1㎏の卵のボックス

先だって家内の妹が農協直売店で卵を6個入りもしくは10個入りの箱を買おうとしましたら生憎売り切れで、止むなく1㎏のボックスを買い、家に戻って開けましたら大きさがバラバラの卵が入っていて驚いてしまったと写真添付のチャットで知らせてきました。

彼女の旦那がエンジニアで、こういったことは正確にチェックするという習癖があり、結果としてMサイズ(53~63g)が15個で872g、Lサイズ(64~73g)が2個で139g、合計すると 1011gで1kgをクリアしていて、MサイズもLサイズも標準タイプですので普通サイズのものを17個購入したことになり、特筆すべき事柄でもないということになりました。

ところが別の機会に再びこの1kgのボックスを買うと目を疑うような卵が入っていました。

中味はSサイズ(53g以下)が8個、Mサイズ(53~63g)が同じく8個、XLサイズ(73g以上)が1個、さらにXXLサイズ(120g以上)が1個で、合計1kgをクリアしているものの大きさはまちまちで特大のXXLがひときわ目立ちます(中央の列右端)。

なおXS(特小)とXXL(特大)は普通の店では買うことができず、これらの卵を買いたい場合は直接農家に足を運べば入手できるようです。サイズの特徴はXSとSは殻が固く、白身と比較して黄身が大きめで、香りがある、Mはスタンダード、LはMより少し大きく朝食向き、XLは殻が薄く、ごくたまに黄身が二つ入っている場合がある、XXLは殻がかなり薄いのでゆで卵には向かない、時折黄身が二つ入っていることがある…といった説明がネット上に出ていました。家内の妹によれば上記のXXLの卵には実際黄身が二つ入っていたとのことです。

小生なら入っている卵の大きさがわからない1kgボックスは購入しませんが、家内は「面白くていいじゃない、私だったら買うよ!目玉焼きを作ったら黄身が二つあった…なんて楽しくなるじゃない!次の機会に妹が買ってきてくれるって!」と予想外のことを言いだし、些細なこととはいえ感受性の違いを認識することになりました。(2023年4月)