リンパマッサージにおすすめのオイルとは?選び方のポイントも解説!
リンパマッサージには、オイルを使用すると滑りが良くなります。オイルは原材料によって特徴がさまざまです。含有されている成分によって効果も異なるので、マッサージには自身に合ったオイルを選びましょう。
本記事ではリンパマッサージにおすすめのオイルの種類や、選び方のポイントを解説します。
・リンパマッサージでオイルを使用するメリットがわかる
・リンパマッサージにおすすめなオイルの種類がわかる
・オイルを選ぶポイントや注意点がわかる
目次
- 2-1.
- ホホバオイル
- 2-2.
- スクワランオイル
- 2-3.
- アーモンドオイル
- 2-4.
- アルガンオイル
- 2-5.
- グレープシードオイル
- 2-6.
- ココナッツオイル
- 2-7.
- マカダミアナッツオイル
- 3-2.
- 悩みに合わせて選ぶ
リンパマッサージにはオイルを使用しよう!
オイルを使用してリンパマッサージをすると肌への刺激や摩擦を軽減できます。赤みや肌トラブルのリスクを抑えられるのでおすすめです。
また、マッサージオイルを使用すると滑りが良くなり圧をかけやすくなる点もメリットです。効率よくリンパの流れを整えられます。
ほかにも、肌の乾燥を防いでくれる役割があります。特に乾燥肌の人は、保湿力の高いオイルを選ぶのがおすすめです。オイルの成分によっては美肌効果も期待できるので、目的に応じて選ぶと良いでしょう。
リンパマッサージにおすすめのオイルの種類
オイルにはたくさんの種類があります。リンパマッサージにおすすめのオイルとそれぞれの特徴を表にまとめました。
オイル名 | テクスチャー | 向いている肌質 | 美容効果 |
ホホバオイル | ベタつきにくく、サラサラとしたテクスチャー | すべての肌質 | 肌にうるおいを与え、肌のバリア機能を高める |
スクワランオイル | さらっとしていて、軽めなテクスチャー | すべての肌質 | バリア機能を高め、肌を柔らかくする |
アーモンドオイル | なめらかで軽く、ベタつきも少ない | 敏感肌や乾燥肌 ニキビ肌の人には不向き | 肌の炎症を和らげ、メラニンの生成を抑える |
アルガンオイル | のびが良く、軽い | すべての肌質 | 美白効果やアンチエイジング効果 |
グレープシードオイル | 肌なじみの良い、さらっとしたテクスチャー | 脂性肌 すべての肌質 | 毛穴詰まりの軽減や、肌のバリア機能を高める |
ココナッツオイル | さらっとしたものや、重めなものまで | 乾燥肌 | 保湿効果や肌荒れを軽減させる |
マカダミアナッツオイル | べたつきにくく、さっぱりとしたテクスチャー | すべての肌質 | 抗炎症作用や保湿効果 |
ただし、肌に合うか合わないかは個人差が大きく、人によっては肌トラブルの原因となる恐れもあるのでご注意ください。それぞれのオイルについて詳しく解説します。
ホホバオイル
アメリカやメキシコの砂漠に生える「ホホバ」という種子から生成するオイルで、乾燥地帯でも自生する強い生命力を持った植物です。サラサラとした質感のため油っぽくなく、べたつきが気になる方におすすめです。
ホホバオイルは皮脂をコントロールする作用を持ち合わせています。オイリー肌では皮脂の抑制、乾燥肌では皮脂分泌を促進してくれるので、どんな肌質の人でも使いやすいでしょう。
保湿効果以外にも抗菌効果や抗炎症作用も期待できるので、ニキビや吹き出物などの対策にも向いています。防腐剤が配合されていない商品も多く、敏感肌の方でも安心です。
酸化しにくく、保存期間も1~3年とマッサージオイルの中では比較的長いので、使い勝手の良いオイルだといえます。
スクワランオイル
サメやオリーブに含まれる「スクワレン」に、水素を結合させ酸化しにくくしたオイルです。人の皮脂にも含まれている成分のため親和性が高く、すべての肌質の人におすすめです。
水のようなさらっとしたテクスチャーでべたつきにくく、伸びやすさが特徴です。スクワランには肌をやわらかく保ち、バリア機能を高める効果に期待できます。
保湿力も高いので、マッサージに利用しやすいオイルです。
アーモンドオイル
アーモンドの種子から抽出されるオイルで、古くから利用されています。低刺激で肌にも優しいので、敏感肌や赤ちゃんでも使用できます。
アーモンドオイルは、肌を柔らかくする作用をもつオレイン酸を80%ほど含んでおり、保湿効果が高いのが特徴です。また、ビタミンEが持つ抗酸化作用はエイジングケアにも役立ちます。
