。季節によっても肌の状態は変化するので、それに合わせて使用する量も調整しましょう。
例えば、乾燥肌の人や冬に肌のかさつきが気になるのであれば、一般的な量よりも多めに付けると効果的な場合があります。
一方でオイリー肌の場合、量は一般的な適量で問題ありませんが、べたつきを抑えるためにさっぱりタイプの化粧水を使うのがおすすめです。
肌の状態にあわせながら、手で触ったときに潤う感覚があるまで、少しずつ量を調整することがポイントです。
化粧水の適量を見極めるサインとは?
塗った化粧水が適量なのかは、手のひらで肌を触り、ひんやりとして吸い付いてくる感覚があるかで判断します。
化粧水が浸透すると肌の温度は下がります。そのため、付ける前よりもひんやりと温度が下がった感覚があれば、化粧水が浸透している証拠です。
また、付けたときに肌がモチッとして手に吸い付いてくるような感触になったら、保湿がされている目安となります。
化粧水が肌になじむまでの時間は1~2分程度を目安とし、十分に水分を補給できたら、乳液やクリームで保湿成分をプラスするといった次のステップに移りましょう。
化粧水の適量を守らないと肌はどうなる?
化粧水の量が多いとバリア機能の低下、少ないと保湿効果の低下といった肌トラブルを招いてしまいます。
たっぷりと付けて保湿したほうが効果的と考える人もいるかもしれませんが、実際は逆効果です。化粧水をつけすぎると肌のバリア機能が低下して乾燥を引き起こし、かゆみやニキビ、たるみなどにつながりかねません。
一方、化粧水が適量よりも少ないと、次のような状態になりやすいです。
- 肌に必要な水分が不足し、乾燥が進む
- 化粧水が持つ保湿効果を十分に得られない
- 化粧水が手肌にも吸収されてしまい、顔に水分が行き渡らない
- コットンだと摩擦を与えかねない
「たくさん使った方が潤いそう」「量を減らして節約」とどちらも考えがちですが、どちらも肌トラブルの原因となるので、適量を守って使いましょう。
化粧水をつけすぎた場合どうなるかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
適量を守っても正しい使い方をしないと効果が半減!
適量を守ったとしても、正しい手順で使わなければ効果が半減してしまうため、使い方にも注意しましょう。
以下が手で化粧水を付ける場合の基本的な使い方です。
- 1.適量を手もしくはコットンにとる
- 2.額・両頬・あご・鼻に化粧水をのせる
- 3.内側から外側、下側から上側へ化粧水を全体に行き渡らせる
- 4.手のひらで包み込むようにプレスして浸透させる
最後に手のひらで触り、肌がひんやりと吸い付く感覚があれば、肌に浸透しているサインです。
化粧水の正しい使い方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
化粧水の使用量の目安:まとめ
化粧水はメーカーが推奨している量を守ることが基本ですが、指定がない場合は500円玉硬貨程度を目安にして使いましょう。
ただし、コットンで付ける場合は摩擦を起こしやすいため少し多めに出し、手で付けるときはあふれないように2回ほどに分けて使うことがポイントです。また、肌がひんやりとして吸い付いてくるような感覚があるか確認しながら、肌の状態に合わせて量を調整することも必要となります。
適量を守らないと肌トラブルを引き起こす恐れもあるため、化粧水の量には気をつけて使用しましょう。









