乳液だけのスキンケアは良い?悪い?肌への影響を解説

「乳液だけで簡単にスキンケアを終わらせたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし、乳液だけのスキンケアは、ニキビや肌の赤みなどさまざまな肌トラブルを引き起こしかねません。そのため、化粧水を含めて総合的にケアすることが不可欠です。

本記事では、乳液だけのスキンケアを行った場合、肌にどのような影響があるのかを説明します。美容に興味はあるけれど、乳液の効果についてはよくわからないという方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
・スキンケアは乳液だけでいいのか
・乳液だけのスキンケアが肌に与える影響



スキンケアは乳液だけでもいい?

スキンケアには化粧水、乳液、美容液、保湿クリームなどさまざまなアイテムがあります。それぞれの使い分けが面倒に感じられて、乳液だけですませたいと考えている、もしくは、乳液だけですませている方もいるかもしれません。

スキンケアは乳液だけでも問題ないのでしょうか? 詳しく説明します。

化粧水なしの乳液だけのスキンケアは基本NG

結論からいえば、乳液だけのケアでは基本的に保湿が足りません。化粧水も使った総合的なスキンケアをおすすめします

化粧水の主要な役割は、肌に水分を与えることです。これに対して乳液は、化粧水によって与えられた水分が蒸発しないよう、油分でフタをすることが主な役割です。

乳液にも水溶性の保湿成分は含まれていますが、油性の保湿成分がほとんどとなっています。そのため、乳液のみでは肌に必要な水分量を補えず、水分と油分のバランスが崩れて肌荒れや乾燥といったトラブルにつながる恐れがあります

健康な肌を保つためにも、化粧水だけ、乳液だけといったスキンケアは避けましょう。

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忙しい朝でも化粧水と乳液でケアしよう


何かと忙しい朝は、スキンケアの時間はできるだけ短くしたいですよね。しかし、朝のスキンケアも、化粧水と乳液の2ステップは最低限行うようにしましょう

朝の化粧水は、洗顔で清潔にした肌に水分を与えて状態を整えるほか、日中の乾燥やホコリ、花粉、紫外線などの外的刺激から肌を守る役割も担っているからです。また、化粧水と乳液でしっかりと保湿することで、化粧品ののりがよくなるという利点もあります

化粧水と乳液にプラスして美容液も使えれば、さらに理想です。けれど、時間がないのであれば、美容液はスキップして問題ありません。

美容液は、保湿や美白など特定の肌悩みにアプローチするための成分を高濃度に配合しており、スペシャルケアに位置付けられるアイテムです。化粧水と乳液のベーシックケアにプラスして特定の肌悩みをケアするためのものなので、必須ではありません。

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乳液だけのスキンケアをつづけると肌はどうなる?

乳液だけのスキンケアをつづけると、肌の水分量が足りなくなってしまいます。肌の水分量が20〜30%以下になると、乾燥以外にもさまざまな肌トラブルが起こりやすくなるため注意が必要です。

ここからは、どのような肌トラブルが発生するのかをチェックしていきましょう。

乾燥で肌が敏感になり赤みやかゆみが出る

乳液だけのスキンケアをつづけると、バリア機能の低下によって肌が敏感になり、赤みやかゆみが出てしまいます

肌には、さまざまな外的刺激からからだを守るバリア機能がそなわっています。しかし、スキンケアを乳液だけですませて肌の水分量が低下すると、バリア機能もダウン。ホコリや大気の汚れなどのわずかな刺激でも、肌がダメージを受けやすくなります。結果として、かゆみや赤みなどが出やすくなるのです。

過剰に皮脂が分泌されてニキビができやすくなる

乳液だけのスキンケアでは、肌の油分が多くなりニキビができやすくなるため注意が必要です。

肌の水分が不足すると、足りないうるおいを補おうとして皮脂が過剰に分泌されてしまいます。すると、肌のターンオーバーが乱れて毛穴の角質が厚くなります。角質が厚くなると皮脂が詰まって毛穴がふさがりやすくなり、アクネ菌が増殖してニキビができてしまうのです。

なお、化粧水を使わないかわりに適量以上の乳液をつけるのは逆効果です。乳液は油分が多いため、テカリ、ベタつき、毛穴詰まりなどの原因になり、ニキビや吹き出物、毛穴の黒ずみを招きます。

ターンオーバーの乱れによりシワやたるみが目立つようになる

乳液だけのスキンケアは、シワやたるみが目立つ原因にもなりかねないので気をつけましょう。

前項で説明したように、乳液のみのケアをつづけて水分が不足すると、肌のターンオーバーの周期が乱れます。すると、コラーゲンの生成もうまくできなくなるのです。

コラーゲンは肌にハリを与える成分です。不足すると肌のハリがなくなり、シワやたるみが目立つようになってしまいます。

トラブルのない美肌を保つためにも乳液のみのスキンケアは避けよう

化粧水は、肌にうるおいを届ける役割を担っています。そして乳液は、化粧水によって与えられた水分を閉じ込め、保湿する役割を担っています。

それぞれ異なる役割があるため、化粧水をつけずに乳液だけですませてしまっては、水分と油分のバランスを保てず、乾燥やニキビなどの肌トラブルにつながりかねません。

美肌を保つために、朝や時間がないときでも、化粧水と乳液の両方を使った総合的なケアを心がけましょう。

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