ただし、ニキビに悩む人は避けたほうが良いでしょう。ニキビのもととなるアクネ菌は、オレイン酸が好物のためニキビが増える可能性があります。
酸化しにくく安定性がありますが、保管方法によっては酸化を招くので、高温多湿を避けて涼しい冷暗所での保管を心がけましょう。
アルガンオイル
北アフリカのモロッコに生息する植物「アルガン」から採取できる植物油です。伸びが良く、なじみのいい使用感です。
アルガンオイルにはリノール酸やビタミンE、オレイン酸などが豊富に含まれています。
リノール酸は水分の蒸発を防ぎ肌を柔らかくしてくれるだけでなく、美白効果も期待できます。また、ビタミンEには抗酸化作用、オレイン酸には保湿作用があります。
グレープシードオイル
ブドウの種子を絞って抽出したオイルで、食用としても利用されています。ややしっとりめですが、肌なじみがよくさらっとしたテクスチャーです。
グレープシードオイルに含まれるリノール酸は、毛穴詰まりを軽減させる効果が見込めるので脂性肌の方にもおすすめです。また、抗酸化物質であるビタミンEやポリフェノールが含まれています。
アーモンドオイルやアルガンオイルと同様にビタミンEも豊富で、美容効果の高いオイルの一つです。
ココナッツオイル
ココヤシの実から抽出されるオイルで、中鎖脂肪酸を多く含んでいます。食品用のオイルはベタつきがありますが、スキンケア用はさらっとした質感です。
抗炎症作用や抗菌作用に優れており肌荒れを軽減する効果が見込めます。また、肌への浸透力が高いので保湿効果も期待できます。ほんのり甘い香りがするためリラックス効果もあり、マッサージに適したオイルです。
マッサージにはバージンココナッツオイルがおすすめです。生成されたオイルは添加物が配合されているものが多いので、体へ使用する際は未精製のタイプが適しています。
マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツの種子から採取されるオイルです。べたつきが少なくすべりが良いので、マッサージに適しています。
マカダミアナッツオイルに含まれるパルミトレイン酸は、水分の蒸発を防ぎ皮膚の乾燥を防いでくれます。抗炎症作用があるため、肌荒れや炎症にも効果が期待できます。
ほかにも、ビタミンAやEも含まれており、肌の調子を整えてくれます。
リンパマッサージのオイルの選びのポイント・注意点
リンパマッサージで使用する際の、オイル選びのポイントや注意点は以下のとおりです。
- 肌質に合ったテクスチャーのものを選ぶ
- 悩みに合わせて選ぶ
- 全身用か特定のパーツ用かは確認しておこう
最適なオイルを選ぶためにも、チェックしてください。
肌質に合ったテクスチャーのものを選ぶ
自分の肌質を理解してからオイルを選ぶと、使い心地の良いオイルを選べるでしょう。肌が乾燥しやすいのか、ベタつきやすいのかで判断するのがポイントです。
乾燥肌の方はこってりとして、重めのテクスチャーのオイルがおすすめです。オイリー肌の方には、ライトなさらっとしたテクスチャーが良いでしょう。
悩みに合わせて選ぶ
オイルの種類はたくさんあるので、期待できる効果もさまざまです。そのため、改善したい悩みに効果的なオイルを選びましょう。
例えば、エイジングケア効果を狙いたいならビタミンEが配合されたオイルがおすすめです。乾燥を改善して肌をしっとりさせたいときは、保湿性に優れたものが良いでしょう。
リンパマッサージだけでも冷えやむくみの改善には効果的ですが、悩みに合わせて最適なオイルを選ぶのがおすすめです。
全身用か特定のパーツ用かは確認しておこう
どの部位をマッサージするのか決めてから選ぶことがポイントです。
マッサージに使用できるオイルには、ボディケア用だけでなく、顔や足などのパーツ専用のものがあります。ボディ用や足用の製品を顔に使用すると刺激が強いため、注意してください。
どれを使用するか迷うときは、全身用のオイルを選ぶと汎用性が高いのでおすすめです。価格と相談して決めても良いでしょう。
リンパマッサージでおすすめのオイル:まとめ
リンパマッサージをする際は、肌への刺激や摩擦を軽減するためにオイルを使用するのがおすすめです。滑りを良くするだけでなく、乾燥を防ぐ役割もあります。
リンパマッサージにおすすめなオイルは数種類あるので、自身の悩みや目的に応じたものを選ぶのがポイントです。配合されている成分やテクスチャーを確認しておき、自分にとって最適なオイルを探しましょう。