コロナの影響でグミュントの街では日常生活に大きな支障が出ております。不要不出の外出粛清による軟禁生活を強いられ、コラムを書こうにもテーマが見つかりません。やむなく拙宅の狭い庭を見渡して、「春遠からじ」の花がいくつか咲いているのを見つけ、これを取り上げることにしました。
まず皆様よくご存じのラッパスイセンです。花を咲かし始めた途端、気温が大幅に下がり(最高気温プラス5℃最低気温マイナス5℃)これが三日三晩続いて、完全にダウンしてしまいました。「一晩ならマイナスでも大丈夫だろうけど三晩だとダメだろうな…蕾だったらいいんだけど開花してしまったし…」とは家内の予想でしたが、その後気温が最高、最低とも10℃ほど上がり、三日ほどしてスックと立ち直ったのには驚きました。ラッパスイセンはドイツ語でOsterglocke (直訳しますと「復活祭の鐘」)といい、道理で『復活』したわけだと妙に感心しました。
3月23日午前7時(日陰になっています)
3月30日午後2時(日光が当たっています)
次はスハマソウです。ドイツ語でLeberblümchen, 直訳すると「肝臓小花」。どう見ても肝臓
というイメージではありません。花が落ちた後、3枚の葉が見えてくるのですが(写真右)
3月17日午後5時
3月31日午後1時
この葉の形が肝臓の形に似ているので、この名前が付いたのだと家内が言います。肝臓には右葉、左葉があるし…と言われても、肝臓を口にしない小生にはよくわからず、人体解剖図鑑を見てもなおさらです。この植物の学名がAnemone hepaticaでhepar は確かラテン語で肝臓を意味していたことを思い出し、とりあえず納得することにしました。
スハマソウから数メートル離れたところにキバナノクリンザクラ(黄花九輪桜)がいくつか花を付けていました。ドイツ語で Echte Schlüsselblume (直訳しますと純正鍵花、名前は花が密接しているところから鍵束を連想させるのが由来らしいです)、学名はPrimula veris。プリムラというとふつう園芸店などで多く出回っている色とりどりの栽培されたものを指しますが(Primula vulgaris)、薬草の場合はEchte Schlüsselblumeと呼んではっきり区別し、花は黄色です。
おしまいに Sedum telephium を紹介します。ドイツ名:Purpur-Fetthenne(直訳:赤い太っためんどり、由来不明)、和名:わかりません。どなたかご教示ください。春先には写真のようなかわいい容姿を見せてくれますが、秋には小さな赤い花を多数咲かせまして、春と秋のギャップが大きいです。毎月この植物の写真を撮って、秋にまとめてこのコラムに載せたいと考えております。a









