化粧水はコットンと手どっちでつけるのがいい？コットンでつけるときのコツも解説！
化粧水をつけるとき、コットンと手のどちらを使った方がいいのか悩んだことはないでしょうか？違いが分からず、適した方法はどちらなのか迷っている人もいるでしょう。
コットンでも手でもスキンケアをするにあたって正しい塗り方をすることが重要です。つけ方が間違っていると効果を得られないだけでなく、肌トラブルを引き起こす恐れもあります。
今回は、コットンで化粧水をつけるといい理由や正しいつけ方やコツをご説明します。
・化粧水をコットンでつけるメリット
・コットンでの正しいつけ方とコツ
・コットンで化粧水をつけるときのよくある疑問
化粧水はコットンと手のどっちでつけるのがいい？
コットンでも手のひらでも正しくつければどっちもOK
コットンと手のひら、それぞれにメリットとデメリットがあります。そのため、一概にどちらがいいとはいえません。
しかし、どちらでも正しくつけることが重要です。つまり、コットンでも手のひらであっても、正しい方法でつければ基本的にはどちらでも問題ありません。
肌質によってはコットンの使用が良くないことも
ニキビ肌や敏感肌の人は、コットンの繊維が刺激になることがあるため要注意です。
コットンで化粧水をつけるときは、どうしても直接コットンを肌へ触れさせることになります。しかし、ニキビ肌や敏感肌の場合は刺激に対して弱いため、ダメージが加わってしまう恐れがあるでしょう。
肌質によっては、コットンにこだわらず清潔な手のひらでつけることがおすすめです。肌の状態にあわせて、適したスキンケア方法を選択しましょう。
化粧水をコットンで塗るのはなぜ？メリットとは
- ムラなくつけられる
- 角質オフできる
- 水分が浸透しやすい
コットンの塗り方やコツを確認するにあたって、まずはそのメリットや使う意味を理解しておきましょう。
手で塗るよりもムラなく化粧水をつけられる
化粧水は塗りムラなく顔全体に広げることが重要です。コットンを使用すると細かい部分にも化粧水をなじませられます。
顔には小鼻や目の周りなど凹凸があるため、手で均等に塗ることは簡単ではありません。とくに乾燥しやすい目や口元は、手のひらではうまくつけられないことがあります。
適量の化粧水をコットンにしみ込ませて顔に塗り広げていくことで、小鼻や目の周り、口元といった凹凸があって塗りにくい部分にも丁寧に化粧水をのばせます。
不要な角質をオフできる
コットンの繊維質が肌の古い角質を除去しやすくさせ、スムーズな新陳代謝へと導きます。
ターンオーバーが正常だと古い角質は新陳代謝によってはがれ落ち、新しい角質層と入れ替わります。生活習慣の悪化や加齢によってターンオーバーが乱れると、古い角質がたまってしまうことがあります。乾燥やくすみの原因は不要な角質が肌にたまることです。
コットンを使うと繊維が古い角質をからめとり除去しやすくなります。ターンオーバーを正常に保つサポートをするため、肌の新陳代謝をスムーズにすることにもつながります。化粧水をまんべんなく塗れるだけではなく、肌に不要な角質をオフできることもコットンを使用するメリットです。
水分が浸透しやすい
手と比較して、コットンを使用するほうが肌の角質層まで潤いを届けられることもあります。
手で化粧水をつける場合、表面をなでるように塗るかたちとなります。そのため、化粧水が角質層まで浸透しにくいこともあるのです。化粧水を肌にしみ込ませようと強くこするとダメージを与えてしまうことも少なくありません。
しかし、コットンであれば肌にギュッと押し込むことができ、角質層まで水分を十分に補えます。
コットンでの化粧水の塗り方
コットンに化粧水をたっぷり含ませる
まず、コットンの裏側まで湿るくらい、たっぷりと化粧水をしみ込ませます。
お気に入りの化粧水を長く使いたいからと使う量を少なくしてしまう人もいるかもしれません。しかし、コットンを使う場合、化粧水の量が少ないと摩擦が起こる恐れがあります。
そのため、少し多めにたっぷりと出すことがおすすめです。メーカーの推奨量にもよりますが、基本的には500円玉硬貨ほどの大きさを目安にし、コットンの裏側が湿る程度までたっぷり含ませましょう。
肌の中心から外側へ滑らせる
頬→額→目の周り→鼻筋→小鼻→あごから首の順で、内側から外側へと化粧水をしみ込ませていきましょう。
まずは左右の頬、つぎに額の順番で内側から外側へコットンを滑らせていきます。そのあとは、目の周りを中心から外側へ弧を描くように塗り、鼻筋を上から下へ、小鼻も忘れずにしみ込ませていきましょう。
そして、最後に乾燥が目立ちやすいあごの中心から外側に、首は下から上に向かってコットンでなでていきます。
最後にハンドプレスで浸透させる
コットンで塗り終えたら、手のひらで顔を包み込むようにして化粧水をなじませましょう。
指の腹や手のひらを肌に優しく密着させ、10秒程度そのまま顔を包み込んだ状態をキープします。ハンドプレスによって化粧水の水分と美容成分を角質層までしみ込ませるようにします。
肌が手にもっちりと吸い付き、表面が少し冷たい感じでになれば、化粧水がしっかりと馴染んだサインです。ハンドプレスでしみこませながら、肌の状態をチェックしましょう。
化粧水をコットンでつけるときのコツ
横長で持つ
コットンは横長にして中指と薬指ではさみ、繊維の流れにそって動かしましょう。
コットンの繊維は、寸法が長いほうへ一定方向に流れています。この流れにそって肌のうえをなじませることがポイントです。繊維の流れとは逆方向に動かすと、コットンが毛羽だってしまい、肌を傷つける可能性があります。
中指と薬指にのせて横長に持ち、繊維の流れとコットンの動かし方に注意して滑らせていきましょう。
摩擦による刺激に注意する
コットンで化粧水を塗るときは力を入れず、顔に優しく広げることが重要です。
コットンは手のひらと比べて、肌への摩擦を起こしやすいことが難点のアイテムです。強くこすると刺激になり肌にダメージを与え、乾燥や赤みなど肌トラブルを引き起こしかねません。
そのため、とにかく優しく染み込ませましょう。浸透力を高めようと、たたいたりこすったりしては逆効果です。過度な力を加えず、丁寧に肌へ化粧水を広げることを意識しましょう。
また、コットンの品質によっても摩擦の程度がかわります。刺激が気になる場合は、素材にも気を配りましょう。
化粧水をコットンでつける際によくある疑問
コットンの繊維が顔につくのはなぜ？
コットンの使用方法に原因があります。
コットンには繊維の流れがあり、寸法が長い方向に流れていることが基本です。繊維とは逆方向に動かすと毛羽立ってしまうため、コットンが顔にはりつく原因になります。
繊維の方向を意識し、コットンを横長に持つことが毛羽立ちを抑えるポイントです。コットンの向きと持ち方に注意して、きれいにつけるようにしましょう
コットンが吸収した分の化粧水がもったいない気がするけど...
化粧水の有効成分は肌に浸透しきっているため、もったいなくはありません。
肌につけたあともコットンはまだ湿っており、吸収した分の化粧水がもったいないと感じる人もいるでしょう。しかし、化粧水は乳液に比べて水分量が多く、使用後のコットンに吸収されて残っているのは、ただの水だけです。
肌に潤いを与える有効成分は、角質層に浸透しきっています。そのため、もったいないと思って無理に使おうとせず、顔全体につけたら捨ててしまって問題ありません。
肌荒れしているときはコットンを使わない方がいい？
肌が敏感になっているときは手でつけましょう。
コットンは手での使用に比べて、肌との摩擦が生じてしまいます。肌が敏感になっていて、ニキビや肌荒れを起こしているときは、コットンがより肌を刺激してしまうため、使用はおすすめできません。
肌の状態をチェックしながら、コットンで問題ないか、手のひらでつけるべきかを判断しましょう。
化粧水はコットンと手どっちでつける？まとめ
コットンの場合、ムラなく化粧水を浸透させながら、角質オフもできます。塗る方向や持ち方に注意しながら優しく化粧水をつけていきましょう。
ただし、コットンでつけるときは摩擦や肌の状態に注意しなければなりません。肌荒れしているときやニキビ肌・乾燥肌の人は、コットンの刺激によって肌がダメージを受ける恐れもあります。
肌の状態をチェックしながら、正しいつけ方で化粧水を塗りましょう。
